「怪しい」「危険」「詐欺」など、海外投資について、ネガティブなイメージを待たれる方も多いでしょう。そもそも国内であろうが、海外であろうが、投資にリスクは付きものです。この判断を行うためには「投資するリスク」「貯蓄するリスク」を公正に理解した上で、自分が投資するのに向いているか?向いていないか?の見極めが必要となります。
海外でも国内でも投資のリスクは付いて回る
「海外投資」という言葉を聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか。
「怪しい」「危険」「詐欺」など、ネガティブなイメージを待たれる方も多いでしょう。
実際に海外への投資によって大切な財産を失う人がいることも事実ですから、そのようなイメージを持たれる方がいても仕方がありません。
しかし海外投資のみならず、国内への投資でもリスクは付きものです。投資を行うのであれば、何に投資をしようとも、そのリスクについてしっかりと理解することが大切です。
皆さんは、「貯蓄」と「投資」のどちらを選ばれますか?
投資を行わないことにより生じてしまうリスク
貯蓄と投資のどちらを選ぶかは、選ぶ人それぞれの「リスク許容度」によって違ってきます。
2016年3月末時点の、ある都市銀行の定期預金金利(1年)は、0.010%となっています。
定期預金であれば元本が保証されていますので、額面上の金額が減ることはありません。仮に100万円を預けた場合には、1年間の利子として100円を受け取ることができます。
しかし、もしその1年の間に物価が1%上昇した場合はどうなるでしょうか?同じ商品を1年後に買うためには101万円のお金が必要になります。
定期預金に預けたとしても、100円しか増やすことができず、9,900円が不足することになるのです。
さて、それでは100万円を貯蓄ではなく、投資に回した場合はどうでしょうか。100万円を預けて、仮に年間1%の利回りで運用することが出来れば、1年後には101万円に増やすことが可能です。
その場合には、同様に物価が1%上昇したとしても、1年前に買えたものを同じように買うことができます。
元本割れに耐えられない人は投資には不向き
ただし、反対に運用がうまくいかなければ、当然元本割れしてしまうことも考えられます。
そもそも投資をすることによって投資金額が元本割れし、それに耐えられないような人は、投資をすることには向いていません。そのような方は投資より、貯蓄を選択された方がよいでしょう。
リスクを取らずにリターンを得ることなどありえないのですから。