余裕が出た6月末だからこそ、少し遅れて5月病に罹ったり、仕事にイマイチやる気が起きない人が出やすいのが、ジトーっとした梅雨も絡むこの時期である。
もしやる気が起きない時は、前頭連合野を活発化させるために以下の2つを意識してみよう。
2)他人に褒めてもらう
ドーパミンが分泌しやる気スイッチが入りやすくなるだろう。
やる気スイッチをオンにする前頭連合野とは
6月も後半に入り、4月から新年度入りした会社も少し落ち着いてきた頃だ。
余裕が出た今だからこそ、少し遅れて5月病に罹ったり、仕事にイマイチやる気が起きない人が出やすい。ジトーっとした梅雨がこれに追い打ちをかける。
そんな時にお勧めの「やる気スイッチをONにする良い方法」がある。
脳の「前頭連合野」と呼ばれる部分の働きを活発にすることだ。
前頭連合野とは、五感を通じて集まった情報を理性的に整理・統合する脳の一部分で、脳に与えられる情報に基づいて様々な価値判断や意志決定をする「身体の司令塔」である。
ダメージを受けると、人格や情動の障害を生じるとともに知的機能の障害もみられるほど、前頭連合野はカラダに対して大きな影響力を持っている。
人間として社会活動を行っていくための動機付けを行い、集中力とやる気を生む機能を持つと考えられている。
今すぐできる前頭連合野を活発化させる方法
やる気が起きないない時(時期)に、前頭連合野の働きを活発にする方法は簡単だ。
例えば貴方に大好きなアーティストがいるならば、そのアーティストのPVを好きなだけ観れば良い。そうすることで、前頭連合野が活発に働き、やる気が出て集中力がUPする。
自分にとって快感を感じることを行うと、脳内では快感に関わる脳内ホルモン(ドーパミン)が大量に分泌される。
ドーパミンは前頭連合野の認知機能に働きかけ、前頭連合野の働きが活発になり、集中力ややる気が増大する。
この方法を良く実践しているのが、スポーツアスリート達である。
彼らは極度の緊張に陥る試合前に、他をシャットアウトし音楽を聴くことで、自然に集中力を高める。
特に経営者は「やる気がでないから仕事ができない」「モチベーションが上がらないからお金のことをこれ以上考えたくない」とは言えない立場にいることが多い。
追い詰められることが多い人間ほど、自分をおもいっきり発散することにより、意図的に前頭連合野を活発化させる必要がある。
前頭連合野は自己肯定を行うことでも活発に
ドーパミンは「その行為が楽しくなる→やる気が出る」というときに脳内で活動をするホルモンでもある。
よく、人をほめて伸ばすというが、それはドーパミンの前頭連合野に対する活発化作用を利用した人材育成とも言えよう。
この方法で行くと手っ取り早いのが、自分を肯定する場所に行ったり、褒めてくれる人と会うことである。
自分の原点となる場所に行きリフレッシュすること、恩人と会い話を聞いてもらい褒めてもらうこと、奥さんにリクエストして大好きな料理を作ってもらうこと、など自分を褒める手段は貴方の周りにたくさんあるはずだ。
もしやる気が起きない時は、前頭連合野を活発化させるために1)自分の好きなことをやる、2)他人に褒めてもらうを意識してみよう。