定年した後でフィジカル労働したくないなら~40代から始めてほしいこと

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定年した後でフィジカル労働したくないなら

今日のテーマは『定年した後でフィジカル労働したくないなら』でございます。

今日の朝の出来事です。

初老の男性、多分60歳を過ぎて定年退職された方だと思うんですけど、彼があるファーストフード店の「清掃担当・ゴミの清掃」をやってたんですね。

淡々とゴミの清掃を行なっていました。マスクしながら誰と何を語る事なく。それはそうですよね。ゴミの清掃ですから。

私の勝手な想像なんですけれど時給1000円だったとしますよ。

今は東京都の最低賃金が980円強ですから、時給1000円で雇ってもらって、一日5時間働いたとします。5時間勤務だとして20日フルで働いたとしますね。

それで5000円×20日で10万円になります。

これまた、私の本当に勝手な妄想・想像なんですけど、彼は大手一流企業の上場してるような企業の部長さんだったかもしれない。

もしかすると大手企業の課長だったかもしれない。それなりの年収をもらってる人だったかもしれない。

ところが、年齢を重ねて退職した後でお金を稼ごうとすると、仕事って体を使うような仕事、たとえば清掃とかに限られてくるんです。

頑張っても月10万円です。

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会社の名刺なしで稼げるサラリーマンは少ない

何が言いたいかというと、この事実に40代30代のサラリーマンは気付いて欲しいんです。

50代でもいいですよ、50代の最初でも構わないですけど、これ気付かない人がもの凄く多いんですよ。

「仕事が忙しい」「大手企業に入っているような」課長・係長・部長さんなら、脂も乗り切っちゃって、接待・交際費も沢山使えます。土日は忙しい。休日出勤やってます。

大手企業の名刺ばんばん出したら、「へへー!」みたいなね。

水戸黄門の「はっはー!」みたいな感じで、みんな「何々様!何々課長!何々部長」とか言って、取引業者さんが媚びへつらってくれるんですよ。

私も紀陽銀行という和歌山の銀行にいた時はやっぱり感じましたよ。

システム会社がいっぱい来るんですけど、めちゃ偉そうにしてても「へぇー!」みたいな感じになるんですよ。それが『肩書きの社会』なんですよね。

だから、日本の中堅・大手企業にお勤めの皆さんは必ずここを理解してください。

あなたは肩書きで、名刺バンバン大手企業・中堅企業の名の通った上場してる会社の名刺を配る事で仕事が出来てるんですよ。
貴方の名前・貴方の力量で仕事出来るのは、本当1%ぐらいだと思ってくださいね。ほとんど99%会社の名前で仕事が出来てると思ってくださいね。

そして、定年する時は必ずやって来るんです。

中小企業は65になっても「もっといてくれよ」と言って、70ぐらいまで働いてる人もいっぱいいるんですけど、大手企業でそういうことはありません。

60代でパーンと定年で退職して、継続雇用があったとしても、賃金がバーンと半分ぐらいになっちゃうんですよ。

どれだけ体がピンピン、だって60なんてピンピンしてるでしょう?病気なかったらなんぼでも働けますやん。それでもやめなあかん。

これが大手企業の現実なんですね。

ファーストフード店の初老の清掃員さんの話をしましたけれど、そういう状態しか稼ぐ場所が無くなってしまうんですよ。

何も段取りしてないと、体使うしかないんです。

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『腐っても鯛』で、国家資格は取るべきだ

では、どうすればいいんでしょうか。

これ、ちょっと僕の狭い視野で申し上げますけど、やっぱり『腐っても鯛』で、国家資格は取るべきです。

国家資格を40代から猛勉強してください。私は実際に55歳で宅建士という資格を半年(6ヶ月)ぐらい猛勉強して取りました。

はっきり言って、自慢しますけど猛勉強して取りました。それでギリギリ合格です(笑)。

私のおすすめはやっぱりコンサル系の資格です。

税理士・社労士で、あと中小企業診断士とかあればいいんだけど、これくそ難しいんで、中小企業診断士取って、勉強するのはお勧めしますけど、取るのはもう凄いしんどいかなと今更。

あと、何でも屋の行政書士。行政書士って言ったら何でも請負ですよ。事務の代行が何でも出来ちゃうんですよね。

頭のいい人は行政書士取ってガンガン儲かってます。

あと宅建士。というのも宅建業界の重鎮というのは結構高齢化しちゃってる。みんなもう引退していくんですよ。

それで、宅建士というのは物を仲介したり売ったりしますけど、これ箱物なんですよ、今。

流通なんですよ、箱を流通させる、部屋を流通させるだけの宅建業務もの凄く多いんですよ。90何%がそういう状況。

けど、これを住まいという観点で宅建業をやると非常に面白いなと私は思ってます。私は2021年に不動産業を絶対に開業します。

あと簿記二級。

今クラウド化は進んでいるんですが、知識があって業務がサクサク出来る人はそんなに多くないんですよ。だから私はコレ狙い目かなと思ってます。

こんな国家資格をサラリーマンやっている間にまず取ってください。そうすると定年制というのがパーンと外れちゃうんですよ。

資格があると、国家資格があると一応定年のない世界にポーンと入ってこれる。

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資格を取ったらIT・AI・クラウド精通野郎になろう

次に、『IT・AI・クラウド精通野郎』になっときましょう。これも絶対・必須条件です。

これからの国家資格とってやるにしろ、何か頭で稼ぐ商売をやるにしろ、AI・IT業界、クラウドの仕組み、要は最先端のテクノロジーを勉強すべきです。

今だと会計ソフト、社労士ソフト、何からソフト、なんとかソフトと。もうほとんど電子になっています。データを全部クラウドに置いちゃってます。

セキュリティも安全なクラウド化がどんどん進んでいますよね。

ですから、IT・AI・クラウド、三つのキーワード絶対押さえてください。押さえないと資格が全く役に立ちませんし、頭脳で仕事が出来なくなります。

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IT・AI・クラウド精通野郎になったら中小企業経営者の味方になれ

三つ目は、『中小企業経営者の目線になれ』です。

経営というのは売上を立てるだけが仕事ではありません。

売上立てないと当然利益は出ないんだけど、利益をいかに増やすかという課題は、反対に言ったらコストを如何に減らすかと同義です。

だから、皆さんがアウトソーシングの企業をやってもいいし、企業のコストカットをするコンサルをやってもいいし、業務改善・業務フローを劇的に変えるたら良いんです。これ、私もやっていますけれど、凄くニーズがあります。

ITやAI・クラウドについては、中小企業の経営者はやっぱり従来のやり方で凝り固まってるので、これを斬新な業務フローに改革する提案を出したら、貴方に仕事が回ってきます。

業務の改善、または中小企業とか経営者とか部長とか、会社が嫌がる仕事、めんどくさくて手間がかかるような仕事を、貴方の会社でパートさんをいっぱい雇えるような環境があれば、雇って受託して行くみたいなことは凄くお金になります。

今、貴方が40いくつであれ、まだ30の後半、50の前半であれば、まだ手遅れじゃありませんし、出来ることが沢山あります。

資格を取って、今から勉強して、なんだったら会社の自分の今所属する会社にまず提案して導入して、自分が現場実施者としてノウハウをつけるんですね。

こういった業務改善のシステム提案を、現役サラリーマンのうちに色々やっていきながら、定年のない世界に突入していって欲しいんです。

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南本 静志

和歌山生まれ。株式会社紀陽銀行入行。銀行業務を2年程度経験後、システム部へ異動。

システムエンジニアとして銀行オンラインシステムや情報系のマーケティングシステムの構築で活躍する。

30歳代の後半には日本ユニシスに出向し、金融機関向けCRMマーケティングシステムの業務設計のリーダーを任される。その後、コンサルタントとして独立、現在は東京千代田区で経営コンサルティング会社と社会保険労務士事務所を設立し、代表に就任。

中小企業診断士及び社員を持つ経営者としての立場で、幹部社員(部長、課長、係長等)を次期役員に昇格させるようなマネジメント系の人材育成プログラムに強みを発揮している。また、初級管理職(主任や中堅リーダー)に対するモチベーション研修や自己発見研修も得意。

アールイープロデュース 

適性検査Cubic(キュービック)

東京中央社会保険労務士事務所

東京中央給与計算センター

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