株価下落!?米国市場でヒンデンブルグ・オーメンが点灯

資産運用

 NYダウは3月25日(水)終値17,718ドルで取引を終え、292.60ドルの大幅下落となった。先週からアメリカでは市場暴落のサインと言われる「ヒンデンブルグ・オーメン」が点灯していることにも注目が集まっている。ヒンデンブルグ・オーメンとはいったいどのようなサインか解説すると共に、直近のヒンデンブルグ・オーメン点灯後の動きをお伝えする。

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ダウ下落 ヒンデンブルグ・オーメンとは?

 NYダウは3月25日(水)終値17,718ドルで取引を終え、292.60ドルの大幅下落となった。アメリカの耐久財受注額が市場の予想を下回るなど、発表されたアメリカの経済指標を受けて、景気の先行きに不安感が広がったのが理由だ。

 また市場関係者の間では、先週からNY証券取引所(NYSE)の株価指数に「ヒンデンブルグ・オーメン(Hindenburg Omen)」という下落サインが点灯したことも話題となっている。

 ヒンデンブルグ・オーメンとは、1937年に米国のニュージャージー州で発生したドイツの飛行船「ヒンデンブルク号」の爆発・炎上事故と、日本語訳にすると「良くないことが起きる前兆・きざし」を意味する「オーメン」を掛けあわせた、株式の下落予兆を表すテクニカル分析用語だ。

 ヒンデンブルグ・オーメンは一般的に、

  • 1)52週高値更新銘柄と52週安値更新銘柄の数が共にその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.8%以上
  • 2)NY証券取引所のインデックスの値が50営業日前を上回っている
  • 3)短期的な騰勢を示すマクラレンオシレーターの値がマイナスに転換する
  • 4)52週高値更新銘柄数が52週安値更新銘柄数の二倍を超えない

 という条件が整った時に点灯する下落サインである。

 ヒンデンブルグ・オーメンがサインとして点灯すると

  • 1)77%の確率で株価が5%以上下落する
  • 2)パニック売りが発生する可能性は41%になる
  • 3)株式市場が重大なクラッシュを迎える可能性は24%になる

 といった現象が起きると言われている。

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直近のヒンデンブルグ・オーメン点灯場面

 近年でヒンデンブルグ・オーメンがサイン点灯した代表的な期間は、2010年8月と2014年9月の2回である。

 2010年は、当時のFRB議長バーナンキ氏が量的緩和を行い、暴落が回避された。よって、ヒンデンブルグ・オーメンが発生しても暴落しないケースもある。

 それではもっとも直近にヒンデンブルグ・オーメンのサインが点灯した、2014年9月のNYダウの動きはどうだっただろうか?
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SBI証券/NYダウチャート
 
 上記の図でもわかるように、2014年9月20日のヒンデンブルグ・オーメン点灯後、NYダウは17,350ドルの高値から10月半ばに15,855ドルの安値をつけるまで約8・6%下げている。「株価が5%以上下落する」というヒンデンブルグ・オーメン独特の現象が起きたことになる。

 今回は3月2日(月)につけた高値18,288ドルを抜くこと無く、3月20日(金)に昨年9月同様の大商いを付けて、一旦天井を付けたようなチャートのサインも見えている。ここからどうなるのだろうか?

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ファンダメンタルが良いため買い場なるか?

 先述の通り、2010年のようにヒンデンブルグ・オーメンがサインとして点灯しても、株式は下落しない可能性もある。

 ただし、日本市場はアメリカの市場と連動性が高いため、目先の相場は神経質な展開となる可能性を考慮しておきたい。

 もっとも、日本全体のファンダメンタル(雇用・生産・物価などの基礎的な事項)は、目下良好だ。発表される上場企業の業績は、今年度の売上高経常利益率ベースで、1980年度以降最高になる見込みも観測されている。

 大幅な暴落がおこれば、そこが買い場となる可能性は高い。

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