リーダーにしたい歴史上の人物NO1!山本五十六の言葉はなぜ心に響くのか?

経営

皆さんは歴史上の理想のリーダーといえば誰を思い浮かべるでしょうか?

歴史上の人物「理想のリーダー」ランキングで常にトップ争いに食い込む人物といえば、海軍司令長官・山本五十六です。

彼の名言は、管理職やリーダーに受けいられるのはもちろん、多くの人の心を今でも打つものばかりです。なぜ山本五十六の言葉は私達の胸を熱くするのか?キミアキ先生が解説します。

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理想のリーダー 連合艦隊司令長官・山本五十六

今日は、不動の人気を誇る連合艦隊司令長官・山本五十六さんの言葉を、管理職やリーダーに立つ人間がどうやって役に立てられるか考えてみましょう。

山本五十六さんは敗戦の将で、最後には輸送機で移動中に死んでしまったんですけれど、今でも色んな人に人気です。

私は20代のころ、ある会社の社長さんに「自分の目上の人を味方につけたかったら歴史のことを勉強しなさい。」というアドバイスをいただきました。

幅広い層から支持される理想のリーダー山本五十六

管理職であったり、はたまた子育て真っ最中のお母さんであったり、そういう方に五十六先生の言葉が人気でございます。

歴史上の人物で誰が理想のリーダー?ってランキングやると、大体上位に入ってくる人で、西郷どんや坂本龍馬あたりとも渡り合って、たまに一番人気だったりしますよね。

管理職研修の定番としても有名な山本五十六

それで、五十六先生の言葉で一番有名なのは、まずこれですね。

やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば人は動かじ

とかね〜っ!実に良いことを言ってるんです。

よくよく考えてみると、まずやってみせるって面倒くさいですよね。

それだけじゃない。

言って聞かせ頭で覚えさせて、そしてやらせてみて、さらに!ここが素晴らしいですよね。

「誉めてやらねば」

誉めてやって、そこまでやって初めて人は動くんだという教訓ですね。

この最後の言葉をズバッと、管理職教育の1番最初にネタとして使うわけですよ。そうするとみんな「はぁ…(疲)」みたいなね、そんな感じでため息をつくわけですよ。

言うは易く行うは難しとは、正にこのことなんです。

この「誉めてやらねば」っていうのをですね、出来る人はよく汚いやり方でやるんです(笑)

たとえば、毎朝10時とか、決まった時間になったら誰か部下を誉めて回るとかね。

でも、毎日誉めるっていうのは、欠点を探すことより大変なんですね。

そんな大変なことを毎日毎日続けていくのが、「良い管理職」ということで、とにかく誉めときゃ何とかなるし!みたいな感じのことも、実は山本五十六先生から来ているんですね。

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自分自身も実践者であった名言「男の修行」

それからもうひとつ、五十六先生の言葉で人気があるのが、「男の修行」です。

苦しいこともあるだろう。

云い度い(言いたい)こともあるだろう。

不満なこともあるだろう。

腹の立つこともあるだろう。

泣き度い(泣きたい)こともあるだろう。

これらをじっとこらえてゆくのが

男の修行である。

あるだろう。あるだろう。あるだろう…あるだろう?全部分かっているからな。俺分かっているから。だけれど、これらをじっと堪えていくのが男の修行なんだよ、って。

分かってる。こういうことってあるよね、こういうこともあるよね、っていう感じで、五十六先生はひたすら相手に同調しながら、最後はやろうぜ!って言うんです。

五十六先生という方が、如何に人たらしであったのかが、もうハッキリわかる一文ですね。

究極の人たらしだから、これが女性にもモテるわけです!だから、五十六先生はアソビもとにかく派手だったらしいです(笑)

ただ、五十六先生は、ただの人たらしだっただけじゃなくて、自らも「男の修行」の実践者なわけです。

というのも、五十六先生は若い頃、アメリカに住んだことがあって、全土を旅しています。

だから、アメリカがどれだけ強いか知っていたんです。

なのに、皆はそんなこと知らないからどんどん戦争に突っ走っていく中で、山本五十六先生は最後までアメリカとの戦争に反対します。

「国力10倍のアメリカと戦うなんて無理ゲーですっ!」って、陸軍の東條さんらともやり合って、「このビビりがっ!」とこけおどされます。

でもね、最後には反対していた戦争で、乗り気じゃなかった海軍司令官やらされて、先陣切ってアメリカ海軍と戦うわけです。

真珠湾攻撃を仕掛けた後、大好きだったアメリカに、「卑怯者のイソロクっ!」なんてレッテルも貼られます。

それでも、これらをじっと堪えていくのが男の修行なんだよって、実践している五十六先生に言われれば、誰もが納得するのは当たり前ですよね。

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なぜリーダー山本五十六の言葉は私達の心に響くのか?

なぜ、これほど五十六先生の言葉が響くのかって考えた時に、彼は結局「命懸け」なんですね。

その命懸けの部分というのは、やはり本当に戦争の状態じゃないと、なかなか出なかっただろうと。

山本五十六連合艦隊指令長官が、とにかく人を動かすということについて、どれだけ気を使っていたかと想像すると、その努力には本当に頭が下がります。

ですから、彼の言葉を見ると、これは中小零細企業の社長さんでも、ここまで従業員に自分が言えるかな?って考える、とても良いきっかけになると思うんです。

そこまで思って、気持ち込めて、俺は部下に言ってあげられるかな?っていうところで、なかなか出来ないと思うんですけれど、まずはやってみることに価値があるんじゃないでしょうか。

本なんか読めば五十六先生のことが大体分かりますので、興味が湧いたらAmazonとかで探してみてくださいね。

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タナカキミアキ

売らない営業マン タナカキミアキ

YouTubeチャンネル「キミアキ先生の起業酔話」で、
中小企業経営のこと、起業のこと、経理のことを、
顧問先法人100社・個人事業者50名を抱える現場目線で
お話しています。

所有資格:

日商簿記検定1級
全経簿記検定上級
全商簿記検定1級で簿記検定3冠王、
税理士
簿記論・財務諸表論で簿記4冠&簿財番長
宅地建物取引主任者
ファイナンシャルプランナー
かわいらしい秘書検定2級
普通自動車に普通自動二輪
みんなの安全を守る甲種防火管理責任者
珠算3級
よく分からん情報処理検定2級

…などプチ資格オタク

妻は「あおば会計税理士法人」代表税理士の田中朝代。

18歳の時に簿記1級のクラスで出会って、
15年後になぜか結婚しました。

中小零細企業の経営に関しては夫婦揃ってめっぽう詳しいので、
ガンガン講義やっていきます!

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