メディアで話題“あの製法”を騙る国産バナナ農場の出資案件には絶対乗るな

資産運用
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投資詐欺の王道「ポンジ・スキーム」をご存知ですか?

今日は、投資詐欺の基本中のキホンと言われております、チャールズ・ポンジさんが考え出した詐欺手口…いわゆる「ポンジ・スキーム」をご紹介しようと思います。

チャールズ・ポンジさんはイタリア生まれで、それから英語を勉強してアメリカに渡り、1910年代からポンジ・スキームという詐欺を働きまして、もちろん刑務所に入りまして、最後は貧乏になって、ひっそりと”野垂れ死に”みたいな感じでお亡くなりになりました。

それで、既にこの詐欺手法はもう使い古された手法なんですが、今でも使われております。

しかも日本でも、いけしゃあしゃあと、バンバン詐欺を仕掛けて、それに引っかかっている人がめちゃくちゃいると言う…

以下、どういうことか解説していきますね。

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「ポンジ・スキーム」の仕組みは自転車操業

ポンジ・スキームの仕組みは非常に簡単でして、まずは高利回りを謳って「儲かりますヨ〜!」とアナウンスします。

ポンジさんも最初は、「90日間で40%儲かりますよ」という形でお金を集めて、そしてね、実際には運用しないんですよ。

運用はしないで、まずはちゃんと配当を出すんです。初期時点で投資した人たちに。

そうするとみんな信用するわけですよ。「そんなに配当が滞ってないんだったら自分たちも出資しよう〜!」という感じですね。

新しい出資者のお金を、初期から出資している人たちの配当に回す…

これを世の中では自転車操業というわけでございます。

ですから、ネズミ講とはチョット違う。

ネズミ講というのはピラミッド構造になっていて、上の方になると下から吸い上げることができるんですけれど、このポンジ・スキームというのは、基本的にポンジさんしか儲からないです(笑)。

新しい出資者をどんどん集めて、古い出資者の方には配当を回すんですけれど、いずれ破綻すると。

この破綻までの期間なんですけれど、日本では“某和牛商法”…ぶっちゃけ、安◯楽牧場さんが、投資家を30年以上ずっと騙していたっていうのがありましたね。

なぜこれほど長期間で騙し続けられるのかと言ったら、新しい出資者を常に募って、実際に出資者が増え続けるから騙すことができるんですね。

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巷で流行る“バナナ農場の投資案件”に気をつけろ!

それで、最近ですね、同じようにチョット危ない投資案件が巷を賑わせているんですよ。

とある日、有名ブロガーイケダハヤトさんのブログにお邪魔した時のことなんですが、googleのAdSenseの横幅いっぱいのサイズで、とある投資案件の広告が貼ってありました。

あまりに横幅いっぱいにバーン!と貼ってあるもんだから目に入りましてね、まだココやる気満々なんだ…って思いました(笑)。

そこのファンドはこれまでも、寂れたテーマパークにお金をぶっ込むとか、それから地熱発電でっち上げるとか、そういうことをやってきました。

それでですね〜、最近は何やってるかって、バナナ農場に出資を募っているんですね。

鹿児島のオートレース券売場をなぜかバナナの農場にしたり、仏壇工場をバナナの加工場にしたり(笑)、よくわからないバナナ事業をやってます。

しかもですね〜、これ、あまり言いたくないんですが、「国産初の無農薬バナナを凍◯解凍〜で作った!」ということで、かなりテレビとか雑誌でも話題になった方を巻き込んでます。

バナナ1本で1,500円!みたいな(笑)。テレビで見ませんでした?

「◯◯◯で〜〜さんファーム」みたいな形で、ばんばんネット広告も攻めているので、ネットでもお見かけされている方もいらっしゃるかもしれません。

バナナ事業に関して言うとね〜、もう笑いが止まらないのは、そのバナナの農業法人って従業員が10人しかいないんです。

まず、従業員が10人しかいない会社が、なんと!年間5.6億円の家賃とか地代とかを払うって言ってるんです。

そういうスキームの元で、「どんどんお金を出してください。年利回りだいたい7%くらい払いますヨ!」って言うんですけれど、これマトモに考えてみてください。

農業ってすごく手がかかるんですね。すごく手がかかるのに、10人でどうやってこの金を払うんだ??と思いません?

きっとですね〜、ターミネーターみたいな凄いロボットがいっぱい居て、そいつらが30人分くらいの仕事を1人でこなしているかもしれない。

人はいないんだけれど、凄いロボットがいっぱい設置されていて、そのロボット達がきっと働いてくれると。

そうでもしないと到底、従業員10名が手作業をやる会社で、年間5億6000万円もの賃料は払えるわけがないんです。

付加価値ひとつ考えたって、これ単純に割りますとね、従業員1人当たり、年間5,600万円の付加価値を稼がにゃならんのです。地代や家賃のためだけに。

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年収240万円で従業員を働かせて3年で満期?!ありえないでしょ!

じゃあ、この従業員10人の人達ってきっと厚遇されているんじゃないかと。だって、1人あたり年間5,600万円の付加価値を稼ぎ出すんですからね。

ところがとんでもないことに、そこの求人情報を見てみると、年間休日は54日くらいで、年収ベースでも240万円くらいしかもらえないと。

こき使われている状態で、その人達がこんだけの最低でも賃料が払えるだけの付加価値を生み出すことができるわけがない。

あとは、その農場がオートレースの券売場の跡地なんですよ(笑)。そこをどうやって農場にしていくの??って話じゃないですか。

農業って長期戦ですよ。長期戦なのにそんなすぐに収益が上がるわけがない。

なおかつ10人で、手作業が凄くかかる業界なのに、何ができんの??ってね。

しかも3年で満期。3年じゃあ、ほとんど何も出来上がらないですよ。

それなのに1口100万円で、年の想定利回りが7%!!!!!

だって銀行で借りれば、イイトコ1%か2%でまともな会社ならお金を借りられる時代ですよ。ところが!「銀行じゃなくてアナタ方に儲けて頂きたいッ」って言ってくるんですからね(笑)。

年に6回も配当しますよ〜ってね。

多分、銀行振り込みやってるんでしょうね。こんな面倒なことを誰がやるのッ?って話ですよ(爆)。

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バナナ農場出資は典型的なポンジ・スキーム!絶対にお金を出すな!

なので、私から言わせると、このファンドを運営している会社は、どう考えてもヤケクソになっているとしか思えないです。

蛸(たこ)配当とか、自転車操業とか言いますけれど、新しい出資者がいないと成り立たない、”ポンジ・スキーム”であるということは、会計屋の人達だったら一発で見抜けます。

”ポンジ・スキーム”以外に、このやり方は有り得ないと。

本当に甘めに見たとして、どれくらいの経営手腕があればできるのか?というと、SoftBankの孫正義さんくらいの経営手腕がないと、回収の仕様がないよなという形で私は判断しました。

最新の財務諸表もしっかり見ましたけど、お金カツカツです。ですから架空の増資を打ったりもしてます。実際はほとんど増資していないんですけれどね(笑)。

実際、100億円の増資のでっち上げだって、1回見せ金を入れて、そして流して。

それで信用を付けてどうしたかっていうと、結局は新しい出資者から出資を募っている”ポンジ・スキーム”に過ぎないんだ〜、っていう感じです。

以上、今日は1910年代からある手法が100年経った今でもあるんですよ〜、気をつけてくださいね!ということを、注意喚起の意味も込めてお話ししました。

投資詐欺の王道★100年前に考え出されたポンジ・スキーム