集中的な朝の業務へ向けて 睡眠効率を上げる5つの行動

健康

 朝は経営者にとって、一番仕事がしやすい時間帯だ。早めの時間帯にオフィスで業務を行えば、社員の質問攻めにあわず、効率的に自分の仕事に集中できる。いざ早くに出社して仕事をしても、頭がボヤっとした状態の場合、それは貴方の睡眠効率が悪いことを示唆している可能性が高い。本稿では睡眠効率をあげるために行うべき5つの行動を提示する。

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目覚めが悪いのは自律神経の回線不良が原因

 朝は経営者にとって、一番仕事がしやすい時間帯だ。早めの時間帯にオフィスで業務を行えば、社員の質問攻めにあわず、効率的に自分の仕事に集中できるからだ。

 しかし、いざ早くに出社して仕事をしても、頭がボヤっとした状態だと業務も捗らず、時間と体力がムダに削れることとなる。

 目覚めが悪い原因は、眠りの質(睡眠効率が悪い)にある。 

 人間の体は睡眠中に自律神経のうち、心と身体のリラックスをつかさどる副交感神経が優位な時間を迎える。

 朝、目覚める際に自律神経は、「闘争」や「活動」を司る交感神経へ徐々に切り替わっていく。目覚めの時間は、副交感神経と交換神経の切り替えを脳が行う時間帯のため、自律神経がパニックを起こしやすいのだ。

 この症状を軽減するために、「睡眠効率をどうあげるか」が重要となる。

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就寝前に行う5つの行動で睡眠効率をあげよ

1)寝る3時間前には食の摂取をストップする

 食を摂取すると血糖値は上昇する。血糖値が高いまま睡眠に入ると、成長ホルモンの分泌が胃の活動に阻害されることで副交感神経が働きにくくなるのだ。その結果、質の良い睡眠が取れず、前日の疲れが取れにくい状態となる。寝る3時間前には食の摂取をストップしよう。体温をあげるために白湯(さゆ)を飲むのは逆に神経をリラックスさせる。

2)明日の服を夜のうちに規定の場所へ用意する

 副交感神経が十分に働くためには、心理的にリラックスした状態が必要となる。明日の業務内容の確認は、帰宅時間や、できるならば社内で確認して、家に持ち帰らないようにしよう。更に明日着る服は、寝る前に規定の場所へ用意しておけば、朝起きた時の悩みが1つ消える。朝が来れば、自分が着る服以上に決断しなければならないことが貴方を待つ。

3)ベッドに入ったら幸せなことを考える時間を作る

 経営者にとって、日常の業務は自分が気が付かないところで多くの心理的なストレスを与える。社員の前では、どれだけ危ない状況でも貴方はポジティブな発言に徹し、人を鼓舞する立場にある。一人になる就寝の時間は、マイナスな思考に陥りやすい。できるだけ自分が気持ち良い状況を想像することで、副交感神経が働きやすい状況を作ろう。

4)スマートフォンやタブレットをベッドに持ち込まない

 スマートフォンやタブレット等の電子機器にはブルーライトと呼ばれる青色の光が発されている。ブルーライトは肉眼で確認可能な光の中で、最もエネルギーが強い光のため、脳が興奮状態に陥り睡眠を妨げてしまう。更にネットサーフィンでせっかくの睡眠時間が削れてしまう。スマートフォンやタブレットは絶対にベッドへ持ち込まないようにしよう。

5)起床時間を90分の法則で逆算して目覚ましをセットする

 就寝中、人間はレム睡眠と4段階に及ぶノンレム睡眠を行ったり来たりする。一連のサイクルは約90分かかるため、目覚まし時計は自分が就寝してから寝付くまでの時間を除いた、90分単位の倍数でアラームをかけると良い。例えば、6時間後(360分:90分×4)、7.5時間後、(540分:90分×6)などの倍数で逆算するのである。早めの時間帯に寝ることを心がければ、逆算する時間も計算しやすい。

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朝を快適に過ごすことの更なるメリット

 朝早くにスッキリとした状態で目覚め、早めの就業で集中的に業務を片付けることができれば、残りの時間は従業員との対応などマネジメントに多くを割くことが可能になる。

 早く始めた分、業務を終了する時間を早めれば真っ先に帰ることができる。経営者が早く帰れば、社員も業務を時間内に集中的かつ効率的に行い、自分も早く帰ることを意識するようになる。

 自分自身の睡眠効率をあげることは、自分だけではなく会社のためにも重要だと言える。

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