会社経営者として本業で着実に利益を出し安定経営をしていても、余剰資金について寝かせるのはもったいない、資産運用して利益を出したい、と考える方は多いのではないでしょうか?そんな時に、銀行マンや証券マンらの、頻繁な資産運用の誘いかけがあるわけですが、実際のところ、彼らのアドバイスは有用なのでしょうか?
お金が増えない時代に資産運用へ誘う甘い言葉
会社経営者として本業で着実に利益を出し安定経営をしていても、余剰資金について寝かせるのはもったいない、資産運用して利益を出したい、と考える方は多いのではないでしょうか?
そんな時に思いつくのが、株やFX、不動産への投資です。
しかも、経済誌には「百万円を一年で一億円にした」などの投資を勧めるような記事が氾濫しています。
一方で、一年間の株価の値動きをみてみると、百万円が一億円になるような高騰を記録する銘柄は存在しません。
それでも金融資産として、お金がお金を生む方法がないものかと迷うものですが、そんな時に耳元で呟かれる、意味ありげな第三者の声は気になるものです。
金融機関の営業マン、特に、銀行マンや証券マンらの、頻繁な資産運用の誘いかけです。
金融機関の営業マンもサラリーマンです!
今は確かにマイナス金利の時代ですから、銀行に会社の資金を預けておいても利息は付きませんし、増えることもありません。
それを逆手にとって、彼らは営業してきます。やっかいなのは、こちらの資産残高情報も入手した上で彼らが営業してくることです。
もっともらしい提案をしてくることでしょう。
ところが、実際のところは彼らとてサラリーマン。
金融商品の販売目標(ノルマ)を背負い、その数字を確保しなければ、会社での出世が遠のく立場にあります。
そんな背景を考えれば、金融機関の営業マンの勧めに乗るのは賢明なこととは言えません。
大抵の場合は、入社して数年の若手が営業担当になりますが、若手がいかほどの情報を持っているのか?
彼らはせいぜい、先輩に押し付けられた商品や、旬を過ぎた案件を持っているに過ぎません。
自分でも知識をつけて営業マンの力量を把握
これらの投資勧誘に引っかからぬためには、まず自分自身が投資運用に対する知識をつける必要があります。
株価の動きや為替の動きをはじめとした経済のトレンドを、自ら仕入れる必要があります。
「あなただけ」という、甘い文句にだまされることもなくなります。
金融知識と経済動向を身につけることで、金融機関の営業マンとのコミュニケーションを通じて、彼らの力量を知ることができ、対応もスムーズになるでしょう。
中には、貴方にとって有用な情報を持つ人間もおり、その見極めが可能になります。
これらの事実を踏まえたうえで、賢く金融機関の営業マンを使い、資産運用を行いましょう。