どうもこんにちは!
皆さんと同じく1万円札が大好きな銭ゲバーズのタナカキミアキです。
福沢諭吉先生の人生哲学
一万円札の顔である福沢諭吉先生がもたらした考え方の一つを、哲学に近いのですが、少しおもしろく解説してみたいと思います。
意外と知られていない「天は人の上に人を造らず」に続くことば
しかし、たった4文字ですが、この続きがあります。
それは、「といへり」といえる4文字です。
現代風に言うと「と言われてますが」です。
これを知らない人が多いのですが、この後がさらにすごいのです。
「学問のすゝめ」は平等主義ではなく、問いかけだった
人の上に人を造らずとか、人の下に人を造らずなどと言われているけど、実際の世の中はどうかというと、賢い人、愚かな人、豊かな人、貧しい人、そして身分の貴い人、身分の卑しい人というような人がなぜいるのだろうという問いかけなのです。
「学問のすゝめ」は身分制度に対する問いかけ
「学問のすゝめ」は100万部売れています。
「職業に貴賎なし」といった石田梅岩先生も似たような人です。
江戸時代の身分制度「士農工商」の中で商人が非常に卑しいと言われているが、我々も社会貢献しているということで、「職業に貴賎なし」と言ったわけです。
福沢諭吉先生はもともと身分制度に卑しいという地位があることに一番問題視しているわけです。
無学なるもの貧人・下人
次に福沢諭吉先生は「生まれながらに平等だけど、無学なるもの、勉強しない人は貧しく、下っ端のままだ」ということを言っています。
今まで身分制度があって馬鹿な奴でもいい家に生まれていればそれでよかったかもしれないが、これからの明治時代は無学のものは貧しくなって、お前たちがいつも見下していたような下っ端の人間になるよ、というところが福沢諭吉先生の怖いところです。
馬鹿不平多し
今の時代に私がとても残念なのは、「小泉が〜」とか「竹中が〜」とか「が〜が〜」言う人たちです。
小泉政権は2006年に終わっています。
いまだに「小泉が〜」とか「竹中が〜」という人の生活がよくならないのは本当に小泉さんや竹中さんが悪いからではありません。
他責の暇があったら勉強しろ
「他責の暇があったら勉強しろ」と言ったのは、資生堂の福原会長です。
福原会長は「馬鹿不平多」と壁に貼っていたと言われています。
文明男子の目的は銭にあり
福沢諭吉先生の娘婿の福沢桃介、桃ちゃんの言葉です。
桃ちゃんが言うには福沢諭吉先生は、「文明男子の目的は銭にあり」と語っていると言っています。
ここだけ聞くと銭ゲバだのように思えますが、実はこれは資本主義のことで、資本を使って事業を興すという意味です。
娘婿の桃ちゃんはイケメンの女たらしなのですが、世の中をよくしていくということで、実際に100社以上の会社を作り、現在の中部電力や関西電力も桃ちゃんの会社です。
金を残すは下 事業を残すは中 人を残すが上
東京を作った後藤新平さんにも実は福沢諭吉哲学のようなものが出ていきます。
「金を残すは下、事業を残すは中、人を残すが上」
という人生観です。
金を残すだけの人生はくだらない、事業を残すというのも中ぐらいで、人を残す人生こそが最上であるということを遺言に近い形で残しています。
福沢諭吉先生の人生哲学:まとめ
福沢哲学にはこのように通じるところがある言葉がたくさん残っています。
みなさんも自分の人生観というものを見直してほしいです。
不平不満ばかり言っていてもあなたの生活は良くなりません。勉強しない人は本当にどん底に落ちるということです。
150年前に出された言葉ですが、非常に勉強になるところがたくさんあります。
結局は勉強しろ、そして事業を残せ、そして人も残せということです。
現在行われている45歳リストラが本当にいいことなのか。
本当に世の中の役に立っているか。
ということを考えて欲しかったので、久しぶりに福沢諭吉先生の言葉を出してみました。