本は先人の英知や経験を学ぶための、最も効率的な手段の1つであり、経営者として本によるインプットは必要不可欠なものです。
日本ではあまり知られていませんが、アマゾンの電子書籍リーダー・Kindleは、効率的に読書で得た知識を、実際の生活やビジネスに活かす上で役に立つ、素晴らしい機能がついています。ぜひ活用してみませんか?
読書によるインプットは効率的に知を得る手段
私がこれまでお付き合いしてきた経営者の方は、ほぼ例外なく読書家でした。
カバンの中には常に1〜3冊のハードカバーが入っていて、ミーティングの時にも「最近読んだこの本が良かった」、というお話をしていただくことも少なくありません。
私自身も年間100冊を超える本を読みますが、最近では紙の本はほとんど買わなくなり、ほぼすべてをkindleの電子書籍で読んでいます。
ここ1年ぐらいで紙の本の発売と同時に電子化される本も増えてきましたし、『ビジョナリー・カンパニー』などのように、何度も読み返したい名著も続々と電子化されていることもあり、「電子書籍になっている本が少ない」ということはほぼ無くなってきています。
Kindleの隠れた機能「kindle highlights」とは
kindleのメリット
- (紙の本と比べて)軽い
- (電子ペーパーなので)目が疲れない
- (本の価格が紙の本と比べて)少し安い
など色々と提示できますが、これだけでは読み慣れた紙の本から乗り換えるほどのメリットは、あまり感じないのかもしれません。
しかし、Kindleを利用した読書は、アナログの本では決して得ることができない、「知の効率的な集積が可能」という大きなメリットが存在します。
kindleの電子書籍には「kindle highlights」という、本から知識を仕入れていく上で、必須のキラーツールがあることをご存知でしょうか。
日本のAmazonのページにはリンクも説明も無いため、あまり知られていませんが、本をたくさん読む経営者の方々にこそ使って欲しい機能ですので、ご紹介させていただきます。
kindleの電子書籍には線を引いたり、栞をつけたりする機能があります。本を読むときに気になった箇所に、マーカーを引かれる方も多いと思いますが、それと同じことがkindle上でも実現可能です。
線を引くことで記憶に残りやすくなり、後から読み返した際にも大事な箇所がすぐに分かります。
紙の本であれば、それ以上でも以下でもありませんが、kindleには電子書籍というメリットを最大限に活かす「kindle highlights」というサービスが提供されています。
これはkindle上で線を引いた箇所が、全てテキストデータとして保存されている、という画期的なサービスなのです。
本を読んでいて線を引く箇所は、おそらく全体の1割以下でしょう。
重要な箇所、あとで引用したい箇所など色々あるとは思いますが、ほとんどのページに線を引きまくるという人はいません。
当たり前ですが、線を引いた箇所は本全体に散らばっています。
これを1つにまとめようと思うと、これまではそのページをコピーかスキャンするしかありませんでした。
しかし、「kindle highlights」は、あなたが線を引いたところだけを、自動的にテキストデータとしてまとめてくれます。これはものすごく画期的なことです。
「kindle highlights」で本の読み返しは不要に
本を読み返す際は、基本的に自分が線を引いた箇所を中心に読んでいくはずです。
極端に言うならば、線を引いた箇所以外は読み返す必要がないのです。それを実現したのが「kindle highlights」です。
このwebページには、あなたが線を引いた部分のテキストデータだけが上がっています。
本の内容を反芻する際には、このページの内容をざっと眺めるだけで良いのです。
もちろん前後の文章がないと意味の分からない箇所もあるでしょう。
そういう場合は再びkindleを開いて、該当のページにいき、前後の文章を読み、さらにはそこにも線を引いてあげればいいのです。
そうすることで「kindle highlights」上のデータも更新され、線を引いた箇所だけで内容を理解できるものになります。
本で得た知識を活用しこなすことが読書の意義
たくさん本を読む方ほど、その内容はどこかに埋もれていってしまっているはずです。
この「kindle highlights」を使えば、自分が線を引いたところだけを効率的に読むことが出来ますし、電子書籍にしか出来ない素晴らしいサービスです。
この機能を知ってから私は紙の本を読むのを一切やめました。
「本を読む」という行為そのものに意味はありません。
私たちの脳は覚えておくことがそんなに得意ではないので、一度読んだ本の内容を全て覚えておくことなど不可能です。
だからこそ、線を引いた箇所のテキストデータを保存してくれる「kindle highlights」を活用することを皆さんにも是非お勧めします。
読書から得られる情報の活用度合いは、何倍にもなるでしょう。
「kindle highlights」は以下のページにアクセスして、AmazonのID・PWを打ち込めばすぐにでも見ることができます。
さぁ今すぐにでもkindle読書を始めましょう。
参考リンク:kindle highlights
※英語のページですが、日本語のテキストデータはそのまま表示されます。