3月14日(土)は、いよいよホワイトデーだ。バレンタインデー時にはサイバーエージェントの藤田社長による「社内義理チョコ抑制令」について、同意や異論などさまざまな意見が飛び交った。実際に女性はホワイトデーのお返しをもらって喜ぶものなのだろうか?ホワイトデー発祥の老舗和菓子店が出した調査結果が興味深い。
今週末はホワイトデー 女性は期待している?
3月14日(土)が刻々と迫っている。いよいよ今週末はホワイトデーだ。
会社の義理クッキーは、前日の13日(金)に渡そうと考えている男性が多いことと思う。
遡ること一ヶ月前、今年のバレンタインデーと企業のあり方について言えば、サイバーエージェントの藤田社長の「社内義理チョコ」抑制令が多くのメディアに報じられた。
藤田氏が「社内での義理チョコはなくし本命チョコだけにしたほうがよい」と社員へ投げかけ、これを発端に、社内のバレンタインデーやホワイトデーなどの「贈り物」「儀礼」マナーについて、同意や異論などさまざまな意見が飛び交った。
確かに義理チョコ選びや配布に費やされる時間は、業務の生産性の低下につながり、「バレンタイン・ホワイトデー」のイベントは社内のコミュニケーションを円滑にするための手段であって、目的ではない、という考え方もある。
ちなみに、ホワイトデー発祥の老舗和菓子店「石村萬盛堂」が行った調査※1でも、50%以上の女性がホワイトデーの贈り物に期待していない、と回答しており、藤田氏の主張は理にかなった部分がある。
本当に女性はクッキー貰って嬉しくない?
しかし、石村萬盛堂が実施したもう一つのアンケートの結果※1は、これとは全く違ったホワイトデーイベントの側面を教えてくれる。
「今年のバレンタインデーにチョコやプレゼントをあげた方に対し、ズバリ、お返しをもらったときの気持ちは?」と問いかけたところ、実に90%以上の女性が「うれしい!」「くれた人に好感を持つ!」と回答しているのだ。
回答結果を見る限り、女性の本音はなんだかんだ言っても、義理のお返しでも、もらえれば嬉しいと考えて間違えない。
女性は感情で動く特性が強い。生産性をあげるのも重要な業務だが、イベントを利用したちょっとした気遣いやコミュニケーションが、自分たちの予想していた以上に女性社員の仕事効率やモチベーションにつながる場合もある。
普段女性社員とコミュニケーションがうまく取れていない社長や管理職にとって、ホワイトデーは”株を上げる絶好のチャンス”ともなりえそうだ。
経費で落とすならどの勘定項目を利用する?
豆知識になるが、ホワイトデーの贈り物も、交際費や福利厚生費で落とすことが可能だ。
- 交際費:外部(取引先/取引見込み先)の女性
- 福利厚生費:社内の女性(ただし男子も含めて全員に付与)
と社内・外部で分けて経費扱いできる。
ただし、自分のお金と会社のお金を混同した経費の利用は言語道断。
会社として明確な目的を達成するためならば、経費項目の利用も一つの選択肢という話である。
参照元
※1石村萬盛堂 「バレンタインデーとホワイトデーに関する男女の動向調査」
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000006803.html