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他人に謝れない、感謝できない人の思考回路や脳機能はどうなっているのか?

他人に謝れない、感謝できない人の思考回路や脳機能はどうなっているのか?
 あなたの周りには、何かしてもらっても「当たり前」な感謝のない態度を取ったり、自分が悪くても心から謝れない人がいませんか?実は、このような人たちの行動は、脳科学で「なぜそうなるか?」を説明することができます。謝れない、感謝できない人の思考回路や脳機能はどうなっているのでしょうか?どのように彼らは改善を図っていけばよいのでしょうか?

あなたの周りに謝れない、感謝できない人はいませんか?

 はい、どうも皆さん、こんにちは。脳科学教育コンサルタントのクロスです。

 今回お話をする内容は『謝れない、感謝できない人の脳の機能』についてです。

 簡単に言うと、例えば発達障害児であったり、あるいはグレーゾーンの子っていうのは、「謝る」「感謝する」という類の行動が苦手な子が多いです。

 大人であればモラハラ系やパワハラ系の人、あるいは自己愛性人格障害などの人っていうのは、「謝る」もしくは「感謝する」というのが上手く出来ないっていうことが割と多いです。

 その理由について「脳科学的に実はちゃんと解説出来るんです」というお話をさせて頂きます。

謝れない、感謝できない人の思考回路と脳機能

 まず、「謝る」であれ、「感謝する」であれ、実は少なくとも1つ、または2つ、脳機能が絶対に必要不可欠です。

 「感謝」の気持ちは、脳機能で言うと、相手の手間暇を十分に理解出来る、追体験出来る、という条件を満たす必要があります。

 例えば、相手が苦労して遠い所まで行って、自分の好きな何かゲームを買ってくれたとします。

 ドラゴンクエストを買ってくれたとします。

 近くのゲーム屋さんではその販売がもう無い、もう全部売り切れたと。隣の県まで行かないと残っていないとします。

 わざわざ親が片道3時間で往復6時間の、もう隣県どころか東京・大阪間ぐらいの距離に行くような苦労をして、どうにかこうにか買ってきてくれたと。

 この行為に感謝するには、少なくとも相手がどんなプロセスを経て、どんな大変な思いをして、どれだけ手間暇とエネルギーを使って、ゲームを手に入れたのかを、脳の中で自動的に追体験する必要があります。

 しかも脳の中で「自動的」に追体験する必要があります。これは本来の正常な脳機能があればできます。

 追体験すると、「うわー、相手はこんな辛い思いをしたんだ」「痛かっただろうな」とか「寒かっただろうな」とか「辛かっただろうな」とか「大変だっただろうな」というふうに相手の痛みを感じることが出来ます。

 そうすると、一気に申し訳なさみたいなのが出てくるんですよ。

 「かわいそうな事したな」「大変な事しちゃったな」と思ったら自然に謝るし、「僕の為にこんなに頑張ってくれたなんて、ありがとー」と自然に感謝出来るんですよ。

 でも、これが出来ない人がいます。
  • 生まれつきその能力が非常に乏しいタイプの人
  • 不適切な育児によって共感能力が非常に低下している人
 この2パターンの人は、脳機能的に「謝る」「感謝する」ことが出来ません。苦手です。

 前者であれば発達障害、後者であれば人格障害に相当しますが、どちらも障害されている脳の機能っていうのは一緒です。

 脳に障害があるせいで、相手の苦労っていうのが中々見えてこないですし、中々伝わってこないので、追体験出来ないんですね。

 相手の痛みを理解出来ないと、「うわー、悪い事したな」っていう感情がそもそも出てこないので、もらったらもらったで、「はいはい、ありがとう」チャチャチャチャチャってすぐゲームをするんですよね。

 口で「ありがとう」と言えても、心の底から相手の痛みを理解して「ありがとう」じゃないんですよね。

 だから、「感謝しましょう」「世の中に感謝をしましょう」「人々に感謝をして、そして生きている事に感謝しましょう」って言っても、それを理解出来る人と出来ない人に分かれるんですよ。

 理解出来る人っていうのは恐らく良好な親子関係を持っていたか、脳機能障害的には問題がない、あるいは外傷による脳機能障害も負っていないですし、先天的な脳機能障害も当然無いです。

 しっかりと十分な状態(環境)で育っているので、基本的に感謝をしやすいんですね。

 一方で不適切な育児環境で育ってきた人は、親子関係が悪い、あるいはネグレクトであったり虐待を受けていた、夫婦(親同士)の仲が悪いのを見てきたわけです。

 この「見てきた」という体験だけでも、実は脳機能に障害が発生します。

 生まれつき発達障害、脳神経発達障害がある人はもちろん、あるいは大きくコケる、コケた人もこれが原因で脳機能障害が起こります。

 そういう人達にしてみると、「世の中に感謝しろ?」「人々に感謝しろ?」「常日頃生きている事に感謝しろ?」「ピンとこねぇなぁ、何か感謝って湧き出るもんじゃないの?」「感謝しなきゃいけないって、そんなの意味がよくわかんないんだよね」「ピンとこないんだよね」というふうに考えてしまうんですね。

 それはそれで、もう仕方ないというか、脳機能的にそうなっちゃってるんで、「感謝や謝罪は強制である」としか感じないわけです。

「感謝や謝罪は強制である」人たちの脳機能改善策

 じゃあ、「感謝は強制である」と感じている人に対して、「感謝の気持ちが湧いてこないのはお前の心が悪いんだ」とか「お前のその行動や考え方が悪いからだ」とか言っても仕方がないんです。

 脳機能的障害を改善しないことには、オートマチックかつ自然に、人に謝ったり、感謝できる脳機能を持った人達と同じようには行動できないからです。

 どうすればいいの?ということなんですが、一つは前頭前野の機能を高めてあげる必要があります。

 もう一つは、オキシトシンというホルモンの出やすさを高めてあげる必要があります。

 具体的には、以下のような行動でこれを実現していきます。
  • 安心出来るような環境に自分の身を置く
  • 趣味を見つける
  • 他の人や社会の為になるようなことをする
  • 多くの人が助かるようなことをする
  • 社会的な目標を持って、多くの人に役立つことをする
 感謝できない人は、これらの行動を通じて、「社会脳」の機能を徐々に取り戻していくことが出来ます。

 というのも、これらの行動を継続すると、オキシトシン受容体が増えることがわかっているからです。

 あとは、ペットセラピーも有効ですね。

 犬を飼ったり、猫を飼ったりして可愛がる。たっぷり可愛がって、たっぷりとヨシヨシヨシとしてあげる。といったことも有効です。

 オキシトシンは基本的には人間関係に密接な関係のある物質なので、人間関係を高める行動を取ることで、ある程度は分泌を増やせると考えられています。

 あとは、マッサージを受けるのも1つの手です。

 マッサージしてもらうと、オキシトシンが出ることがわかっています。触られることで愛情ホルモンが分泌します。

 こういった行動を積み重ねていくと、感謝や謝罪の念が沸きやすくなります。

 相手の痛みの追体験が100%は難しくても、謝れない人、感謝できない人は、今より豊かな人生が送れるようになっていきます。

「ドS」「ワンマン社長」も追体験の脳機能が低下していることが多い

 最後に少し余談ですが、「ドS」と言われる人も、要は同じような脳機能障害が起きていたりします。

 例えば本当に超ドSの人っていうのは、相手の痛みを全く理解出来ません。でも、相手を痛めつけることでドーパミンがちゃんと出るんで、いくらでもひどい事出来てしまうと。

 相手を痛めつけて、その苦しんでる姿に興奮しちゃうんですね。あるいは自分の欲求だけを満たしちゃいます。

 「相手の痛みなんか関係ねぇよ」「相手がどう思っていようが関係ねぇよ」「お前ら全員道具だ」「俺の踏み台、奴隷だ」ぐらいにしか本当に思っていません。思えません。

 実は、社長にこのタイプの人が多かったりします。

 特にワンマン社長に、このタイプの人が多いです。

 ただ、このタイプの社長さんは、ブラック中小企業の社長ぐらいにはなれるかもしれませんが、多くの人に感謝されるような超一流企業の社長になれるかどうかっていうと…微妙ですね。

 ということで今日は、『謝れない人や感謝出来ない人は、相手の痛みや苦労の理解、追体験する為の脳の機能が非常に低下している』ということについてのお話をさせて頂きました。

 周りにそういう人がいたら、相手は脳機能障害なので憎んでも仕方がないです。サッと離れるか、肉親とかあなたにとって必要な人なら、社会脳を高めるための手助けをしてあげる必要があります。

 もしよかったら参考にしてください。


 

2018年7月18日

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