海賊と呼ばれた男・出光佐三が残した6つの名言

歴史

「海賊と呼ばれた男」出光佐三は名言を数々残した

今日は、出光興産の創業者である出光佐三さんの名言をご紹介していきたいと思います。

なぜこのテーマで今日お話してるかっていうと、たまたまこの前地上波テレビで「海賊と呼ばれた男」っていう映画をやっておりまして、岡田さんが出光佐三さんを演じておりまして、それで出光佐三さんに興味を持ったんです。

映画ですから多少、ディテールを美化している部分もあると思うんですが、小さな油問屋さんが、ライバルとの闘いに勝って、資金繰りの困難を潜り抜けたと思ったら、戦争で社員以外の全てを失う。

それでも立ち上がって、時代が石油へエネルギー転換することを先読みし、当時では考えられない行動、つまり自ら船を作って、中東に直接石油を買い付けに行って、海賊のように石油を日本に運んできて、とんでもない会社を作り上げたと。

とにかく破天荒なんですが、同じように荒波を生き抜く中小の経営者の皆さんに響く言葉が結構あるなーと思いますので、以下見てみましょう。

海賊と呼ばれた男・出光佐三の名言1:「熱量が足りない」

まず1つ目の名言は、『熱量が足りない』です。

これは、融資を任せた社員に対して、相手を説得していく際に、叱咤激励として与えた言葉です。

なんでもそうですけど、貴方の会社の社員さんも皆そうだと思うんですけど、自分を正当化して、言い訳を作りたい部分ってあると思うんですよ。

自分は正しいと思いたいし、「ちゃんと仕事したけど駄目だった」っていう言い訳を頑張って作ろうとするんだけれども、出光佐三さんは、これを一蹴したんですね。

「熱量が足らん!」って「もっと熱量出せ!」と社員を叱咤激励して、銀行を説得したというストーリーが映画でも描かれてました。

私もそうなんですが、経営者なんて、後戻り出来ない中で、常に試みられているんですよね。

決断して、色んな事を実行して行くんですけど、ビジネスモデルとか、仕組みとかがあるのは当たり前で、最後は『熱量』じゃないですか。

けど、従業員の方の中には、「お給料もらえればいいやー」って考えて、「熱量入れようぜ」なんて言っても、「プップッ」って笑いながら、適当に体裁だけ整えている人もいっぱいいるんですよ。

今の時代、働き方改革で労働時間とかはもちろん順守しなければならないけれど、一人一人の熱量で会社の業績なんて幾らでも変わってしまいます。

結局は人が一番の財産というのは、今も昔も変わらないですよね。

海賊と呼ばれた男・出光佐三の名言2:「仕事が無いなら創れ」

2つ目の名言は、『仕事が無いなら創れ』です。

出光さんという会社は、今では考えられないかもしれませんが、石油の元売の会社なのに、石油の元売を唯一認められていなかった会社なんです。

元売を取ろうと頑張るんですが、ライバル達の妨害とかもひどくて、どんどん仕事締め出されちゃって、遂には仕事が無くなってしまった時期もあります。

だから、そんな時は「もう自分で仕事を創ろうぜ!」という話で、一時はラジオの修理代行とか、そういった本業と全く関係ない仕事で食いつなぎながら、最後には石油の元売りの権利を得ることに成功されました。

凄く苦労されてるんですよね。

出光さんでもそんな時代があったんだと思えば、本当に勇気が出ますし、我々もそうありたいなと思うところです。

海賊と呼ばれた男・出光佐三の名言3:「経営の原点は人間尊重」

3つ目の名言は、『経営の原点は人間尊重』です。

出光佐三さんは、皆さんもご存知のように、日本は戦後焼け野原になって、仕事も全くない状態の中で一人も社員のクビを切らなかったんですね。

だから「従業員は家族だ」という感じで、家族経営のお手本みたいな方と言えます。

この決断に至る過程で、出光佐三さんは常に、「経営の原点は人間なんだ」「人間だから人なんだ」という事を仰っていたようです。

今の時代、なかなか家族経営って古い概念だと囚われがちですが、私はむしろ、家族のようなコミュニティを作れる会社って強いと思うんです。

貴方の会社の理念に共鳴してくれて、イズムに共鳴してくれる生っ粋の社員とか、やっぱり成長してくれるとものすごく心強いですよね。

今でも、人間尊重した理念をきちんと立てて、それに共鳴した若い人を雇えている会社は、とても強いです。

海賊と呼ばれた男・出光佐三の名言4:「考えて考えて考え抜け」

4つ目の名言は、『考えて考えて考え抜け』です。

これもそうです。先ほどご紹介した「仕事が無いなら創れ!」という名言についても、考えないと仕事なんて創れないですよね。

だから、苦境に立つ場面こそ、「考えて考えて考え抜け!」と。

「抜け道があるはずだ」とか「逆の視点で見てみる」とかですね、「裏から見てみる」とか「上から見てみる」と「下から見てみる」とか。

物事というのは、横から見たり、上から見たり、裏から見たり、色んな見方が出来ますけれど、考えないと主観で凝り固まってしまいます。

これを社長しかできない会社というのは弱いです。

是非、会社のスタッフが皆「考えて考えて考え抜け!」っていう事を大切にする文化作りをされてはいかがでしょう。

海賊と呼ばれた男・出光佐三の名言5:「自分に薄く、その余力をもって人の為に尽くせ」

5つ目の名言は、『自分に薄く、その余力をもって人の為に尽くせ』です。

例えばよくある話が、中小企業の経営者って会社が儲かると自分の給料だけバーンとあげるんですが、そうじゃないよねというお話です。

上手く行った時、余力が出来た時には、従業員さんだったり、取引先さんに対して、還元していきましょう。

儲かったら社会貢献も『尽くせ』という事ですね。

海賊と呼ばれた男・出光佐三の名言6:「実行有言」

最後の名言は、『実行有言』です。

どういう意味かと言うと、経営者たるもの、ビジネスをする実業家たるものは「言わずにやれ」という事です。

逆に「有言不実行」みたいなのあるじゃないですか。「言っててやらない」のは論外だと言ってるわけです。

「男たるもの実業家たるものは、言わずにやれ」と。

どんどんどんどん良いと思ったもの、日本国家に対して良いものをやって行けと。

「国産の石油、良いものをどんどんどんどん提供しなさい」と。

出光佐三さんも、まずは自分の背中を見せて、社員に『有言』して、教えてあげて、自分もやって見せるんです。

自分が率先してやって、そのストーリーなり経験をもって、やり方を教えてあげろっていう事です。

山本五十六の「やってみせ言って聞かせてさせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」と同じような意味合いがありますよね。

よく経営者にあるのが、自分が出来もしない事を「なんでそんな簡単な事が出来ないのか」とか、「なんでそんなに遅いのか」とか、自分がやった事ないのに、偉そうに言う方もいらっしゃいます。

それに対して、出光佐三さんは「そんな事じゃ駄目だよ」と言ってるわけです。

今は、会社と出光佐三さんのご家族でひと悶着とかのほうが話題になってますが、やって見せる創業者の言葉というのは色褪せないものだなと思います。

 

Photo credit: sabamiso on Visual Hunt / CC BY

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南本 静志

和歌山生まれ。株式会社紀陽銀行入行。銀行業務を2年程度経験後、システム部へ異動。

システムエンジニアとして銀行オンラインシステムや情報系のマーケティングシステムの構築で活躍する。

30歳代の後半には日本ユニシスに出向し、金融機関向けCRMマーケティングシステムの業務設計のリーダーを任される。その後、コンサルタントとして独立、現在は東京千代田区で経営コンサルティング会社と社会保険労務士事務所を設立し、代表に就任。

中小企業診断士及び社員を持つ経営者としての立場で、幹部社員(部長、課長、係長等)を次期役員に昇格させるようなマネジメント系の人材育成プログラムに強みを発揮している。また、初級管理職(主任や中堅リーダー)に対するモチベーション研修や自己発見研修も得意。

アールイープロデュース 

適性検査Cubic(キュービック)

東京中央社会保険労務士事務所

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