節約 社長
黒坂 岳央
黒坂 岳央水菓子 肥後庵 代表者

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ほとんどの自己啓発本やセミナーは役立たず 変わりたかったら◯◯を変えろ

ほとんどの自己啓発本やセミナーは役立たず 変わりたかったら◯◯を変えろ
 本屋の棚にもアマゾンの棚にも、数多くの自己啓発の本が平積みされています。また、世の中には、「あなたの夢を叶える簡単な方法」「一瞬でポジティブになれる思考法」といった自己啓発セミナーで溢れかえっています。ですが、自己啓発本やセミナーの多くは、読んだり参加したところで、時間やお金といったリソースを消耗する要因となってしまうことがほとんどです。

大前研一氏の名言:人生を変える「3つの変化」

 それまでの生き方をガラッと変えて、人生を変化させる方法ははじめから決まっています。経営コンサルタント、起業家の大前研一さんは次のような名言を残しています。

人間が変わる方法は3つしかない。

1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目は付き合う人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。

最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

 そう、自己啓発本やセミナーに触発されることで、確かに一瞬やる気を出すことができます。しかし、その日を境に人生を変えて大きな躍進を遂げる人を私は見たことがありません。

 自己啓発で刺激されるのは、「暫定モチベーション」と呼ばれるもので、自己啓発本やセミナーに参加したところで、暫定的にしかモチベーションは上がりません。

 本を読んだ直後や、セミナーの帰り道までは魂が燃え上がるような感覚を覚え、やる気にみなぎります。

 ところが、そのやる気は一週間後には雲散霧消してしまいます。まるで幻影のように。

 なぜか?暫定モチベーションが動かすのは、あくまで感情の表層レベルだけだからです。

 人生を変えてしまうような、とてつもないパワーを生み出すモチベーションは、「人格モチベーション」からしか生まれません。

 人格そのものが燃え上がるエネルギーを生み出す、人が変わってしまったような決して消えることのない高いモチベーションこそが、人格や行動を変え、自らの人生を変えるには必要です。

 そして、その人格モチベーションを備えるには、上記3つのどれかを実践する他はありません。

人生を変えたければ「付き合う人」を変えよう

 大前さんは変化に必要な3つの項目(時間、場所、人)を上げていますが、この中で強いて、私の経験から「効果が高い」ものを提示するならば、付き合う人を変えることをおすすめします。

 人生を変えるのは決意ではなく、常に人です。

 私は高卒後、ニートとフリーターを5年もやっていました。朝までゲームをして、仮病を使って仕事へ行くのもよくサボっていたような、どうしようもないやる気ゼロのダメ人間でした。

 勉強などちっともしていなかったので、モチベーションという言葉の意味を知らなかったのは言うまでもありません。

 そんな私の目を開眼させてくれたのは、野口悠紀雄さんの「超勉強法」という本でした。

「超」勉強法
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野口 悠紀雄
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 「大学に行く効用」というページに刻まれた言葉、一文字一文字が目の中に入って、心臓にまで達し、呼吸をするのも忘れるほど没頭して、何度も何度も繰り返し読んだあの時を今でも覚えています。

 その後、立ち上がった私は独学で英語力を身に付けて、人生を変えました。野口悠紀雄さんの出版したすべての本を買い、全部丸暗記するほど情熱的に読み込み、本を通じて野口悠紀雄さんの勉強への考え方、思考法、探究心をコピーさせてもらいました。

 決してリアルのタイミングではありませんでしたが、私はこのタイミングで、付き合う人、学ぶ人を変えたのです。

 付き合う人を変えることの有用性については、大学進学時だけでなく今でも日々実感しています。

 私は本を書き、複数のメディアに記事を寄稿し、セミナーを開催し、イベントの主催者になり、アフィリエイト、投資を実践し、一企業のオーナーとして、いろんな事に挑戦しています。

 「色んなことをやってるけれど大変じゃない?!」と言われることがありますが、私自身はまだまだやれることがあると考えています。

 というのも、普段連絡を取り合う人たちを見ていると、こんなレベルではないほど、大量行動、同時並行でビジネスを進めているからです。

 年間に本を何冊も書いて、週1ペースで講演をして、海外出張をこなし、複数の会社を経営しているビジネスマンとお付き合いをすることで、自分自身のモチベーションについても基準値が上がっているからです。

 「ビジネスはこのくらいやるのが当たり前」というのを目の当たりにしていると、「自分も、もっとやれるはず。やりたい。」と感じて、精一杯取り組むモチベーションになります。

 基準値が高い人達と会話していると、大量行動は当たり前、複数のビジネスを回すのが当たり前、チャンスがあったら即飛び込むのが当たり前、という思考に染まり、やがてそれが人格そのものになります。

 そのため、成功している人、人生を謳歌する人ほど、自己啓発の本やセミナーなどに頼る必要が無くなります。付き合う人の基準値が高いので、実践の現場こそ、人格モチベーションを高める場所だからです。

手軽さを売りにした自己啓発モノは徹底ブロック

 ここでちゃぶ台を返すようですが、私も昔は、自己啓発本とかセミナーに参加したことがあります。従って本当のところ偉そうなことは言えません。

 しかし、そのような時期を経て、無駄に自己啓発の世界に手を出さなくなった今、どうしても自己啓発が必要だと感じる方がいるなら、一つだけアドバイスしたいことがあります。

 それは、世の中の「手軽さを売りにした自己啓発モノ」には決して触れないことです。
  • ◯週間で人生を変える方法
  • これを1ヶ月30分やれば英語がペラペラになる
  • 2週間学べば月商100万稼げるようになるアフィリエイト術
 セミナーでだとよくこんなものもあります。

  「参加するだけで、一日にして成功者のマインドをインストール!」

 しかし、人間は過去に集積したものも塊ですから、数時間や一日で過去の貴方の価値観や、人格を覆すほどの変化なんて起こりえません。

 上述した「付き合う人を変えると人生が変わる」という話も、一日だけすごい人と付き合ったら、自分も即すごい人になる、ということにはなりません。

 何回も何回も会い、その人の思考、行動、「こんな時にあの人だったらどう考えるだろうか?」というところまで理解できるほど深く付き合って、初めて人生が変わるのです。

 一朝一夕に、自分が変えるということは起こりません。

 私が先日出版した英語学習本の内容も、実際に実行しようと思えば、かなりのストイックさが必要となります。

 「英語を読む訓練をすると英語力が向上します」とカバーには書いてありますが、「誰でも、簡単に、3日読めばスラスラ」なんてことは書きませんでした。

 「しっかりと実践すれば英語力ゼロの人でも一年後には英字新聞を読みこなす事ができます」と正直に一年かかりますよと書いています。

 多分、適当に「3ヶ月でスラスラ洋書が分かる!」と書いたほうが売れるのかもしれませんが、騙すことはしたくなかったので一年と表記しています。

 私は手軽さを売りにするものは、全部ブロックするべきだと思っています。手軽さを売りにするものに、本質的なものはありません。

 手軽さを売りにする業者がいるのは、手軽さを求める人がいるからです。自分の人生を他人が変えてくれる事はありえません。

 自己啓発を過信せず、日々一つ一つ小さな成功と行動を積み重ねることです。もっと言えば、人生を変えるのに自己啓発なんて必要ないのです。

2018年10月23日

野口悠紀雄 人格 変化 大前研一 セミナー 自己啓発

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