様々なM&A仲介業者がある中で、どの仲介業者を選べばよいか分からない方、少なくないと思います。
そんな中でおすすめしたいM&A仲介業者が「事業承継総合センター」です。
今回はこの事業承継総合センターについて、詳細を解説していきます。
事業承継総合センターとは
事業継承M&Aサービスは、大手人材会社のリクルートが運営するM&Aコンサルタントサービスです。
所属しているM&Aコンサルタントは、リクルート生え抜きというよりも、様々な業界経験を経てリクルートに入社したコンサルタントが多いです。
これまでの経験を活かして、M&Aに関わる有用な情報を提供してくれます。
事業承継総合センターの特徴
事業承継総合センターの特徴として、下記の点が挙げられます。
- M&A仲介会社、買手案件を比較して提案
- 着手金はトップ面談まで発生しない
- クローズドされたM&Aプラットフォームを使用
M&A仲介会社、買手案件を比較して提案
そのため、自社が抱えるM&A案件に加えて、他の仲介業者が抱えている案件も紹介することが可能です。
提携しているM&A仲介会社は約30社です。様々な案件を比較して、案件を紹介できる点、事業承継総合センターの強みとなっています。
事業承継総合センターと提携しているM&A仲介会社は、下記の条件に同意している優良仲介業者のみとなっています。
- 状況開示要求が可能
- クライアントへの重要事項説明の実施
- 利益相反回避措置の実施
- 成果報酬制
状況開示要求が可能
事業承継を進める中で、M&A仲介会社に不審な点が見つかった場合は、事業承継総合センターが間に入って、状況開示を要求することが可能になっています。
これにより、売主サイドはM&Aの状況を知ることができるので、安心して事業承継を進めることができます。
クライアントへの重要事項説明の実施
M&Aの際、仲介業者は売主に対して必ず重要事項を説明しなければなりません。
ただ、仲介業者の中には契約書のみを渡して、重要事項を説明しない業者も中にはいます。
事業承継総合センターが紹介するM&A仲介者は重要事項の説明を必ず行うことを徹底しています。
利益相反回避措置の実施
M&Aの際に、売主はなるべく自社を高く売却したいですが、反対に買手側は可能な限り安く買収を行いたいという状況で、互いの利益が相反する状態になりがちです。
事業承継総合センターでは、このような状況を回避するために、「利益相反回避措置」の実行を提携しているM&A仲介業者に求めています。
着手金はトップ面談まで発生しない
あくまでも「買手候補企業を売主側に紹介して初めて、M&A仲介サービスを提供することができる」というスタンスをもっています。
クローズドされたM&Aプラットフォームを使用
買い手企業が直接プラットフォームを閲覧することができない形式となっており、売手側がM&Aを検討していることが同業他社に把握されるリスクが低くなっています。
買手企業に直接案件を閲覧できるようにしてしまうと、売手企業が特定される可能性があります。
売手企業にとって、自社がM&Aを検討していることが漏れてしまうと、取引先や金融機関との関係が悪化してしまうことがあり、情報の漏洩はなんとしても避けなければいけません。
クローズドされたプラットフォームであれば、情報が買い手側へ漏れることはないので、安心してM&Aを進めることができます。
リクルート運営の事業承継センターはこちら※本サービスは新規事業提案制度から生まれたサービスで、継続は一定の期間をもって判断されます
事業承継総合センターの利用料金
料金の支払先は、事業承継総合センターと提携しているM&A仲介業者です。
事業承継総合センターが、提携しているM&A仲介業者の窓口となっている形になります。
事業承継総合センターは、M&A仲介会社から紹介手数料を受け取ることで利益を出しています。
そのため、売主から直接手数料をとならくても、案件を紹介することが可能になっています。
紹介されたM&A仲介会社によって、報酬支払いのタイミングが異なってきます。
トップ面談の段階で中間金が発生する業者もあれば、基本契約合意時に手数料が発生する業者もあります。
多くの仲介業者は、基本契約合意の段階で、最終的な報酬の10%を支払うケースが多いです。
売主の要望に応じて、最適な料金体系のM&A仲介業者を紹介してくれるので、比較した上で業者を選択できます。
M&A成約時に提携M&A仲介業者に支払う成功報酬は、下記のレーマン方式に準じて算出されます。
売買金額 | 報酬料率 |
5億円以下の部分 | 5% |
5億円超~10億円以下の部分 | 4% |
10億円超~50億円以下の部分 | 3% |
50億円超~100億円以下の部分 | 2% |
100億円超の部分 | 1% |
*最低成果報酬はとして「500万円」が設定されています。たとえば、譲渡金額が3,000万円の場合、手数料は「3,000万円×5%=150万円」となりますが、この金額は最低成果報酬金額を下回るため、手数料は150万円でなく「500万円」となります。
まとめ
事業承継総合センターは、M&A仲介業者を紹介することでM&Aをサポートする会社となります。
様々なバックグラウンドをもった専門コンサルタントも多く在籍しており、M&A成約に向けてサポートを行ってくれます。
リクルートによって運営されているM&A仲介サービスということもあり、信頼度は高いです。
どのM&A仲介業者を利用すれば良いか、なかなか決められない場合は、事業承継総合センターを利用してみることをおすすめします。
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