多くの日本人は潜在意識で、「お金儲けが悪である」ように思っている部分が少なからずあるようです。一方で世界中合わせても1,400〜1,500万人しかいないにも関わらず、経済的に成功するユダヤ人のお金に対する考え方は、日本のそれとは全く違うものです。ユダヤ人のお金に対する考え方や、その起源について解説いたします。
日本人はなぜかお金に対して罪悪感を持ちがち
どんなに否定しようとも、私達日本人の潜在意識には、「お金儲けが悪である」ように思っている部分が少なからずあるようです。
例えば、
悪徳代官と商人の癒着など、時代劇や物語に出てくるお金持ちは、いつも悪者。
お金に強欲である人は結局、後にひどい目に会う。
小さいときからこんな「刷り込み」をされてきた以上、仕方が無いところもあるのですが、お金儲けがうまいとされるユダヤ人の「お金に対する向き合い方」には、私達と少し違うところがあります。
そこで本日は、「ユダヤ人が教えてくれるお金儲けがうまい人たちの考え方」について、解説してみたいと思います。
ユダヤ人が他人にお金を貸す際に抱く思考回路
ユダヤ人は全世界に1,400〜1,500万人しかいません。
にもかかわらず、世界の金融を支配しているのはユダヤ人と言われ、お金持ちと言われる人にユダヤ人が多いこと、更に最先端のテクノロジー開発の中枢に多くのユダヤ人がいることを考えると、私達はユダヤ人の考え方から学べる部分が多いと言えましょう。
例えば、彼らのお金に関する考え方は、以下の通りです。
世の中には、色々な人がいる。
お金儲けの出来る人はドンドンお金を儲ければいい。
お金儲けをした人は、お金を儲ける才能のない人に与えればいい。
人にお金を恵むときは、全員に配った方がいい。
もらった人が恵んでもらったという惨めな気持ちにならないで済むからだ。
しかし、どうしても一人の人にお金を恵むときは、むしろその人にお金を貸す形をとった方がいい。
貸し借りは対等だから、借りた方が惨めにならないで済む。
そのかわり、取り立ててはいけない。返せるときに返してもらうようにせよ。
おもしろいですね。
これは、いわゆる「ユダヤの金貸し」の考え方ですが、皆さんは上記の文章を読んで、彼らの考え方を強欲だと感じましたか?
ユダヤ人のお金に関する考え方は聖書に由来
なぜ彼らがこのような考え方をするかと言うと、起源はユダヤ人の聖書(ヘブライ聖書)にあります。
ユダヤ人の聖書(ヘブライ聖書)には、お金の貸し借りについて細かいルールが書かれています。
1.借り主の家に担保を取りに行ってはならない。家の外で借り主が担保をもって出てくるのを待っていなければならない
2.借り主の家に立ち入ってはならない
3.借り主の着物、寝具、身の回りの品は、夕方には借り主に返却しなければならない
4.夫をなくした女性の衣類は、担保にとってはならない
さらに、金利をとってはならない、7年経ったら追い貸し分も含めてすべて時効となるなど、興味深い戒律があります。
お金持ちになりたければ、お金を扱うことが上手な人々から、お金に対する考え方を学び、お金に関する習慣を変える必要がありそうですね。