株主優待券の取得は株主が持つ特権の1つ
株式投資の醍醐味は、何と言ってもキャピタル・ゲインである。
そしてもう一つの楽しみが株主優待を取得することだ。
直近の株価上昇も重なり、株主優待だけで生活をしている棋士がテレビ番組で取り上げられるなど、株主優待制度に脚光が集まっている。
もし株式投資を行って株主優待券を得るならば、資産価値が高いものを選びたい。
株主優待券の取得は株主が持つ特権の1つ
換金率が高く、もらって困ることのない株主優待券と言えば、やはり”お米券”だ。
買取り店や時期にもよる変動はあるが、お米券は百貨店の商品券と同じく額面の95%程度で買取ってもらえ、使用期限がないことも魅力である。
どんな上場企業がお米券を優待しているかご紹介しよう。(2015年5月28日現在)
・キムラユニティー株式会社(物流) 1年に2回
- 保有株式数 100株以上・・・・お米券2kg分
- 保有株式数 500株以上・・・・お米券3kg分
- 保有株式数 1,000株以上・・・・お米券5kg分
・株式会社クラウディア(ホールセール/ウェディング事業) 1年に1回
- 保有株式数 100株以上・・・・お米券2kg分
- 保有株式数 1,000株以上・・・・お米券10kg分
・NITTOH(建築土木事業) 1年に1回
保有株式数 1,000株以上・・・・お米券5kg分
・ハークスレイ(ほっかほっか亭等お弁当) 1年に1回
- 保有株式数 100株以上・・・・お米券1kg分
- 保有株式数 500株以上・・・・お米券3kg分
- 保有株式数 1,000株以上・・・・お米券5kg分
・高千穂交易株式会社(セキュリティシステム商社) 1年に1回
保有株式数 100株以上・・・・お米券3kg分
現在、銀行の普通預金はだいたい0.02%程度で、10万円を預けても1年で20円程度の利子しか受け取れない。
対してお米の変動するが、1kg大体450円ぐらいとする。最低投資金額10万円で2kg分もらえるとすると、900円の利子で0.9%の金利。銀行預金とは比べ物にならない。
株主優待券の取得は株主が持つ特権の1つ
もしお米券を自分で使用することがなければ、家族のいるお得意様にプレゼントすれば必ず喜んでもらえる。
自社カレンダーをもらうよりも実用性があり、営業ツールとして多いに役立つ。
ただし、お米優待券を発行している企業の業績悪化によって、制度が中止となる可能性はいくらでもある。
株価の乱高下などタイミングを踏まえて、投資する必要がある。