神田明神ともコラボするラブライブ!とは何者!?

効率化

 『ラブライブ!』という女子高生たちが主人公のアニメを元にしたプロジェクトをご存知だろうか?映画にすれば3週連続で週末観客動員数トップ、さいたまスーパーアリーナでリアルライブを開催、はたまたスマホゲームのユーザー数が1,100万人を超える、などリアル市場を席巻する同プロジェクトのヒット要因を本稿では検証する。

スポンサーリンク

破竹の快進撃を続けるラブライブとは!?

 『ラブライブ!』というプロジェクトをご存知だろうか?

 「当然、知っている」と答えた人は、周囲に若者がいる環境におられるのか、ひょっとしたらマーケティングを生業になさっている方なのかもしれない。

 『ラブライブ!』が何たるものなのかを知る前に、まずはその勢いを軽くご紹介しよう。

  • 1) 劇場版映画「ラブライブ!The School Idol Movie」は、同じ時期に公開した「海街diary」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を上回り、3週連続で週末観客動員ランキング1位となる。
  • 2) 今年6月にはエースコックより、コラボレーション商品のカップ麺、計4種類が発売される。
  • 3) スマホゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」のユーザー数が、1,100万人を突破し、ソーシャルゲーム開発会社「Klab株式会社」における業績回復の原動力となる。
  • 4) さいたまスーパーアリーナにて「ラブライブ!μ’s Go→Go! LoveLive! 2015 ~Dream Sensation!~」を開催。
  • 5) 7月8日に発売した「SUNNY DAY SONG/?←HEARTBEAT」は8.6万枚を売り上げ、7月20日付オリコンシングルランキングの2位となる。
  • 6) 東京都千代田区にある神田明神では、参拝客増加にともない、「神田明神 × ラブライブ!特設ページ」を開設。

 その他にも、ビデオ、コミックス、関連グッズなど、『ラブライブ!』の快挙にいとまがない。

 一体ラブライブ!とは何者なのだろうか!?

スポンサーリンク

ラブライブはアニメを元にしたプロジェクト

 『ラブライブ!』とは、簡単に言えば、KADOKAWA、アスキー・メディアワークス、アニメ制作会社のサンライズ、音楽会社のランティスによって今から5年前の2010年にスタートした、女子高生たちが主人公のアニメを元にしたプロジェクトである。

 幅広い層のファンを持ち、熱狂的ファンは、自らを『ラブライバー』と称している。

 しかし、ビジネスとしての『ラブライブ!』を一言で表現するのは、非常に困難だ。

 アニメ制作、萌え系オタク市場、コンテンツ事業(商標、著作権等)、くまモンなどのキャラクタービジネス、AKB48に代表される参加型アイドル、妖怪ウォッチのようなクロスメディア戦略、いずれのカテゴリにも当てはまり、また、当てはまらない。

 あえて『ラブライブ!』の特徴をあげるとすれば、以下の2つに要約できるのであろう。

1) 不完全さ

 『ラブライブ!』のメッセージに共感したユーザー達が、プロジェクトを盛り上げていくことのできる余地とさまざまな選択肢が並はずれて多い。

2) ほどよい距離感

 ユーザーは、直接プロジェクトに参加できつつも、深く関わり過ぎずに第三者ででいられる安心感がある。

 この2点の絶妙な”バランス感”が、幅広い層のユーザーを獲得できる要因だと推察する。そして、この”バランス感”は、意図的に仕掛けられた戦略とは一線を画す。

 インターネットが当たり前になることでリアリティのある活動の価値はさらに高まり、ソーシャルメディアが広く普及した現在、同じ趣味趣向や価値観をもつユーザーが気楽に(そして個人を露出し過ぎないで)参加できる「場」はさらに重要なのだ。

スポンサーリンク

同じ価値を求める人の場所作りが肝要になる

 すでに、作り手による「プロダクトアウト」でもなく、買い手側からの「マーケットイン」でもない、同じ価値を求めるコミュニケーションの「場」に集まる個人や企業、さまざな人たちによってビジネスが創り出されるようになった。

 自社の得意分野を使った「場」というネットワーク作りにおいては、価値観に合ったブレないメッセージが欠かせない。

 『ラブライブ!』のヒットは、その好例と言えよう。

効率化
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。

起業、経営を応援するWEBマガジン編集部です。

編集部をフォローする
節約社長