リーマン・ショック以降、経済の急激な落ち込みに伴って日本企業のコスト削減が加速しました。しかしその施策が落ち着いた現在、競争力強化のために業務改善を行う必要が出てきました。コスト削減することと、競争力を強化して会社をステップアップさせるために、必要な意識を本日は探ってみたいと思います。
コスト削減と共に競争力強化が求められる時代
リーマン・ショック以降、経済の急激な落ち込みに伴って日本企業のコスト削減が加速しました。
しかしその施策が落ち着いた現在、競争力強化のために業務改善を行う必要が出てきました。
コスト削減することと、競争力を強化して会社をステップアップさせることをどのように両立できるかについて、本稿では解説します。
3つの資産改善で生きてくるのがコスト削減
どの企業でも経済が落ち込んでいた時にはコスト削減を行ってきました。
しかし、一旦コスト削減に成功しても、競争力を強化させるためには、品質向上や納期短縮などが必要になってきます。
企業が次のステージに上がるためには、コスト削減に加えて品質向上、納期短縮を整える必要があります。
コスト削減は企業にとって常に行うべき課題ですが、それを生かしていくには「モノ・コト・ヒト」という、3つの資産を改善しなければ課題解決できません。
資産を顧客に対して価値のあるものに変えることで、コスト削減が生きるのです。
コスト削減と企業のステップアップの関係
コスト削減は「モノ・コト・ヒト」を対象に行います。
たとえば無駄な会議を無くすことや、文書管理を確実に行うことです。
前者は無駄な時間を削減し、後者は管理ができれば文章量は最小限になり、複合機のコストを確実に押さえられます。
コスト削減の観点からもっと考えると、仕事を無くす(慣例になっているもの)・仕事内容を標準化して誰でもできるようにする・ロスタイムを無くす・仕事速度のアップ・低コストで同品質の代替品を使うなどです。
コスト削減という観点だけでも、会社の業務は改善されます。全体的に業務改善すればもっと競争力がつき、次のステップアップにつながります。