『個性』と『協調性』を両方伸ばすと、本当に自分のやりたいことが実現する

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『個性』と『協調性』は両方伸ばしたほうが良い

皆さん、こんにちは。脳科学教育コンサルタントのクロスです。

今回お話する内容は、『個性と協調性って両立するもの?』です。ビジネスとか教育に関する議論ではよくテーマとなる問題ですよね。

基本的に、『個性』と『協調性』は対立するものである、という考え方が世の中では一般的です。

じゃあこれってどうなの?ということを脳科学的に考えると、『個性』と『協調性』は両方伸ばしたほうが良いものです。

というか、『個性』と『協調性』は両方伸ばせます。その理由についてご紹介したいと思います。

まず、『個性』って何なんだろう?という話から。

一般的に、『個性』とは”自分らしさ”だったり、”嫌われる勇気”というふうに、おそらく多くの方が考えてるのかなと思います。

”自分らしさ、自分の好きな事を追求する” ”自分の道を見つける” ”自分のやりたい事を自分のペースでする”

これが、個性という概念に対する一般的な捉え方です。

一方で、協調性は、「誰にでも分け隔てなく、何の差別も偏見も持たずに接してあげようね」というふうに捉えられていると思います。

つまり、自分らしさとか自分の個性を主張すると、どうしても全員に対して博愛主義や八方美人な状態を保つのは難しいので、『個性』と『協調性』は反りが合わないと考えられているわけです。

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最初に『個性』を伸ばし、『協調性』を身に着け始める

私の場合、脳科学教育コンサルタントというのを売りにしているわけですが、一見すると個性が強い人に見えるかもしれません。

「嫌な仕事は絶対にしない。want toの側を選べ。」とか言うわけですから、世間的に見たら個性バリバリなわけです。

じゃあ、私に協調性がないのかという話なんですけれど、あるんです。ただし、最初から全ての人と協調しようなんて考えません。

合わない人がいるなら合わなくても良い。逆に、合うなら「一緒にやろうよ」というように、はっきり線引きしてるんですよ。

何が言いたいかと言うと、100人いたら100人を全員味方につける方法も不可能じゃないと思いますが、これじゃあ相当大変なんですよ。

たとえば、私の場合なんかは、100人全員を味方につけるんじゃなくて、最初の16人というか、16%をまず狙うんですよね。

『イノベーション普及の理論』ってありましたよね。

ハーバード大学教授のマイケル・ポーターがこの論文で言ってたのは、私達は100人いたら最初の16%を仲間につければ、あとはその壁を突破次第、ぐーんと残りの84%の人達も巻き込める、ということです。

私も同じように、自分のゴールに共感してくれる人だけに、まずは集まって頂いて、その後「皆で達成すればいいよね」って考えるんです。

一方、マーケティングの考えで行くと「いや、市場を調査して何がウケが良いのかっていうのを調べて、そこに向けてやっていくのが重要だ」という考えもあります。

つまり、”自分らしさ”ではなく”皆の求めているものは何か”というのを的確に敏感に反応して、それに対応する戦略をバンバン出していく。

そして、うまくやっていこうという考えで、協調性を重視する視点ですよね。

個性で行けば、「俺はこういうアートが好きだ。だから俺はこういうアートしか作らない。売れるかどうかなんか関係ない。ただ好きなやつを見てくれるいいし、嫌いだったらどっかいけよ。」っていう、ちょっと職人気質的なちょっと頑固な感じになる。

一方で協調性で行けば、「いや、市場調査して皆にが求めているものは何かっていうのしっかり判断した上で、そしてそれに向けた戦略を、自分を変える。相手を変えるんじゃなくて、自分を変えてより多くの人にウケを良くするために研究する。」っていう感じになります。

じゃあ、このどっちかを選べって言われたら、どっちも出来るんですよね。

やり方としては、最初は自分の好きな事を追求すればいいんですよ。自分の個性をとことん大事にして。

『俺にはこういう才能がある。これに共感してくれる人だけが来てくれたら俺はそれでいいよ。これが俺の個性だ」と。

でも、ちょっとずつ色々とうまくいって、結果が出始めると、何か自分の個性だけじゃ限界が出てきたなと考えるようになるんですよ。

そうすると、「もっともっとさらに上に、さらに大きな世界見てみたいな。なんか現状維持になっちゃったな。」ってなるから、今度は「他の人達もどう思っているんだろうなぁ。せっかくチームが出来たんだから、自分の世界をもうちょっと広くしようかな?」って、私達は考えるようになります。

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1人の『個性』には限界があると知れば『協調性』を伸ばせる

これって結局、市場調査にちょっと似てるんですよ。

”自分の世界を広げる”ことで、”より自分らしさが表現できる”と考え始めると、徐々に『個性』と『協調性』が両立し始めます。

最初は個性を重んじていたのが、「もっと現状の外に行きたい」、「もっと自分も成長したい」となって、いつの間にかスライドしていこうとすら考え始めるわけです。

自分らしさと市場の求めているもの、この2つを融合させられるようになってくるわけですよね。

なので、実は『個性』と『協調性』は相反するものじゃなくて、どっちも使えるし、どっちも高められるんですよ。

脳の部位もわかっていて、『個性の部位』と『協調性の部位』ってはっきりしてますからね。

場所が違うんであれば鍛え方だって当然違うわけで、その鍛え方をちゃんと両方やってりゃあいいだけの話ですからね。

なので、その『個性』と『協調性』っていうのは、実はどうにかこうにかくっつけてやることだって別に不可能じゃないと。

というか、むしろやらないほうが勿体無いぐらいんですね。人1人が出来るところなんて、もう限界があるわけですから。

『個性』と『協調性』を両立させれば、多くの人を巻き込んで、多くの人が一気に進むともっと高いところ、もっと凄いところにいけるんですよね。

 
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Jamahl Cross

Jamahl Cross

Founder & Co-Director
一般社団法人脳科学幼児教育研究協会 理事

​認知神経科学、脳リハビリ、発達精神病理学、進化心理学、発達障碍改善、認知行動療法など様々な分野を学び、実践を通じて統合する。独自の方法論に基づいた脳機能向上方法を編み出す。

企業脳科学、行動経済学、認知心理学によって解き明かされた非常識な企業成長法を提供。伸び悩んでいる企業を『平均利益率756倍の企業文化』へと変え、パフォーマンスを高めるなど数々の実績を持つ。

・社員のやる気を出させるのに苦労する
・昇給の効果に限界を感じている
・グループの能力を活かせずにいる
​・目標が現状維持になっている
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これらの問題は、それぞれ科学的なデータによって原因の特定、予測、予防が可能です。

数千に及ぶ論文を元に、経験のみに頼らないエビデンスベースドアプローチのリーダー育成を目指します。

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