人を雇用して、自分が思い描いた通りに動いてもらうことが、至難の業であることは、経営者であれば誰もが感じていることだと思います。しかしそれ以上に、外部の方と提携あるいは委託して、目標を達成するために、同じ目線で動いてもらうこと。この問題に悩んでいた当サイト編集長へ、名も無き経営者がくれた3つのアドバイスをご紹介します。
外部との連携作業は時として困難を極め易い
人を雇用して、自分が思い描いた通りに動いてもらうことが、至難の業であることは、経営者であれば誰もが感じていることだと思います。
しかしそれ以上に、外部の方と提携あるいは委託して、目標を達成するために、同じ目線で動いてもらうことは、更に至難を極める技です。
とはいえ、中小零細企業が限られた資源の中で、より一層大きなことにチャレンジしようとする時、私達は外部の自分がもたざる能力を持つ方々と、積極的に深く提携し、共に持続可能な道を探す必要があります。
筆者がそのような問題で悩んでいた時に、尊敬する名も無き経営者が、私にメールで伝えてくれたアドバイスを、本日は皆さんと共有したいと思います。
最小限のコストで、より多くのことを成し遂げてきた、名も無き経営者からもらったアドバイスは、次の3つでした。
他者と気持よく協業する際に必要な3つの視点
1)人はお金じゃ動かないことを意識する
最適なゴールの設定方法を勉強した事があります。
金銭をゴールに設定してしまうと、達成後のパフォーマンスが落ちるという研究結果が有ります。
なのでお金で人を釣るということは、基本的に考えません。
これまでの自分を超えれる事に喜びや達成感を感じてもらえるようにコミュニケーションしてます。
2)最適な評価を定期的に相手へ伝える
褒めるだけでなく、定期的に評価することを意識しています。
「何に満足してて、何に満足してないよ。」ということを、相手に率直に伝えるということです。
この際に、評価しているのはその人の業務能力であり、パーソナリティではないという事を、勘違いされないよう強く気を付けます。
3)パートナーがうまくいかないのは仕組みのせいと考える
初めの試用期間で大きな問題が無く発注がきまった後で、ワークフローがうまくいかないケースも、時として起こります。
この場合、発注者である「こちら側の仕組みや指示出しの問題」と考えます。
そのような場合は、通常のワークフローに戻せるように、自分自身の労力を厭わず、全力で軌道修正することを心がけています。
他者と目標を共有達成する喜びはプライスレス
低経済成長の元、私達のような中小零細企業の経営者が負担できる社会保障費は、非常に限られたものです。
そのコストは、ますます上がり続けています。
従って、人を雇うことに対するリスクは増え続けており(それでも採用は続けますが)、外部企業(個人)と上手に連携するスキルが中小企業には求められています。
完全なる外部との連携は非常にスキルを要するものですが、他者と高い目標を共有し、それを同じ事業の中で具体的な形とし、何かを成し遂げた時の感動は、お金に換えることができません。
名も無き経営者がくれたアドバイスが、読者の皆様誰かの役に立てば嬉しく思います。