逆に!皆が退却した今なら中国進出はオトクなんじゃない?

時事

 元の切り下げや賃上げ、GDPの低迷に伴うこのところの動きは、グローバルな経済界全体にチャイナショックを引き起こしました。しかしGDPは低下してきてはいるものの2016年の予測GDPは6.7%と世界的にも高い成長率。また中国市場へ参入を考える企業にとって、人口が多いことは大きなプラス要因と言えます。中国市場の見通し、特性と注意点について解説いたします。

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中国経済は減速もGDP成長率は世界でも高水準

 2015年9月にみられた元の切り下げや賃上げ、GDPの低迷に伴うこのところの動きは、取引先のパートナーとグローバルな経済界全体に不安を引き起こした。

 いわゆるチャイナショックである。

 この数年の間、高い安定成長と原材料使用をめぐり、景気減退のグローバル経済を支える中国にプレッシャーがかかっており、中国が2015年GDPの見込みを下方修正すると他国政府から憂慮されることになった。

 しかし中国へ拡張しようとするビジネスにとって、この要因は全体的な中国市場についての分析を暗くするものではない。

 GDPは低下してきてはいるが、2016年のGDP予測は6.7%。今日の状況を考えると例外的に高い。

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中国の人口は他に代え難いチャンスを生み出す

 もう一つ挙げたい中国市場参入がいいと思われる理由のひとつが、“人口”である。

 人口増加は、中国市場参入者にとって、以下のメリットを与えている。

1)増加する富裕層

 賃金上昇は、全体の成長や国に対する海外直接投資に関してはマイナス要因と見なされ得るが、国民の可処分所得の増加は消費者購買にとって重要な要因である。

 中国の収入レベルは世界銀行によるとアッパーミドルの所得とされる。

 中国は一人あたりのGDPが7,593ドルの国である(インドは1,630ドルで、ホットな新市場のベトナムは2,052ドル)。

 中流階級(2012年で3億人)がずっと増え続け、消費者の成熟とあわせて中国は新製品への需要が大きい社会となりつつある。

 経済力がアップし洗練されている消費者は、要求を満たすためにベーシックな製品以上のものを求め、外国ブランドを買うことで自分たちの豊かさをアピールする。

 たとえばスターバックスコーヒーを持っているのはクールな中流階級スタイルだという。

 それに加え、この新しい消費者層にはブランドロイヤルティーもまだ確立されていないので、高いライフタイムバリューを創造する大きなビジネスチャンスが存在する。

 中国市場がオープンになっていくに従って、海外ブランドや新しいサービスへの需要は共に増加していく。

 そのため中国という国は、多くの製品やサービスが参入するのにうってつけで、新しい消費者市場が開ける国と言えるのだ。

2)人口密度と人口分布

 中国は膨大な人口が、密集した都市部に集中している。数の面からだけいってもターゲット市場としての可能性は中国にとってプラス要因である。

 一般的に都市部のインフラは良好で、協同一貫輸送は中国国土のサイズを考慮しても十分。

 フランチャイザーは配送センターを設置したり契約に結びつけたりができるだろう。常套文句の「一にも二にもロケーション」は、どんな店舗を始めるのにも一番の要素だ。

 中国に参入する時には、2番目3番目の都市が賢明かもしれない。そのように私が予想する理由は都市と消費者が持つ可能性である。

  • ・労働に好ましいインフラ
  • ・比較的低い不動産経費
  • ・低めの賃金で得られる人的資源
  • ・低い競争
  • ・ライフタイムバリューの増加

 これらは全て重要な要素だ。

 しかしさらに重要なのは、評価の高いブランドを作って初期から消費者とのつながりを築ける見込みが高いことであり、これらの都市はより高い可能性を持っている。

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国土サイズも魅力 良いパートナーを見つけよう

 また国の大きさの点から言うと多様性が予測される。

 市場が地域により多様なのでフランチャイズの開発も細かく気を配る必要がある。

 実際、中国全域の契約を地域の中小企業にオファーすることは稀である。彼らのノウハウはその地域むけにレベルアップされたものだからだ。

 ロケーションの選択時に念頭に置くべきことは、以下のとおりだ。

  • ・中国は地域の自由貿易協定を通して関税/非関税障壁をなくすことに積極的
  • ・行政の国内投資の優遇策
  • ・上海の自由貿易地域と経済特区

 さて、更に中国へ進出し、成功を目指すならば決定的に必要な要素がある。

 それは、地域ごとに経験豊かなパートナーか国内大手のプレーヤー、すなわち「金のがちょう」を見つけ出すことだ。

 複数のライセンスを管理するには余分の時間を必要とする。

 この場合、それぞれの市場の規模を地域に設定する方が、国内市場を一つにすることより、多くの利益をもたらすのだ。

 だから中国での拡大のステップごとに、あなたの製品の見極めをきちんと行うという余分の努力は、十分に報われる。

 基本的に、オープンマインドで柔軟な状態を保ち、業績が悪かったら早いうちに製品を入れ替えることが大切である。

 日本企業が続々と撤退する今だからこそ、中国への進出が費用対効果でオトクな場面がやってくるだろう。

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株式会社Dai グローバル部門担当ディレクター
ダレン・ハリス
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