若い人ほど臆することなくカタカナ語や横文字を使うことが多いもの。しかしあなたが年長者であるなら、年長であることのプライドが心の中で邪魔をして、素直に質問できないということも多いだろう。そんなときに使い勝手の良い言葉調べツールを3つご紹介しよう。時と場合によっては、若手にわからぬ言葉を素直に聞きながら、ツールを利用して自分の幅を広げたい。
若者の使う横文字が解らぬ年長者のジレンマ
若い人ほど臆することなくカタカナ語や横文字を使うことが多いもの。
分からない言葉を耳にしたとき、読者の皆様はどうするだろうか。質問する、後で調べる、そのまま忘れる、など様々あると思うが、”聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥”とあるように、できればその時点で疑問を解決するのが理想的だ。
しかし、年長であることのプライドが心の中で邪魔をして、素直に質問できないということも多いだろう。
そんなときに使い勝手の良い言葉調べツールをご紹介しよう。
よく解らぬ横文字を調べるのに有用なサイト
本稿ではカタカナ語や横文字の意味を調べられるツールを3種類ご紹介するが、業種や使う用語によって使い分けることで、スピーディに疑問を解決できる。そのため具体的な例を挙げてご紹介する。
1)ビジネス用語なら「ビジネス用語辞典 wisdom」
「今期のチームで持つKPIはどうしましょう?」と質問されたが、理解できずにはぐらかしてしまった。経営報告会でいつも「当社はオムニチャネル化を図っている」というが何を目指しているかわからない。といった、経営やビジネスに関する用語を調べる場合は「ビジネス用語辞典 wisdom」を利用しよう。ITや流通、小売など幅広く網羅されているので、多種多様なビジネスを扱っている企業の社員や、ビジネスを俯瞰する必要がある上層部の方におすすめだ。
2)IT用語なら「IT用語辞典 eWORDS」
とにかくパソコンやITに関する用語に弱い。「アスタリスク」「仮想化環境」「共有ディレクトリ」など、自社のIT担当部署と話をすると、半分以上わからない言葉が出てくる。そんな方におすすめなのは、「IT用語辞典 eWORDS」だ。IT用語に特化した辞典であることが特徴で、苦手意識のある方や、自社でIT関連部署を有するものの、報告などで分からない言葉がよく出てくる、といった上層部の方にぴったりだ。ただし苦手意識の強い方にとっては、言葉の説明文章にも拒否感を示す場合もあるため、その場合は素直にまわりの社員へ質問しよう。
3)読み方わからぬ言葉調べに「読み方プロトコル」
Web制作の現場へサイトをこうしてほしい、と伝えると出てくる「elseif」「alt」「height」という用語について、意味や使い方はわかっていてもどう読むかわからないため、電話などで修正の指示を出すのがためらわれる。といった方には、「読み方プロトコル」がおすすめだ。elseif(えるすいふ)、alt(おると)、height(はいと)など分かりやすくまとめられている。
素直に聴くのも若手を成長させる一手となる
その言葉の意味は何ですか?と素直に聞かれると若手は意外に嬉しく感じるもの。
説明すると自尊心が満たされ、仕事のモチベーションアップなど相乗効果も期待できる。その場で質問するのも若手を成長させる1つの手と成り得る。
ただし何度も質問すると、若手が面倒に感じる可能性も否めない。
部下のモチベーションアップのために時々質問し、それ以外はパソコンやスマホに紹介した3サイトを、いつでも開けられるよう準備をしておこう。