これまで様々な節税対策をご紹介した当サイト。おさらいの意味も込めて、サイトオリジナルの節税マトリックスチャートを公開します。本稿ではマトリックスの中でも、節税に成功すれば効果は大きいけれど、極めてブラックな節税対策をご紹介します!ヒリヒリするほどアブナイ、ブラック節税はどれだ!?
節税マトリックス一挙大公開!貴方の節税対策はブラック?それともホワイト?
節約社長はこれまで、折にふれて様々な節税対策をご紹介してきました。
そこで本稿では、おさらいの意味も込めて、専門家の方々と一緒に作成した、サイトオリジナルの節税マトリックスチャートを公開します。
チャートの縦軸は「節税効果」が高いか低いか?、チャートの横軸は「節税対策」がブラックかホワイトか?を表しています。
チャートの見方は、ざっくりと以下の表のとおり。
節税のブラック度\節税効果 | 高い | 低い |
---|---|---|
ブラック節税 | 節税効果は高いがブラック度高い(脱税) | 節税効果が低くてブラック度も高い(脱税) |
ホワイト節税 | 節税効果が高くてホワイト度が高い | 節税効果は低いがホワイト度が高い |
本日はマトリックスの中でも、節税に成功すれば効果は大きいけれど、極めてブラックな節税対策(ズバリ脱税)を4つご紹介いたします。
節税に成功すれば効果は大きいけれど極めてブラックな4つの節税対策(脱税)
NO1 :エアビーアンドビー脱税
今流行りの民泊サイトエアビーアンドビーを活用して、インバウンドの宿泊で利益を得る際は、宿泊税や所得税を支払う必要があります。
ところが、未認可で顧客に宿泊させたり、利益を得ているのに所得税の確定申告をしていない方が、数多くいらっしゃるようです。
テレビやネットで話題のビジネスに対して、税務署はほぼ間違いなく目を光らせています。
サイトで人物特定が可能なうえに、税務署は預金口座を調べることもできますので、無申告で税金を免れようというのは危険です。
NO2:架空人件費の計上
組織が拡大している途中で採用活動が活発な企業や、人の入れ替わりが激しい業種で、ついつい経営者がやってしまうのが、架空人件費の計上です。
人件費は、会社の中でも一番大きな経費ですから、架空人件費を活かした経費圧縮(脱税)効果のインパクトは非常に大きいモノ。
ところが、税務署に対して、給与支払明細を以って抗弁しても、行政へ源泉徴収票や給与支払証明書が適正に提出されているか、前もって彼らは調べていますから、大体が黒判定されてしまいます。
NO3:水商売の確定無申告
水商売は現金商売がベースであるため、昔から脱税や無申告が多い業態として有名であり、今も昔も税務署から特に目をつけられやすい仕事です。
無申告はバレる可能性が高いうえに、バレたときにはペナルティまで課されること考えると無申告は高リスクです。
更には知識がない方が多いのを良い事に、過少申告による脱税指南のようなことをされている専門の税理士さんもいらっしゃいまして…
自分に知識がないからと、言うがままに動いて、脱税になることを知らなかったでは済まされません。
稼いでいる場合は、億単位で追徴課税を取られることになります。
NO4:時効狙いの脱税
時効までの期間は思いのほか長く、また時効の中断の規定に引っかかるたびに、年数のカウントが0に戻ってしまいます。
また別の経済行為から過去の行為があぶりだされる危険もありますので、かなり難しいでしょう。
組織ぐるみの時効狙いは、税務署も5段階のEランクでマークし、刑事のように張り付き、美味しくなって実も取れるギリギリのところまで肥えさせて、一気に摘発に入る模様。
時効狙いの脱税は、お金を隠したはずが、身ぐるみ剥がされるブラックな節税対策です。
知らぬ間にやってしまうブラック節税に注意!
さて、皆さんは如何だったでしょうか?
もちろん、ブラック節税(脱税)を敢えてやっている方はいらっしゃらないことでしょう。
しかし、いずれのケースも「自分はやっていないと思っていたのに、実際にはやっていた」というケースで、しょっぴかれることがあります。
本稿を機に、もう一度自社の会計を見直してみることをお勧めいたします。