「好きなことを仕事にする」という言葉の難しさ
質問が人生の質を変えるというのは本当だと思いますし、自分に対して、どんな質問をするかで、行動が変わり、結果が変わります。
今日は、起業・独立のときにぶつかる悩みを解決する上で、重要な質問を一つご紹介します。
起業する時に私達は「好きなことを仕事にしよう」とよくアドバイスを受けます。
確かに、好きなことを仕事にすることができたら良いのですが、この言葉は非常に曖昧さを持っています。
「好きなこと」の解釈が曖昧なまま進むと、好きだと思って始めた仕事のはずが、いつしか苦痛でしかない仕事となり、「好きなことは仕事にしちゃいけない」「趣味を仕事にしてはいけない」とまで考えるようになる場合さえあります。
では、「好きなことを仕事にする」ためには、自分自身に対して、どのような質問を投げかければ良いのでしょうか?
「好きなこと」は持続性の有無で2種類存在する
まず、私達が「好きなこと」には、実は種類があります。
- 持続性がある「好きなこと」
- 持続性にかける「好きなこと」
という2つの「好きなこと」です。
持続性のある「好きなこと」とは、来る日も来る日も、やってもやっても飽きがこないものであり、毎日でも、一日中でもやっていたいことです。
一方、持続性に欠ける「好きなこと」もあります。
たとえば、
夏のビーチは好きだが、冬の海は寒くて寂しいから、 海で暮らしたいとは思わない。
旅行は好きだが、年がら年中、世界中を飛び回っていたいとまでは思わない。
子供と遊ぶのは好きだが、他人の子供と一日中遊ぶのはしんどい。
などなど、持続性に欠ける「好きなこと」のほうが、私達の周りには多く存在しているのではないでしょうか?
仕事にしたい好きなことに持続性はあるか?
長くなりましたが(笑)、これらを踏まえ「好きなことを仕事にする」ために、選択肢を取捨選択する上で重要な質問があります。
自分が仕事にしたいと思っている「好きなこと」には持続性があるか?
立ち止まって、真剣に自分に問いかけてみて下さい。
もし、その答えがNoならば、すっぱりと仕事の選択肢から外しておくべきですね。