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大塚家具の経営革新は周回遅れ~久美子社長が犯した最大の失敗とは?

大塚家具の経営革新は周回遅れ~久美子社長が犯した最大の失敗とは?
 支援者であるTKPから追加出資を断られたことにより、銀行との株持ち合い解消、赤字覚悟の在庫一掃セールなど、とにかく現金を作ることに追われている大塚家具。久美子社長の経営革新は客観的に見て周回遅れな状況が続いています。キミアキ先生が久美子社長の経営手法の大きな問題点を提示します。

周回遅れの大塚家具~TKPが追加出資しないのも当たり前

 今日は大塚家具のお話です。

 先日、大塚家具を支援していた貸会議室屋さんのTKPが、「追加支援を行わない」ということを表明しました。

 支援したことで貸会議室屋さんも、すでに特別損失で8億円を計上しているわけでございます。

 それで新聞報道も色々出されたんですけれども、大塚さんのお嬢さん…今の社長ですね、”大塚娘さん”が報道があった朝日新聞の記事に対して、「もの申す」みたいな感じでTwitterで発言してましたね。

 社長さんがこういうふうに新聞報道に対して何かしら言うっていうのはこれまでは無かった事なんですが、フォロワーが8,414人と結構いらっしゃるのでね、こういう形で「もの申す!」っていうことで、反論もしやすくなった世の中じゃないかと思いますね。

 朝日新聞社の記事でも、結局在庫処分をして、最後のお金を稼ぎ出さなければいけないということが問題視されていました。

 というのも、この前の段階で、最後に持っていた銀行とかの株も全部売っちゃったんですよ。

 全部売って、銀行との関係…要するに株式の持ち合いもナシにして…はっきり言うと、もうそういうこと言ってられない段階なんですね。

 とにくかく現金が必要だから。売っぱらうしかない。それで銀行株も売ってしまったと。

 そしてやっとこさ…在庫一掃SALE。。

 在庫をとにかく処分しなきゃいけないっていうのは、最初から分かっていたんです、そんなことは。

 経営革新っていうのはそうなんですよ。

 やっとこさ周回遅れで”在庫一掃SALE 10月28日まで”とやられまして、「通常販売価格より最大80%OFF」で在庫処分したわけです。

 大塚家具さんの場合、原価率が5割です。ですから50%OFFで減価トントンです。買値にトントンです。

 ところが80%OFFまで行きますと、もちろん損です。

 損してでも不良在庫を現金化していかなきゃいけないっていう、こういう当たり前のことを、やっと!やりだしたっていう話なんですね。

久美子社長にとって最大の失敗は売れないものを売り続けたこと

 こういうことを、本当に危ない状況に陥って、やっとやりだすような会社に、じゃあ自分たちが支援できるか??って言うと、そりゃ貸会議室屋さんもNOなわけです。

 本当に自分たちが経営支援をするんだったら、もっと金は入れてあげるけれど、こういう周回遅れみたいな体質はもういい加減やめようよって。

 もっと先手先手を打って、家具が売れないんだったら家具の売り場面積も小さくしてますよ。

 実際、経営が上手い人達だったら、今売上が400億円を切ってますけれど、ホントに200億円くらいまで逆に売上を下げちゃって、売上を売上高経常利益率で10%出して行くような形に持っていってると思います。

 経営者次第だとは思うんですけど、別に大塚家具さんって、そんなヒドイ駄目会社とかじゃないんですよ。

 だけども経営者が、その…もう周回遅れみたいなことばっかりやっているから、そのトンチンカンで上手く回らないっていうだけであってですね。

 実際に家具事業を縮小して、あとは不動産事業かなんかでやっていけば、それほど「絶対倒産する」会社さんでもないって私は信じています。

 ところが、また社長さんがですね〜(笑)、貸会議室屋さんに袖振られたみたいな感じで追加出資をしてもらえないってなったら、今度はまた別のベンチャー系の貸会議室屋さんみたいな会社と業務提携して、一体もう何がやりたいのか全くもって分からないですね。

 本当にねぇ…商売人として、一体誰のために商売やってんだみたいなことですよ。

 正直、色んな報道があるけれども、今の久美子社長に対して悪い報道しかされないっていうのも…なんとなく分かるんですよね。

売れるものは何か?答えはお客様が持っている

 というのも、経営っていうのは、もう少し真面目にやらなきゃいけないものなんです。

 「もう少し真面目にちゃんとやろうよ」っていうようなところで、まずはお客様の方向を向いて商売しなきゃいけないし、それから今の状態で利益が出ないんだったら、どうやれば利益は出るのかって必死に考えなければいけないわけですよ。

 利益が出ないと従業員のお給料を払い続けていけませんからね。

 その時の基本というのは、やはり「売れるものを売る」「売れないものは無理して売らないで、さっさと損切りする」これに尽きるんじゃないでしょうか?

 そして、今回の大塚家具さんの報道は、我々のような事業者にとって他人ごとではないんですよ。

 本当にこんなふうにグチャグチャにね…業務提携さえやりゃあいいんだ!って、そんなテキトーなことではやっていけないんです。

 たとえ、そこで命を繋いだとしても、あくまで延命措置にしかなりませんのでね。

 実際、そういう現場の中で生きているので、今回の大塚家具さんの件も参考になると思いますので、見守っていこうと思ってます。


 

2018年11月2日

経営 朝日新聞 売れるものを売る 経営革新 TKP 大塚家具

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