日経平均暴落 暴落時の投資鉄則おさらい

資産運用

 株安が止まらない。日経平均株価は16日(木)前日比-353円安、終値14,753円で取引を終えた。直近2ヶ月の上げ相場における上昇分を3週間で一気に消した計算となる。長期的な株価上昇路線に変更はないと思われるが、安易な買いは身を持ち崩す。暴落時の投資鉄則をおさらいし、お得で安全な投資を心がけよう。

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株安止まらず 安易に買えぬがチャンスあり

 

 株安が止まらない。日経平均株価は16日(木)前日比-353円安、終値14,753円で取引を終えた。
 
 日経平均株価は8月から9月後半まで2ヶ月をかけ上昇相場を作ったが、3週間でその上げ幅が全て消えた。
 
 筆者が執筆している今現在のNYダウ先物、日経平均先物も大幅に下げているため、明日17日(金)も軟調な相場が続く可能性が高い。
 
 短期では日足が窓を3つ空けて下げ相場を演じているため、近いうちにリバウンドが入るであろうが、一旦大幅な下げ相場に入った市場は、何回か上げ下げを繰り返し、大底をつけるまで旨味がない。
 
 株式の運用で飯を食べているのでもない限り、経営者に株を見る暇はほとんどなく、本気になれば精神的にも良くない。
 
 日経平均株価は8月につけた下値を割っているので、安易に今のタイミングで株を買うことはおすすめしない。
 
 ただし、本格的なリバウンドが始まるタイミングを見計らえれば、大きな利幅が狙える。
 
 暴落時に安全な投資をするための鉄則を踏まえた上で、お得な投資は一考だ。

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暴落時 お得に株を買うための鉄則

 

1)余裕資金で投資する

 
 株が安いから自分の資金をどんどんつぎ込むようなことは禁物だ。よく言われるのは消費税を払ったと思える範囲を限界にするくらいのポートフォリオに資金を留めることだ。
 

2)割安銘柄を徹底的にチェックする

 暴落相場では上場している企業の株が全体的に売られる。場合によっては、業績が好調、現金資産が豊富、有利子負債がない、今後業界として伸びる、といった好条件を備えているにも関わらず、それを無視して株価が下がっている企業もある。わざわざ割高な会社の株を買う必要はない。現時点でも大幅に割安でお得な企業が多いので、ひきつけてどこまでお得に投資できるか今からチェックしておきたい。
 

3)信用取引に手を出さない

 余裕資金で投資することに通じるが、信用取引(証券会社から借金をして株を買う)はおすすめしない。株の運用で値動きをコントロールすることは不可能。現物なら投資した資金以上の損失は生まれないが、信用取引を利用すると、予想外の下げで自分の投資額を大幅に上回る損失が生まれてしまう可能性がある。暴落時はリスク優先の投資を心がけよう。

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余裕資金で賢く運用 NISA講座もあり

 

 最後にほとんどの方がご存知と思うが、少額投資非課税制度(NISA)を利用した口座を、この機会に持つことを検討してもよい。
 
 2014年から「貯蓄から投資」へお金の流れを変えるための国策として生まれた制度であり、一年あたり投資総額最大100万円までが非課税となる。(複数年での投資限度額は500万円まで)
 
 いずれにせよ、株価を見なくても精神的・資金的に会社の運営がスムーズに行く範囲内で、経済を勉強するくらいの気持ちで暴落相場に臨もう。

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