ソフトバンク後継者指名で知るゴーイングコンサーン

ソフトバンクの後継者となるアローラ氏とは

 5月11日に開催されたソフトバンクの決算発表会見で孫正義社長(孫社長)は、代表取締役副社長にニケシュ・アローラ(以下:アローラ氏)を任命した。

 同時に孫社長は副社長に任命したアローラ氏が、ソフトバンクの後継者となることも、包み隠さず明かした。

 アローラ氏は、現在47歳でインド出身、前職は米Googlの上級副社長兼最高事業責任者(実質のナンバー2)という輝かしい経歴と共に、ソフトバンクへ2014年に入社した。

 アローラ氏は「10年後にソフトバンクは時価総額について、5倍の45兆円企業となることを目指す。」という孫社長の公言をこれから実行しなければならない。

ソフトバンクで知るゴーイングコンサーン

 孫社長は2010年の株主総会でも「ソフトバンク 新30年ビジョン」を発表し、「ソフトバンクを300年続く企業に成長させる」と語気強く訴えた。

 同時に自身の後継者を育成するために、ソフトバンクアカデミアまで設立した。

 アローラ氏への後継者指名も含めて、孫社長が企業を継続させるために示す強い意思は、全てゴーイングコンサーン(継続企業の前提)に対する強いこだわりの現れだ。

 ゴーイングコンサーンとは、企業が永続的に事業を継続することを前提とした経済活動を行うことで、結果として社会的責任を果たすことを意味する言葉である。

 いくら口で「社会に貢献する」「社会的責任を果たす」と言うよりも、経営者にとって一番大事なことは、世の中に必要とされるサービスを提供し、会社に大きな利益をあげることだ。

 経営者は自社がゴーイングコンサーンとなる経営戦略を立てて、企業を継続していく責任がある。

 孫社長が時価総額を膨らませようとするのも、必死に後継者を探すのも、ゴーイングコンサーンから見れば当たり前の行動なのである。

ゴーイングコンサーンと外国人社長の関係

 ソフトバンクの後継者指名で日本人が選ばれなかったことに、異論を唱える意見もある。

 しかし海外での売上比率が高まっている企業はソフトバンクに限らず、ゴーイングコンサーンを目指すために、相次いで外国人社長を就任させている。

 日産、タカラトミー、武田薬品工業などは、その代表格である。

 ソフトバンク(孫社長)がゴーイングコンサーンへの強い執念として、指名したアローラ氏の手腕がどう発揮されるか、今後が見ものだ。

 画像参照:”Masayoshi Son” by nobihaya – http://www.flickr.com/photos/nobihaya/2842617461/. Licensed under CC 表示 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.

経営
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