不動産投資家は不必要な節税を絶対にしない
経営者や独立起業された方向けに、「利益を出しすぎると税金が多くかかるため、経費をいろいろ使って節税しよう。」という内容の本が売られています。
結論から言うと、僕の考えでは全く逆で、不必要な節税対策は絶対にしません。
節税のために経費を使うのがナンセンスな話だからです。
ちなみに、僕は不動産投資家です。不動産投資からの利益は…かなり出ています(笑)。
不必要な節税対策があまりにナンセンスな理由
というのも、ビジネスで利益を出すための基本原則は、「人のお金(金融機関など)を使って、収入をどれだけ増やし、経費をどれだけ減らせるか。」です。
私の場合も不動産投資ビジネスをメインとして手がけておりますから、金融機関からお金をどれだけ借りられるかで、将来得られる利益の規模が大きく変化します。
ところが、節税をしすぎて税金の支払いが少ないと、審査に悪影響が加わり、金融機関がお金を貸してくれません。
「現状維持⇒衰退」という未来が見えてきます。
不動産投資ビジネスを手がけて、大きく利益を出している人なら、誰もが首を縦に振ることです。
また、必要な経費を支出することは、「投資」となりますが、節税のために支出する経費の大半は「浪費」です。
目的が過去の業績に対する節税であり、未来の業績をプラスにする目的の支出となることが無いからです。
不必要な支出の習慣はお金をあなたに残さない
私の場合、カフェで投資コンサルティングをよくすることがあるのですが、毎月のカフェ代もいくらまでと決めてるくらいです。
ケチケチしているように感じる方もいるかもしれませんが、この「習慣」のおかげで、私はお金を貯めることができました。
貯めたお金を頭金として、金融機関からお金を借り、収益を得て、金融機関に遅滞なく返済し、更に大きなお金を借りてビジネスが大きくなります。
一度お金を使う「習慣」を着けてしまうと、どんどんその「習慣」は大きくなっていき、結果節税にはなりますが、全くお金が残らないというオチが待っています。
当たり前の話ですが、勘違いされている方も多いと思うので、ぜひ自分の節税を目的とした支出に注意を向けてみましょう。