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自営業者との結婚が嫌煙されやすいワケ 結婚したければ会社に経営を入れろ

自営業者との結婚が嫌煙されやすいワケ 結婚したければ会社に経営を入れろ
 自営業者との結婚はどうしても周囲から反対されやすいものです。確かに10年で生き残っているのは10社に1社くらい。相手の方にしても、その親御さんにしても、不安を感じるのは当たり前の話です。しかし、戦略を立て、計画し、これを実行して利益を出し続けている、つまり経営の入っている会社の生存率は、それほど低くありません。どうやったら会社に経営を入れられるのか?キミアキ先生の解説です。

自営業者との結婚は周囲から反対されやすい

 今日は、「自営業者との結婚って本当に周りから反対されるし、反対する側の気持ちもわかるよ。けれども、経営入れるとそうでもないよ」というお話です。

 企業生存率でいうと、スモールビジネスだと10年もつ会社が10社中1社しか無いし、これに個人事業も含めると、本当はもっと下がってしまうっていうくらい厳しい世界です。

 結婚して子供を産んで育てていくなんて大変だから、できれば、そういう人との結婚は避けていたいよねって。

 たしかに、本当にただの自営業者だったら、その言い分もわかるんです。

 けれど、私はその人が”経営者”となってくれるんだったら、別にサラリーマンの皆さんと同じように安定しているんだよ、ということをお話したいと思います。

資本金1千万円以上の会社作りをまずは目指せ

 事業者であっても、個人事業でちょっと仕事が増えて「そろそろ会社にしようかな」っていう時があります。

 その時に、親から引き継いだ会社でなければ、ほとんどは1千万円未満の資本金なんです。

 昔はだいたい有限会社が3百万円、株式会社が1千万円って資本金基準っていうのがありまして、その有限会社の方の3百万円くらいか3百万円以下で会社を始める人が多いです。

 では、どうして1千万円超えを狙うような経営が良いかというと、特にBtoB(対法人向け)の仕事をするんだったら、間違いなくどんどん利益を増資していって、1千万円超えを狙っていくっていう手法を取るんですね。

 ですから、親から会社を引き継ぐ時も、「チョト待てよ…なんやかんやで資本金3千万円じゃねぇか!」ってなったら、それは結構良い会社なんですよ。

 というのも、資本金が1千万円を超える会社というのは、だいたい10社中1社もないですね。

 どうして資本金に1千万円を積まない人が多いかと言うと、資本金1千万円までは年の固定費の税金が7万円なんですけれど、1千万円を超えてしまうと1億円までは18万円になるんです。

 資本金が1千万円を超えると、いわゆる法人住民税(均等割り)を余計に取られてしまいます。

 11万円分の年間負担が増えるから、資本金は増やさないんだという理屈なんですね。

 ただし、デカい商売をしている所は、資本金1千万円超えを”あえて”やるのが当たり前です。こういうことも”知っているか・知っていないか”ですね。

資本金を増やしながら取引先は分散しまくれ

 もう少しいきましょう。

 会社の経営で1番大事なのは継続すること、要するに「潰さないこと」です。

 その時に1番大事なのは、取引先をとにかく分散しておくこと。これも”知っているか・知らないか”です。

 ですから、下請けというのは調子が良い時は調子が良いです。

 ところが、下請けの多くは9割以上の取引を特定の1社に依存している場合が多いです。

 そういうことをしないように最低20分散してください。5%を超える売上が1社でもあると危ない。そういう取引先があってはいけないんです。

 だから、本当にきれーーいに、細かい売り先ばっかり持ってるな、という会社さんは本当に潰れにくくなります。

 これは、ポートフォリオ理論というのに基づいていて、ポートフォリオ理論でいくと25分散以上なんですけれど、まぁ大抵は20分散で大丈夫だと思います。

中小で安定経営しやすい粗利ラインは5千万円

 自分が会社を始める場合に、粗利益の額(売上から原価を引いたもの)を、決算書上は売上総利益、原価計算では限界利益と呼びます。

 これが飲食店ですと、今だいたい原価4割くらいで6割くらいが粗利益です。

 粗利益の額をスタートアップの時には2千万円までとにかく持っていきます。ガァーーーッとゼロからでもね。

 そして、この2千万円までいくと最低限の組織が持てるようになります。

 組織が持てるようになってくると、だんだん付き合う相手がよくなります。

 だから、2千万円に行くまでは、付き合う相手があんまり良くないと思った方がいいですね(笑)。

 次のステップがだいたい粗利益5千万円くらいで、零細企業のままでいいや〜って思ったら、多分この辺の利益を維持できると、1番経営しやすいと思います。

 粗利益5千万円くらいを、ちょこちょこ少しずつ増やしていく。

 急に1億円までもっていかない方がよいかな〜と思うのは、少ない従業員でやっていける仕組みを作れたら、世帯所得でだいたい1千5百万円は経営者が取れるようになりますし、従業員にもそこそこ高い給料が出せるようになります。

 1億円まで一気にもっていくとなると、1億円超えからは幹部が必要なんですよ。

 もうホントに組織チックにやって行かないといけない。

 そうなると、「自分は組織チックにやりたくなくて独立したのになぁ…」っていうのがあるじゃないですか。

 なら、5千万円くらいで止めておいても良いんじゃないかなって思いますね。

粗利益の20%は税引前純利益で残す計画を立てよ

 そして本題ですが、結婚とか出産とかを考えると、そういうものって、やっぱり長期戦じゃないですか。

 長期戦だから、それに備えて行くには「粗利益の20%は税引前純利益として残す計画」を実行する必要があります。

 強い会社っていうのは、必ず計画に沿って利益を残していきます。

 最初に作戦を組むわけですよ。でもほとんどの会社は作戦がないわけです。

 だから、スモールビジネスが10年もつのが10社中1社と言われているんですけれど、こういう計画をきちんとやっている会社は2社中1社しか潰れないという統計が出ています。

 半分残るんですね。

 ところが、ほとんどの会社には、こういう「経営」が入っていない。だから潰れるんです。そういう会社が多いから、事業者とは結婚したくないという人が多いんです。

 普通に結婚して子供育てて行くっていう、そういう基盤ができないって思われるんですね。

経営を入れたら普通に結婚して子育てもできる

 じゃあ、利益を残すためにどうしたら良いかと言うと、従業員からは「好かれなくていい」んですよ。

 どうして従業員に好かれようとする社長が多いのか、アレが”ワケ分からん経営”です。

 それよりも高めの給料とキチッとした休みを与える。勤務時間も短くしてね、時短してあげる。

 これがいわゆる「経営」なんですね。

 自営業者の感覚でチョット儲かってくらいで、「節税のために会社をつくる」なんて言ってたら10年もたないですよ。

 ちゃんと経営を入れて行かないと10年もたないし、経営を入れたら半分は生き残れるんだって、そういうふうに考えれば良いだけなんですね。

 そう考えると、「よその会社はなぜ資本金を増資したりしているんだろう?税金高くなるのになぁ」とか、「どうしてあの会社は小さい取引先ばかり増やしているんだろう」とか、そういう事が見えてくると思うんですよ。

 それが潰れない経営なんだって分かってくると、だんだんこの経営の安定度っていうのが高まって、普通に結婚して子育てくらいできると思いますよ。


 

2018年10月29日

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