すごく良い商品は持っている!けれども売り出すお金が無い…。中小企業のほとんどが同じ悩みを抱えているものです。
ならば、販路開拓においてかかった経費の3分の2をもらえる「小規模事業者持続化補助金」を利用してみませんか?
5名以下の規模であれば幅広い業種の企業で活用できる優れた補助金制度をご紹介いたします。
小規模事業者持続化補助金ってどんな場合に利用する?
とても良い商品を生み出したのに、気がついたら商品を宣伝するお金がない!
販促のために出張するにも旅費がかかるし、展示会出店にも数十万かかる…。
個人事業主や中小企業で“あるある”な悩みですよね。
このように、商品はあるけれど販路開拓や宣伝販売にかかる費用が足りない状態ならば、小規模事業者持続化補助金という補助金制度の活用を検討してみて下さい!
小規模事業者持続化補助金で経費を節約
小規模事業者持続化補助金が使える範囲には、チラシを使って広告宣伝をする場合や、店舗改装に係る費用、更にはパッケージや包装の変更などが含まれます。
法人でも申請が可能であり、返済が不要であることも販売促進費用補助制度のメリットとなります。
補助金の額
補助金として支払ってもらえる金額は、広報などで実際に使った経費の金額に応じて決まります。
- 経費の3分の2
- 上限50万円
例えば、経費75万年 x 2/3 = 50万円
実質的に経費の上限は75万円となり、それ以上発生したとしても、もらえる補助金は50万円となります。
個人事業主や起業して間もないベンチャー企業にとっては、大変大きなメリットとなるのです。
補助金の適用対象事業者
ただし、全ての事業者が補助金の対象になるわけではありません。小規模事業者持続化補助金の対象となる個人事業主あるいは法人は、従業員数が20名以下の法人などが対象となります。
- 卸売業や小売業:5名以下
- 宿泊業や娯楽業以外のサービス業:5名以下
- それ以外のサービス業:20名以下
- 製造業その他:20名以下
業種によっては20名以下なのに対象とならないというものも存在するので注意が必要です。
5名以下であれば、どの業種であっても小規模事業者持続化補助金の対象となるため、やはり小さな企業や駆け出しの事業主にうってつけと言えるでしょう。
幅広い用途で使えるだけでなく、申請する際も書類がそこまで多くないので利用しやすい補助金制度です。
小規模事業者持続化補助金の助成対象
対象となる事業の主な例は次の4つです。
広告宣伝(広告費)
新たな顧客層の取り込みを狙い、チラシを作成・配布
集客力を高めるための店舗改装(外注費)
幅広い年代層の集客を図るための店舗のユニバーサルデザイン化
展示会・商談会への出展(展示会等出展費)
新たな販路を求め、国内外の展示会へ出展
商品パッケージや包装紙・ラッピングの変更(開発費)
新たな市場を狙って商品パッケージのデザインを一新
いずれも我々の多くが行う集客業務であり、補助金として汎用性の広さが伺える。
補助金申請で企業が得られる2つのメリット
さらに小規模事業者持続化補助金を申請するメリットはお金以外にも2つあります。
経営指導員の指導・助言を受けられる
1つ目のメリットは、申請にあたり必要な「経営計画書」を、所属する商工会・商工会議所の経営指導員に指導・助言を受けて、一緒に計画を練ることが可能な点です。
経営計画書を作成できる
また2つ目のメリットとして「経営計画書」を作成することで、決算や棚卸などを見直せるため「思わぬ自社への気付き」にもつながる可能性があります。
ぜひ申請を検討してみてはいかがでしょうか?
2020年小規模事業者持続化補助金スケジュール
公募開始 : 2020年 3月10日(火)<公募要領公表>
受付開始 : 2020年 3月13日(金)
- 第1回受付締切:2020年 3月31日(火)[締切日当日消印有効]
- 第2回受付締切:2020年 6月 5日(金)[締切日当日消印有効]
- 第3回受付締切:2020年10月 2日(金)[締切日当日消印有効]
- 第4回受付締切:2021年 2月 5日(金)[締切日当日消印有効]
公募受付先及びお問合せ先
小規模事業者持続化補助金に必要な書類のテンプレートは、日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金 事務局から誰でもダウンロードできます。
