経済 タンス預金増加・ふるさと納税が浸透しない理由を行動経済学で説明しよう 日本の現金残高は現在100兆円強ですが、その40%に及ぶ40兆円超はタンス預金として保管されています。2千円を超える分のほとんどが現金還付、あるいは税額控除で戻る、あまりにもオトクなふるさと納税も未だ利用世帯は全体の4%程度。これら人間の理屈で説明できない不可解な経済行動は全て、行動経済学の「損失回避傾向」に基づくものなのです。 2017.09.28 松尾 順 経済