性に対する欲求は男女問わず人類共通のテーマだが、GoogleやYahoo!など、一般的なサーチエンジンが必ずしも自分の望むコンテンツを表示してくれるわけではない。Boodigo は、最新のテクノロジーを使って、Googleの元社員が開発した、アダルト専用の検索エンジンである。信頼性の高いサイトを安心して楽しむことが可能なので試してみてほしい。
アダルトサイト利用者が抱える問題は多い
性に対する欲求は男女問わず人類共通のテーマだ。
しかしGoogleやYahoo!など、一般的なサーチエンジンで検索しても自分が望んでいるコンテンツが表示されるわけではない。
セーフサーチの設定を変更すれば、悪意をもったアダルトサイトからマルウェアやスパイウェアを送りこまれ、知らないうちに個人データが流出したり、PCがウィルス感染する危険度も一気に高まる。
ひょっとしたら、あなたにも一度か二度はそのような経験があるのではないだろうか?
そんなアダルトサイト利用者がかかえる問題を打破するべく、Googleの元社員が開発したのが、アダルト専用の検索エンジン「Boodigo」だ。
Boodigoは真摯にアダルト検索へ取り組む
Boodigo は、最新のテクノロジーを使って、インターネットの違法サイトや犯罪の排除、セキュリティの向上、プライバシーに配慮した検索エンジンだ。
「真のアダルトコンテンツを表示することを目指す」とコメントするほど、真剣に性について取り組むサイトなのである。
ネット上のアダルト産業にまつわる問題は、違法サイトや犯罪以外にもある。
例えばアメリカのAOLは、2006年にユーザーが3ヶ月間に検察したキーワードを含む 657,426人分のデータを公開して世間を騒がせた。当然だがその中にはアダルトサイト利用者の検索履歴も多くある。※1
だれでも他人の行動、それも性的嗜好にまつわることには関心があるだろう。しかし、もしもそのデータサンプルが自分の事だと知ったら、その途端に笑ってはいられなくなる。
また、脳科学を研究するオギ・オーガスとサイ・ガダムは、AOLの検索キーワード、官能小説、アダルトサイトなど、インターネットを中心とした膨大なアダルトコンテンツ利用者のデータを分析した。
2011年の著書 “A Billion Wicked Thoughts: What the World’s Largest Experiment Reveals about Human Desire” において、人間の性的欲求に関わるネット上の行動が科学的に解明されている。※2 ※3
技術者や研究者にとってはありがたい検索履歴のデータでも、アダルトサイトを楽しむ多くの人にとっては、自分のことを特定できる情報の漏洩、プライバシー侵害はたまったものではない。
その点、Boodigo はアダルトコンテンツを「健全に」楽しむために以下の仕様で開発されているため、安心だ。
- 1) 検索データのHTTPSで暗号化されるので通信中の盗聴やなりすましを防ぐ
- 2) ユーザーの行動を追跡するトラッキングは行わない
- 3) プライバシーが漏れる恐れがあるクッキーを利用しない
- 4) サイトの信頼性を評価する技術によってスパイウェアやウィルスを感染させるサイトを排除する
また、Boodigo はアダルトサイト利用者の利益と同時に、権利者の利益も保護している。
たとえば、お気に入りのAV女優名で検索した場合、検索結果には著作権や肖像権などの権利が許諾されていないコンテンツや違法サイトは表示されず、その女優の公式サイトやFacebookなどのアカウントが検索上位に表示される仕組みだ。
信頼性高く安心して利用できるのがメリット
筆者が考えられる可能な限りの”卑猥な単語”を使ってBoodigo で検索したことろ、日本語への対応やユーザビリティは完璧とまではいえないように感じたが、なによりも信頼性の高いサイトを安心して楽しむことができた。
アダルト系コンテンツを真剣に楽しみたい人も、そうでない人にとっても Boodigo は要注目だろう。
参照元
※1 [World Privacy Forum]
http://www.worldprivacyforum.org/2006/08/public-comments-ftc-complaint-about-search-aol-data-releases/
※2 [性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し女は「男同士」に萌えるのか]
http://www.amazon.co.jp/
※3 [A Billion Wicked Thoughts: What the World’s Largest Experiment Reveals about Human Desire]
http://www.amazon.com/