「金融機関からの借入を起こすよりも、親戚からお金を借りたほうが楽」確かにそうかもしれません。
親戚からお金を借りる場合、銀行のように審査もいりませんし、担保すら要らない、いわゆる信用貸しのケースが多いからです。
しかし、知り合いからの資金調達にはデメリットもあります。デメリットを踏まえ、知り合いからお金を借りる際のマナーを知りましょう。
銀行より親戚家族からお金を借りたい人間心理
企業経営で資金調達を考える際に、「家族や親戚からお金を借りれないだろうか?」という考えが湧くことは、経営者ならよくあるものです。
しかし、親ならいざしらず親戚からお金を借りる際には、距離感が近いゆえに注意しなければいけないこともあります。
本日は、知り合いからお金を借りるデメリットについて、考えてみたいと思います。
親戚家族からお金を借りるデメリットとは?
経営者にとって、お金を貸してくれる相手は意外と多かったりします。
例えば、親戚であれば、身内の一念発起して起業したことを評価し、心地よくお金を貸してくれる人が見つかりやすかったりします。
しかし、親戚からの資金調達にはデメリットもあります。
銀行ならば守秘義務がありますから、お金を返せない場合でも貴方の資金繰り情報が、外に簡単に流出することもありません。
更に親戚からお金を借りる場合は、精神的にも最後の拠り所となるはずの身内に負いを感じ、相談したり心休まる場所を無くしてしまう場合もあります。
親戚家族であっても契約文書はしっかり作成
こういったことを防ぐためには、たとえ親戚から資金調達をする際であっても、しっかりと契約文書は取り交わしておく必要があります。
こういったものがないと後々、「幾ら貸していつまでに返すのか」といった基本的なことで揉めることもあります。
文書としてしっかりと取り決めをしておくことで余計な論争も避けられますし、相手に対する信頼感の向上にも繋がります。
お金の切れ目が縁の切れ目というくらい、お金は使い方を間違えると怖いものになります。それはたとえ血が繋がっていても同じこと。
本当にお金を借りなければいけないのか?という部分も熟慮した上で、親戚家族からの資金調達に関する判断を行いましょう。