なぜ?カー用品販売最大手オートバックスがクラウドファンディングに参入
年々、クラウドファンディング市場は成長し続けており、2016年度には前年度比96.6%増の745億円を超えるまでになりました。
今回ご紹介するのは、これまでのサービスとは一味違う、クラウドファンディングサービスです。
なんと運営者は、カー用品店最大手のオートバックスです。※
これまでのクラウドファンディングサービス運営者は、Makuake、CAMPFIREなど、どちらかと言えばIT系企業がメインでした。
なぜここに来て、カー用品のオートバックスがクラウドファンディングを始めるのか?
ユニークな仕組みを見れば、なるほど〜と思われるかもしれません。
オートバックスがクラウドファンディングに参入する一味違う目的
オートバックスが2018年4月にローンチするクラウドファンディングサイト(現時点で名称不明)は、カー用品を中心とした製品やサービスの購入に特化したものです。
顧客のニーズが多様化する中で、既存の概念にとらわれない、自由で、魅力のある製品やサービスを生み出すことが、オートバックスがクラウドファンディングを運営する狙いです。
メーカー側から見ても、クラウドファンディングで自らのアイデアに出資を募ることで、時間と費用がかかるマーケット調査を簡便に行い、販売開始時にどれだけ生産すれば良いかも見極められるなど、参加するメリットが多数生じます。
更に、目標を達成したプロジェクトの製品やサービスは、全国のオートバックス店舗(601店舗:2017年3月31日現在)での販売も検討されており、販路をどうするかという問題についても解決策が提示される形となります。
手数料もテストマーケティングの舞台ならではの低率
なお、手数料も同サービスは非常に良心的な設定となっており、
- 設立3年以内、もしくは資本金3,000万円未満の企業または個人:利用料0%、達成時手数料0%、決済手数料5%
- 上記以外の企業:利用料0%、達成時手数料5%、決済手数料5%
といずれも低率です。(手数料はプロジェクト達成目標金額に対する比率)
自分たちが販売する商品のテストマーケティング舞台だからこその手数料なのでしょう。
カー製品に関連のある技術系スタートアップ企業や個人にとっては、非常に魅力的なのではないでしょうか?
オートバックス・クラウドファンディング登録・問い合わせはこちらから:checkeredflag@autobacs.com