陰口を叩く人、愚痴を言う人への対応と上手な距離感の取り方

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陰口・悪口・愚痴の間に挟まれると距離感を取るのが難しい

 はい、どうも皆さんこんにちは。脳科学教育コンサルタントのクロスです。

 今回お話をする内容は、『誰かの陰口を聞かされたり、愚痴を聞かされたりした時に使える、上手な距離感の取り方』です。

 例えば、仮に私が子供を学校に通わせていると。そこでママ友と仲良くなって、そのママ友から色んな話を聞くようになったとします。

 「誰々さんのところはちょっと何かあるみたいやで」とか「あの先生とこの先生バチバチになってるみたいやで」とか「どうも校長先生のやりかたと下で働いてる人達と対立しているみたいやで。」とか、色んな話を聞くようになったとします。

 あるいは私の友達が誰かともめて文句を言いだしたとします。

 「あいつ、ほんまにしょうもない。飲み会にちっとも参加しないんだよ。」とか、「うちは親父とうまくいっていない」「うちの親父はおかしい」とか、もしくは「職場の上司がおかしい」みたいなこと言ってるとしますよね。

 こういう時に距離感の取り方を間違えると、逆恨みされて攻撃の対象となったり、当事者でもないのに精神的なストレスを抱えたりと、あまり良いことが起きません。

 なので、正しい距離感を取る必要があるのですが、どういう距離感を取って、どう対応すればよいのか?って、考えてみると結構難しいですよね。

 でも、コーチングの技術を使うと、共感や理解を示すのか、それとも反論するのか、あるいは客観視するように相手を促すのかについて、実は一発で良い距離感が取れるようになります。

 以下、解説していきますね。

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陰口・悪口・愚痴を言う人達との上手な距離感の取り方

 まず、自分が風見鶏的に色んな人に話を合わせたらどうなると思いますか?

 結論から言うと、風見鶏的な発言は全て自分に跳ね返ってきてしまいます。

 たとえば、あなたがいて、AさんとBさんがいたとします。そして、AさんがあなたにBさんの悪口を言ったとしますよね。

 その瞬間、あなたとAさんの距離はグッと近づくわけですよ。一方でBさんとの距離は離れるか、現状維持の状態となりますよね。

 今度はBさんと話した時に、BさんがAさんの悪口を言っていると。あなたが悪口に対して風見鶏的に「なるほどね」と共感すれば、Bさんとの距離も近づきます。

 ところがバランスがどんどんおかしくなってくるんです。

 話に加われば加わるほど、仮に三人で会った時に、あなたはどちらに付くかを選ばなければならなくなるんですね。

 どちらもあなたが自分の側についてくれていると思っているからです。

 この時に一番良い対策は、AさんともBさんとも縁をサクッと切ることです。でも、現実にはそう簡単に縁を切ることは出来ません。

 だから、皆さん病むわけです(笑)。

 そんな時の対策は、『その悪口を言い合っている二人のゴールについて、それぞれを認めていることを平等に伝える』ことです。

 具体的には、Aさんに対して、『Aさんのゴールも理解しているけれど、Bさんのゴールも理解しないことには、私はどちらを批判することも出来ない。だけども、私はAさんが良くなること、最終的なゴールの〇〇になることを応援しているよ。』と伝えましょう。

 これはBさんに対しても同じように対応してみてください。
 
 「私は平等に二人とも肯定する」という立場でいれば、自分を一時しのぎで利用しようとしていた人は去るだけだし、あなたの意見に耳を傾けた人は「なるほど。じゃあ、妥協点を見つけようか。そのためには私も変わらないとな。」というように和解モードに入ってくれます。

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同調するのではなく相手の状態を受入れてゴールを応援する

 要は、陰口を叩いたり、愚痴を言う人との上手な距離感は、相手の今ある状態に対して同調するのではなく、「今の状態を経た先のゴールを応援しているよ。それ以上は何も言えないけれど。」というスタンスでいるのが、自分を傷つけず、相手に対しても上手な距離感を取る方法です。

 これは、自分自身に対してアンチな人に対しても、同じように距離感を取ることができます。

 「この人は今、私に対してアンチだけど、この人にはこの人のゴールがある。」

 「もしかしたら私を叩く事で、私の評価を下げて相対的に自分の評価を高めようとして、少しでも自己評価を維持しようとしているのかな?」

 というように、無条件で相手のゴールを認める発想を持っているだけで、こちらとしては気分が楽なんですよ。

 どんなおかしな人が来たとしても、上手に距離を取って、楽にドンと構えていられるんですよね。

 「一旦受け入れてあげて、やり方は何も言わない。でも、最終的なゴールは応援する。」というスタンスでいれば、陰口・悪口・愚痴で変なストレスを抱えることなく、自分のゴールを目指せるよという話でした。

 
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Jamahl Cross

Jamahl Cross

Founder & Co-Director
一般社団法人脳科学幼児教育研究協会 理事

​認知神経科学、脳リハビリ、発達精神病理学、進化心理学、発達障碍改善、認知行動療法など様々な分野を学び、実践を通じて統合する。独自の方法論に基づいた脳機能向上方法を編み出す。

企業脳科学、行動経済学、認知心理学によって解き明かされた非常識な企業成長法を提供。伸び悩んでいる企業を『平均利益率756倍の企業文化』へと変え、パフォーマンスを高めるなど数々の実績を持つ。

・社員のやる気を出させるのに苦労する
・昇給の効果に限界を感じている
・グループの能力を活かせずにいる
​・目標が現状維持になっている
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これらの問題は、それぞれ科学的なデータによって原因の特定、予測、予防が可能です。

数千に及ぶ論文を元に、経験のみに頼らないエビデンスベースドアプローチのリーダー育成を目指します。

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