松尾 順– Author –
株式会社ジゾン
コンサルティング準備室 室長
早稲田大学商学部卒。マーケティング・プロデューサー。
ニールセン・ジャパン、CRC総合研究所でマーケティングリサーチ、コンサルティングに従事した後、電通ワンダーマンで、データベース・マーケティングやCRMの企画・プロデュースを経験。さらに、ネットベンチャーの立ち上げにも執行役員として参画した。
現在は、心理学、行動経済学といった消費者心理・行動の理解に役立つ学問分野の研究を活用し、売れる商品づくり、効果的なコミュニケーション開発に取り組む様々な企業をマーケティングリサーチからマーケティング施策の企画・運営までトータルに支援している。
株式会社ジゾンでは、CMSシェアナンバーワンのソフトウェア「HeartCore」の導入に伴うマーケティングコンサルテーションを担当している。
【著書】
『ブランディング戦略―ブランディングの基礎と実践 (広告キャリアアップシリーズ) 』誠文堂新光社
『[実務入門] 営業はリサーチが9割! 売上倍増の“情報収集”完全マニュアル (実務入門)』日本能率協会マネジメントセンター
『先読みできる!情報力トレーニング (ビジマル)』TAC出版
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笑顔は最高の武器となることをチンパンジーは知っている
「営業マン」やお店の販売員さんがトップセールスになるための基本原理は究極2つだけ。信頼と好意を顧客から勝ち取ることです。信頼を得るのは当たり前のことですが、好意を得るのはなかなか難しいもの。好意を得るために簡単かつお金をかけないでできる行動は自然な笑顔を見せることですが、その理由は「笑顔の起源」を持つチンパンジーがなぜその行動を見せるかにヒントがありました。 -
繁盛店の売場が商品で溢れかえるワケ ◯◯は絶対にケチるな!
小売業の現場ではちょっと売上が低下してくると、どうしても発注量を控えめえにして廃棄コストを抑え、利益確保に走りがちとなるバイアスがかかりやすくなります。この行動は目先のコストを下げてくれるかもしれませんが、品切れを増やし、長期的にお客さんを失い、売り上げ低下にもつながってしまいます。顧客本位で考えれば、小売業にとって売り物を切らさないことはまさに基本中の基本と言えます。 -
海外進出・製品開発の鍵「節約イノベーション」で道を切り拓け
海外進出において現地法人設立はスタートに過ぎず、いざ始めると一番苦労するのは顧客の開拓です。多くの日本企業が日本製品は品質が良いので、高所得者層を狙えば売れるのではないかと安易に考えますが、大概のケースで失敗し失意のうちに日本へ撤退します。日本企業が海外へ進出する際は、現地の実情に合わせて製品からムダな機能を取り除く「フルーガル(節約)・イノベーション」を取り入れることが肝要です。 -
社長そこはケチっちゃ駄目! ケチは◯◯を失うコスト削減
コスト削減は重要な経営課題です。しかしコストを下げることでお客様の満足度を下げてしまっては、結果的には客数が減少し売上が立たなくなります。お客様を失うコスト削減は「節約」ではなく、単なる「ケチ」となってしまいます。当サイトのテーマである「節約」と「ケチ」の違いを、実際にあった2つの残念な企業サービスの事例を元に、プロフェッショナルマーケターが解説してくれます。 -
お客様とのコミュニケーションに手間をかけてますか?「誠実」は最高の販売戦略です。
人は単に「品質が良いから」「価格が安いから」といった合理的な理由だけで商品を購入することがありません。なぜならビジネスには「返報性の原理」という原理が根底に存在し、「誰かに対する借りはなんらかの形で返さないではいられない」という気持ちの元に人が動くからです。ビジネスを永続的に成長させるために、たとえ不効率でも「誠実さ」こそ最強の販売戦略であることを覚えておきたいものです。