お金を払って知識を手に入れるメリット

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知識を得ただけで満足し行動しない人が多いワケ

なぜ知識を得た後で満足できない人が多いのか?

本を読む、セミナーで話を聞く、コンサルティングでアドバイスを受ける、こうした何らかのサービスを受けた人々が満足しない理由は明白です。

それは「知ったことに満足しているから」ということに他なりません。

知識には階層があります。「知る」ということはその中で最底辺に位置します。知っているだけでは人生は何も変わりませんし、何の価値もありません。

知識を得たとして、理解しなければ人は相手から話を聞いたり、アドバイスを受けたりしても「ああ、よかった。自分は知ることができた」と安心して動けなくなってしまうのです。

アドバイスを与えた側は知識を元に動いてほしい

でも、これは考えてみれば独りよがりな姿勢です。

アドバイスを提供した側に立ってみると、せっかく時間と専門知識を使って相手に提供したことを活用してもらえないわけですから、残念ですし、そんな相手にはもう積極的にサポートしたいとは思わないでしょう。

ですので、アドバイスを受けたり、知識を授かった側が、それだけで満足しないのは、自分自身のためでもありますし、教えてくれた相手のためでもあるのです。

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お金を払って知識を手に入れるメリット

できればタダで何かを得たいのが人間の本質

人は本質的にいって、ものすごくお金を払うのが嫌いな動物です。財布の中にあるお金、銀行口座にあるお金のことを考えると、できることならお金を払わずに済ませたいと考えてしまうのです。

ですので、1円安い卵を買うために自転車に乗って、隣町に出かけてしまうことがあるという、笑えない話もあるほどです。

多くの人にとって、お金とは自分の身体に流れる血液と同じもの。支払いをするのは身を切られるような痛みを伴う行為であり、できる限り払いたくないと思うのは多くの人が持っている価値観なのです。

この本能的な価値観は、心理学の世界では「損失回避傾向」として知られています。

必要なものにお金を払わないとかえって損をする

しかし、お金を大事に持ち、人のアドバイスにお金を払わない人は、結局その行為こそが自分の首を締めています。

もちろん、むやみやたらにお金を払おうと言っているわけではありません。

そうではなく、必要なもの、支払いをする必然性のあるものには、思い切ってお金を投じる必要があるということです。

それが投資行動であり、投資が上手な人は結局、後生大事にお金を抱える人より遥かに速く富を蓄積することになります。

必要なことにお金をササっと払える人は「お金を払うことで行動につながる」ということを知っている人です。

お金を払って痛みを伴えば、漫然と話を聞いていられません。聞き逃しがあっては、また不要なお金を支払う事になってしまうからです。

ですので、自然に身を乗り出して話を聞き、一生懸命メモを取り、そして予定帳に行動計画を書き込み、実際の行動につながるのです。

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必要な知識にお金を支払う更なるメリット

必要なアドバイスには惜しみなくお金を払え

私は付き合いのあるコンサルタントに対する「金払い」には意識的に気をつけています。

金払いが悪いだけで信用を失ってしまいますし、やっぱりお金を払わないで受けたアドバイスは骨身に染みる事がないのです。

ドカンと高額に投資をするからこそ、全身全霊でその投資額を回収するべく本気になれます。

つまり、お金は自分を上手に行動させるための、ガソリンのようなものと言えるでしょう。一時は出費によるダメージを被るわけですが、結局最後に回収してしまえばまったく問題はありません。

金払いを早くする人は「信用」を手にする

これに気づいてからは、私は必要なモノがあれば値段を気にせずに買いまくるようにしています。特に対人関係の場合は、相手から支払いの催促を受ける前にサッサと支払ってしまいます。

支払う速度で、相手からの得られる信用の度合いもまったく異なったものになるからです。結局、お金を払える人が、一番得をするということなのです。

行動できないことで悩む人は多いですが、そんな人にこそ大事にお金を抱えていないで、サッサと払いましょうと言いたいです。

支払い時の痛みがあるからこそ、精神的なコミットメントが生まれて、投資額を回収しようという意欲に繋がります。参考になれば幸いです。

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黒坂 岳央

複数のビジネスを手がけています。

・高級フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」代表者
・ビジネスジャーナリスト(プレジデントなどビジネス誌、アゴラ、ZUU、マネープラスなどのネットメディア、テレビ番組、ラジオ番組出演多数)
・アフィリエイター
・英語ビジネス(書籍出版、雑誌やメディアコラム執筆、その他)
・投資家(株式投資、仮想通貨、不動産、FXなど)

その他、講演活動など。

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