後発者バンザイ!後発者が先行者にないチャンスを持つ理由

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 「このアイデアはひょっとしたらビッグビジネスになるのでは?」「世の中に良い変化を与えるビジネスモデルを発見した!」という瞬間を味わうことは心躍る体験です。とはいえ、その道には必ずと言って良いほど先行者がいます。先行者の良い点と悪い点を客観的に分析し、自分ならどう改善できるか考えられること、これは後発者の特権と言って過言ではないでしょう。後発者が先行者を追い抜いた事例を3つ紹介します。

いいアイデアは大抵他の誰かが先にやっている

 意欲的にビジネスへ取り組まれる読者の皆さんであれば、新規事業を生み出すべく新たなビジネスモデルへ常に思いを馳せていることでしょう。

 ビジネスは進化無くば、後退あるのみ。

 日々の験算を通じて、ついに「このアイデアはひょっとしたらビッグビジネスになるのでは?」「世の中に良い変化を与えるビジネスモデルを発見した!」という瞬間があるかもしれません。

 ところがすんなりうまく行かないのが世の中。

 実際に具体的な行動を起こそうとすると、実は自分と同じことを考えて先に実行へ移していた企業があったり、自分が構想を練っていたよりも優れたビジネスモデルを世の中へ提供している人がいたりするからです。

 しかしこれらの現実があったとしても、私達は決して落胆する必要がありません。

 何故なら自分が感じていたのと同じニーズを世の中に感じていた企業(人)がいたということは、そこに市場があることが実証されているようなものだからです。

 ではどうすれば良いのか?業界の先行者達に消費者が抱いている「もっとこうしたら良いのに」というニーズを満たすサービスを作れば良いのです。

 今日はこれらの考えを実証し、先行者を見事に追い抜いた3つの例をご紹介したいと思います。

業界の後発者が先行者を追い抜いた3つの事例

1)食べログ

 誰かと美味しいものを食べに行きたい時、仕事で行った先々で美味しいものと出会いたい時、食べログでお店を比較する人は多いはずです。

 しかし食べログはグルメサイトの後発組であり、先行者として「ぐるなび」と「ホットペッパー」というグルメサイトの巨人がいました。

 両者はどちらも飲食店側から情報を発信するガイド型サイトであったのに対して、食べログは消費者が感じていた「リアルな消費者発信の情報を集める」ニーズを取り入れ、クチコミ型サイトを運営することにより、月間訪問者数で先行する2社を追い抜くことに成功しました。

2)フェイスブック

 ソーシャルメディアの代表格といえばフェイスブックです。今では全世界で14億人近くの人が利用しています。

 しかしフェイスブックもソーシャルメディアの世界では後発組です。

 フェイスブック以前に、北米ではフレンドスターやマイスペースというソーシャルメディアが隆盛を極めていたのです。

 特にマイスペースは「音楽好きの集まるSNS」というコアな利用者層を抱えていましたが、使い勝手の悪さやスマートフォンの隆盛時代に遅れたことで、スマホに対応し「実名登録とリアルな繋がり」を重視するフェイスブックに追い抜かれてしまいました。

3)アマゾン・プライムミュージック

 11月18日(水)に、アマゾンは日本で定額制音楽配信サービス「プライムミュージック」をスタートしました。

 この業界には既にアップルやAWA、それにラインが参入しています。しかし先行者達とプライムミュージックでは決定的な違いがあります。

 既に同サイトのプライム会員(有料:年会費3,900円)は、ECにおける利便性を享受し、なおかつビデオ・音楽を無料で視聴できるのです。

 他のサイトの殆どが、音楽配信のサービスのみで、アマゾンのプライム料金より高いお金を払って利用するしかありません。(2015年11月19日時点)

 先行者達にとってシビアな闘いが待っているのは間違えなさそうです。

最後は顧客がどちらを選ぶかで全てが決まる

 最初の話に戻りますが、私達が考えぬいて発見した素晴らしいアイデアは大抵の場合、他の誰かが必ずと行っていいほど実行しています。

 しかしながらその事実は、私達が進もうとする道を阻む決定的な要素とはなりません。

 同じ業界で挑むサービスだとしても、最終的にサービスを選択する権利を持つのは顧客です。

 リアルに顧客視点を思い描き(熱烈に妄想し)、徹底的に先行者の良い点と悪い点を客観的に洗い出し、自分ならどう改善できるか考えられること、これは後発者の特権と言って過言ではないでしょう。

 先行者は既にビジネスモデル(特に収益モデル)を直ぐには変え難い状況である場合も多く、貴方が顧客の指示を得るチャンスは十分にあります。

 熱烈に考え、顧客に信じられないメリットを及ぼすアイデアに気がついた時点で、貴方は既に主体的な行動者であり、新たな市場を生み出す特権者なのです。

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