大局観を持つ経営を 業界地図のススメ 

経営

 そろそろ2015年を意識する時期だ。多忙な経営者は、自社の事業計画をどう進めるかについて明確であっても、他の業界がどのような動きをしているか把握していない場合が多い。そんな時に効率よく世の中を知る上で役立つのが「業界地図」の活用だ。一読することで自身のビジネスへのヒントやチャンスも見いだせるかもしれない。

スポンサーリンク

大局観を持って一年の計を 業界地図が有用

 
 そろそろ2015年を意識する時期となってきた。慎重な読者の皆さんも既に翌年の事業計画はたてていることと思う。
 
 ご自身の分野であれば将来の見通しは翌年、3年後、東京オリンピック迄、と予測する事はできると思うが、はてしてその他の市場の事となるとどうだろうか?
 
 IT業界にいるから不動産、農業、科学分野は全く関係ない。不動産業界にいるなら電気機器、バイオ・薬品、航空産業のことは全く興味がない。ということはないだろうか?
   
 経済は複合的な要素が影響しあって動くものなので、定期的に大局観をもって情報整理したい。年末年始は普段関わりのない分野の動向を整理するいい機会だ。
 
 有効活用できるツールとしてほぼ全ての業界同行を網羅している業界地図の一読をおすすめしたい。

スポンサーリンク

業界地図を効率的に使う3つの方法

 

1)複数の業界地図を買おう

 業界地図は、東洋経済、日本経済新聞、三笠書房、成美堂出版、高橋出版など複数社から出版されている。年末になれば、いずれも本屋の書棚に平積みされているので購入は容易だ。大事なのは複数(2〜3でよい)の業界地図を購入することだ。数字以外の解説が各社独自の視点を持つため、興味のある業界を多角的に見ることが可能となる。一冊1,000円〜2,000円内程度で購入できるので、負担も少ない。

2)興味のある市場を優先 全て理解しなくてOK

 業界地図は一冊300ページ前後のボリュームがある。全てを読破しようとすれば、膨大な時間がかかってしまう。自分の興味ある市場や業界を優先して複数冊比較しながら読むことをおすすめする。また、業界の大きな流れを大局的につかむことが業界地図を読む目的なので、中身を精査する必要はなく、ぼんやりアウトラインが自分の頭に入れば目的は達成される。

3)気になった企業の株価を調べてみよう。

 注目した企業のページには付箋でその日の株価をメモして貼付しておくとよい。来年末に読み返したとき、その日から株価が上下したかどうかを確認できる。株価は常に業界の8ヶ月先を織り込む特性を持っており、あなたの予測や注目が正しかったか否か検証することが可能だ。

スポンサーリンク

まずは一読を いがいと多い「へえ」

 
 業界地図といえば就活生のバイブルのような扱いをされることが多い。しかし、業界地図を読むことで普段自社の関わる領域にビジネスの視野が狭まっているのを広げてくれたり、チャンスやヒントを得られる場合もある。
 
 「へぇ」の数だけ自分や世界は広がる。ぜひ経営者には年末に一読をおすすめしたい。

経営
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
編集部

起業、経営を応援するWEBマガジン編集部です。

編集部をフォローする
節約社長