4月〜5月末までの限定期間で、急な出張代金を安くするテクニックがある。期限間近となった”航空会社の株主優待券”をオークションで落として、出張代金を安くする方法だ。優待券には、5月末と11月末の年2回で使用期限が決められており、使用期限を控えた直近の1ヶ月で相場はどんどん下落していく。ANAなど増資した株主優待券は価格も下落しやすく狙い目だ。
航空会社の株主優待券がお得に買えるのは今
4月〜5月末までの期間限定で、急な出張代金を安くするテクニックがある。
期限間近となった”航空会社の株主優待券”をオークションで落として、出張代金を安くする節約法である。
株主優待券のオークション相場価格が大幅に下落する時期は1年に2回ある。4月〜5月末までと、10月〜11月末の2回だ。
というのも航空会社の発行する優待券には、5月末と11月末で使用期限が決められており、使用期限を控えた直近の1ヶ月で相場はどんどん下落していくのだ。
春先の航空会社優待券はどれだけ安くなる?
この時期、各社の株主優待券はどのくらい安くなっているのだろうか?それぞれご紹介しよう。(2015年4月17日時点)
1)JAL
- 優待券の発行は年に2回。それぞれの使用期限は1年間で5月末と11月末。
- 優待券1枚で全線片道普通運賃から50%割引。
- ヤフオクでの落札相場は1枚5000円前後。
- 優待券の発行はJALとまったく同じで、年に2回。それぞれの使用期限は1年間で5月末と11月末。
- 優待券1枚で全線片道普通運賃から50%割引。
- ヤフオクでの落札相場は1枚3000円前後。
- 優待券の発行は年に2回。それぞれの使用期限は半年間で5月末と11月末。
- 優待券1枚で全線片道普通運賃から50%割引。
- ヤフオクでの落札相場は1枚1000円前後。
2)ANA
3)スターフライヤー
落札相場は直近の値のため、時期により当然変動する。過去の相場をチェックすると、お盆やお正月前には優待券価格は、1枚8,000円〜10,000円で取引されている。
例えば、福岡まで急な用事で出張する必要が生じた場合、普通運賃が41,000円〜37,000円程度かかるところ、株主優待券を使用すると、20,000円〜16,000円の運賃と優待券の落札金額で利用することが可能になる。
過去相場から見ても、ゴールデンウィークを過ぎ使用期限の5月末に近づくほど、落札相場は一段下がり、比較的高いJALやANAでも2000円前後で手に入れやすくなる。
優待券の流通量増加も価格下落を後押しする
航空会社の株主優待券の落札相場は、優待券の流通量にも影響されやすい。
例えば、ANAは昨年、合計2000億円分の公募増資を行ったため、株主や株の量が増え、必然的に優待券も多く出回っている。そのため、JALよりも比較的安い落札相場で購入可能だ。
JAL・ANAともに普通航空運賃は同額のため、優待券を使って少しでも節約しようと思えば、ANAはこの時期狙い目になる。
いつもは新幹線で出張している場合や、急な出張の場合は、飛行機も1つの選択肢に入れてみてはいかがだろうか。時間とお金の双方が節約できる。