家族4人で最大400万非課税 2016年NISAが大きく変わった

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 NISAの活用にチャンスが広がっています。今年からはNISAの非課税額が年間100万円から120万円へ20万円の増額となりました。通常の株式運用では利益や配当へ20%の課税がされる分、お得になります。更に4月からはジュニアNISAも始まり、家族がいれば非課税枠は更に大きく広がります。コツコツと毎月一定額の積立て運用を行えば将来的にリターンを得る可能性は高そうです。

NISAの非課税額が今年から20万円増に

 今年から、NISA(少額投資非課税制度)の非課税額が増額され、年間120万円になりました。

 2014年からスタートしたNISA。2年間は年間100万円までが対象でしたが、20万円アップです。

 例えば毎月10万円、年間120万円を投資に回して得た利益や分配金が非課税となります。

 本来20%の課税がありますので、普段から利益を出せる方は間違いなくNISAのほうがお得ですね。

ジュニアNISA活用なら家族で非課税枠拡大

 また4月1日からは「ジュニアNISA」も始まります。

 これは未成年(20歳未満)専用の口座開設を可能にし、年間最大80万円分から生まれる利益や分配金を非課税にするものです。

 18歳になるまでは原則払い出しは不可、というルールはありますが、それ以外は「大人NISA」とほぼ変わりません。

 「若年層への投資のすそ野の拡大」と謳った制度ですが、運用管理は親権者等が代理で、という原則のようなので、この制度もまた「高齢者の持つ金融資産を動かす」ことが主目的といえそうです。

 とはいえ子ども名義のお金を運用するわけですので、小さい時期から少しずつ金融の勉強をさせるのには良いきっかけになると思います。日本人の課題である「金融リテラシーの向上」に、かなり役立つのではないでしょうか。

 このように4月からは、たとえば夫婦2人に子ども2人の4人家族であれば、年間400万円での運用益が非課税になるわけです。決して小さくない数字です。

毎月一定額を積立るのがNISA活用のコツ

 一方年始から株式相場は大荒れで、日経平均は3週間の間に3,000円も下がっていました。1月後半には復調しましたが、まだまだ安定していない日々が続きます。

 せっかく非課税枠が増えても、このようなマーケット状況ではなかなか投資額を増やそうという人は少ないかもしれません。

 でも老後資金までまだまだ時間がある人にとっては、問題ありません。

 いつもお客様にはお話していますが「安い時に買って高い時に売る」という気持ちにとらわれず、毎月コツコツ同じ金額分を積み立てながら投資をしていけば、マーケットの下降局面でも怖くありません。

 むしろ将来的に上昇した時、この下降時期に投資をしていた分が良い働きをしてくれます。

 これをドルコスト平均法といいますが、投資初心者にとっては力強い味方となってくれる積立方法です。

 昨年末も「結局NISA口座使っていないから、今月使い切らないともったいない」と一気にまとめて投資をした結果は…年始の市場を見れば何をかいわんや、ですね。

 毎月一定額、これがNISAをうまく利用するコツです。

※リートなど分配金再投資型を選ぶ方は要注意!10万円×12ヵ月=120万円で限度額まで投資をするつもりが、途中で出た配当金再投資分もカウントされてしまいますので、微妙な金額がオーバーし、課税されてしまう可能性があります(経験談)

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赤井雅

株式会社アセットリンクマネジメンツ
取締役 赤井 雅

1977年生まれ
福島県福島市出身
中央大学商学部卒

〇個人・法人向けファイナンシャルプランニング、リスクマネジメント
〇生命保険・損害保険代理業
〇各種専門家と連携した相続対策
〇住宅ローン取次代理業

こんにちは。ファイナンシャルプランナー(FP)の赤井です。
国内ではなかなか認知度の低いFPという仕事ですが、欧米では「不動産」「保険」「運用」などの大きなお金が動くときにFPに相談するのは当たり前。

「不動産業者」「保険業者」「証券業者/銀行」などのプロに負けないノンプロを育てる、を理念に掲げて活動しています。

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節約社長