おバカっちょの4定義:素直なおバカっちょは起業家に向いてる

起業

 インターネットに溢れる立派な経営者インタビューを見ていると、「自分はバカだから起業できないだろうな」と考える方もいらっしゃることでしょう。ところがキミアキ先生は「おバカっちょのほうが起業はしやすい」と言います。おバカっちょを4つの定義で区分した上で、どんなおバカっちょが起業に向いているか、解説していただきます。

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おバカの定義1:「勉強ができないおバカ」

 私もおバカっちょ軍団のひとりですからね。おバカっちょは、意外と起業しやすいんですよ。

 おバカっちょにも定義というものがありまして、今日は「起業家に向いているおバカっちょとは?」というお話をしてみようと思います。

 学生時代は勉強ができないのが、おバカっちょということだったりしますよね。

 行った学校によっても随分と区別されてですね、「おバカっちょなんだね」と。

 ところが、おバカはおバカなんですが、勉強が出来なくても起業はできます。学校の成績で、銀行が融資を決めることなんてないですから。

 儲かっている飲食店のオーナー達、マスター達、店長達がどんだけ学歴が良いかって!?

 もーーーッ、酷いモンですわ。本当に!(笑)

 普段何考えてるかっていったら、「どうやってあのオンナと一発やろうか」とかそんなことばっか考えてるんですから。

 でも、後から言いますけれど、彼らはまさに起業家として、持つべき特質を担っている点ではピカイチです。

 だから、勉強できない「おバカっちょ」という基準は、事業者になれるか否かと関係無いです。

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おバカの定義2:「ゴマすり社会人おバカ」

 学生時代は勉強が出来ないとおバカっちょの扱いだったんですが、社会に出るとおバカの定義はガラッと変わります。

 ほんっとに気が利かないと、クソバカにされますね。

 大体の人が空気読めないとかそういうことで、おバカの烙印をガンっと押されてしまって、一旦会社の中でバカ扱いされてしまったら、本気で学校以上に会社とか行きにくいですよね!

 そして生きにくい。

 そのくらい、学校での常識は社会に出るとガーッと変わってしまって、それまでの「おバカっちょの定義」もリセットされてしまうと。

 じゃあ、サラリーマンとして、どうしていけば生きて行きやすいかというと、とにかく気遣いがあって、あとはゴマすりですね。

 300人くらいの同期がいたら、3人だけしかそのポストには就くことが出来ないとか、そういう感じでふるい落とされるわけなんですけれど、生き残る人の半分以上はゴマすり軍団で、とにかくゴマすりが旨いですね。

 会社の中でも、こういう連中は結局生き残っているんです。

 でもゴマすり上手くたって、それが本音でお客様のためという人は殆どいなくて、自分の会社内における立場の保身だったり、そういうところしか見えてなかったりする。

 やっぱり、「お客様に喜んでもらうことが商売する上で本当に大事だ」って感覚は、自分の人生と自分のお金をかけないで他人のふんどしで勝負している限り、なかなか生まれないですから。

 だから、ゴマすれるおバカっちょだからって、起業ができるわけではないです。

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おバカの定義3:「意識が高い系おバカ」

 そして、このゴマすり軍団と真逆のところにいるのが、「俺は意識が高い!」って思っているおバカっちょ軍団ですね。

 ゴマすり上等とは真逆の連中です。

 じゃあこの人達がサラリーマン社会で出世できるかどうかというと、あんまり出世できないと思いますし、独立開業してもあまり上手くいかんと思いますよ。

 なんで自分の事を意識が高いと思うかと言うと、「自分は考えているんだ!」「自分は会社のことを考えているんだ!」とか、そう考えている自分を特別だと考えているのかもしれません。

 ただし、こういう人は口ばっかりで、行動が伴ってないケースが多くて、それゆえにサラリーマンでも、独立開業しても上手く行かないんです。

 意識高いとかいうの、特にスモールビジネスでは最も要らないもんですし、実行あるのみですから。

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おバカの定義4:「素直なおバカ」

 じゃあ、私の言う「おバカっちょ」ってどんな人達なの?というツッコミなんですが、一旦事業者になったら、お客様の事ばっかりを考えるのが当たり前なんですよ。

 例えば、私が「お客様のことを1番にずぅーっと考えていなくちゃいけない。そうすれば会社作ったら儲かりますよ!」って言うとしますよね。

 すると、素直なおバカっちょさんは私の言うことを聞いて、「お客様のことを考えて儲けていこう!会社作っちゃおう!」って信じちゃうんです。

  「すいません!会社やめちゃいました!どうすればいいですか?!」

 こういう「素直なおバカっちょさん」は、起業すると案外成功していくことが多いです。

 実は、素直なおバカっちょは、事業者に向いています。

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素直な「おバカ」が事業者向きである理由とは

 では、なぜ素直なおバカっちょが良いかというと、論理的な思考であったり、批判ばっかりするような人って、だいたい上手くいかんのですよ(笑)

 むしろ、なんでも肯定して、良い所だけを取り入れる人のほうが、バカなんだけど人に好かれます。

 実際、これが一番大事なのですが、批判ばっかりしても1円にもならんのですよ。

 なんでも肯定して良い所を見つけて取り入れる方が、商売人というのはおカネになるんです。

 あともう1個ありまして、文句を言っても、これも1円にもなりません。

 逆に、褒める所を見つけて「いいな!」って思った瞬間から取り入れちゃうと、これはおカネになります。

 周りからすれば「アイツ、人のこと褒めてばっかりだな(笑)」って奴の方が好きなわけですよね。

 素直なおバカっちょってのは、「文句言うな!」って言えばね、「あ〜もう言わん!」と言います。

 「褒めろ!」って言えば、「うぅぅん、じゃあ褒める!(笑)」ってね。こんな感じですよ。

 結局、人のことを肯定して良いところを取り入れたら、「パクらしてもらってありがとうございます!」って感謝するわけです。

 一番最初の話に戻ると、素直に全てのことに感謝が出来る出来ないに、学歴なんて関係無いでしょ!って話なんですよ。

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行く道がわからなくなったらお客様に聞くべし

 最後なんですが、どうやって売れば良いのか?で迷うおバカっちょ起業家さんもいると思います。

 そんな時に1番大事なのは、何でも良いから、自分から買ってくれたお客様に素直に聞けば良いんです。

 「なんで買ったのよ!?」とかね(笑)

 「うちの店にまた来たのッ!なんで来たの!?」とか言ってですね。

 素直に聞いて下さい。

 そうすると、要するに自分では分からなかった、店の売りとかあなたの売りとかが分かりますよ。

 だってお客様は買ってくれたんだもの。買ったお客様に聞くのが1番早いでしょ。

 ですから、こういう風にやれば、おバカっちょだって絶対に商売は出来ます!

 ただですね、これだけで商売を大きくする事は出来ないですから、フェーズ毎に自分を変えていく必要があります。

 「自分と家族が食っていければ良い」くらいだったら、本当にこれだけでも起業は出来ます。

 おバカを活かしてお客様に聞けーーー!って感じで、商売を始めてみては如何でしょうか?

 
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タナカキミアキ

売らない営業マン タナカキミアキ

YouTubeチャンネル「キミアキ先生の起業酔話」で、
中小企業経営のこと、起業のこと、経理のことを、
顧問先法人100社・個人事業者50名を抱える現場目線で
お話しています。

所有資格:

日商簿記検定1級
全経簿記検定上級
全商簿記検定1級で簿記検定3冠王、
税理士
簿記論・財務諸表論で簿記4冠&簿財番長
宅地建物取引主任者
ファイナンシャルプランナー
かわいらしい秘書検定2級
普通自動車に普通自動二輪
みんなの安全を守る甲種防火管理責任者
珠算3級
よく分からん情報処理検定2級

…などプチ資格オタク

妻は「あおば会計税理士法人」代表税理士の田中朝代。

18歳の時に簿記1級のクラスで出会って、
15年後になぜか結婚しました。

中小零細企業の経営に関しては夫婦揃ってめっぽう詳しいので、
ガンガン講義やっていきます!

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