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自助論〜天は自ら助くる者を助く〜業績は社員の質と社風で変わる

自助論〜天は自ら助くる者を助く〜業績は社員の質と社風で変わる
 「天は自ら助くる者を助く」これはイギリスで大ヒットした「自助論」という本の副題です。“一国の政治は国民を映し出す鏡であり、政治が国民のレベルより進みすぎている場合には、必ずや国民のレベルまでひきずり戻される”という主張が提示されています。国を企業に置き換えると、業績は社風で決まる、と言えます。

「天は自ら助くる者を助く」自助論のススメ

  「天は自ら助くる者を助く」

 みなさんも1度は聞いたことがある言葉なんじゃないかなと思います。

 似たような言葉もありますね、福沢諭吉先生の「天は人の上に人をつくらず」ってね。

 実は、これは書籍のテーマで、イギリスの本の翻訳なんですけれども、ちょうど福沢諭吉先生が『学問のすすめ』を出された当時、日本語でも翻訳されて国内100万部のベストセラーになりました。

 当時、明治が始まったばかりの時に『学問のすすめ』と同じくらい売れたことで、当時の知識人は「天は自ら助くるものを助く」を大体知っていいたという感じでした。

 現在は『自助論』という本になっていますが、当時は本の題名が違っていたんですね。

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 これを商人風に変えると、「天は自ら助くるものを助く」ではなくて、「天はお客様を助くるものを助く」という感じで置きかえると良いんじゃないかと思います。

 まぁ、商人道みたいなものがあって、特に日本ですと近江商人の「三方良し」みたいな、みんなで幸せになろうぜ!みたいな考え方にかなり似ているます。

 とにかく、商人としては、「お客様に喜んで頂いて」ってそれだけを考えていれば、自然と経営していて”倒産”とかは考えずにやっていけるよ。っていう感じでね、商人道としても通じている所があると思います。

自助論の主張「一国の政治は国民を映し出す鏡」をビジネスで考えると…

 この『自助論』というのは、福沢諭吉先生の『学問のすすめ』と同様に ”劇薬”だと思っています。

 参考リンク:福沢諭吉「天は人の上に人を作らず」本当の意味は「貧乏人ほど勉強しろ」

 ですから、自助論を使って社員教育をやってくださいと言われると…うぅ〜ん、どうだろうなと。

 経営幹部以上だったら良いんだけれど、新入社員の人たちにはチョット劇薬かなって思います。

 自助論の主張は、“一国の政治は国民を映し出す鏡であり、政治が国民のレベルより進みすぎている場合には、必ずや国民のレベルまでひきずり戻される”というものです。

 この国を企業体に置きかえてみると、企業の「価値」とか「意義」は「社員の質によって決まる」というふうに置きかえることができるんです。

 私が周りに言われるのは、「なんでアンタのところは優秀な人間ばかり集めようとするのか」って、非常に皮肉を言われます。

 でも、私には元々の持論があります。というのも、社風に関して凄く重きを置いてまして、「業績は社風で決まる」と考えています。

 社風を作っていく中心は、社員の質とか、あるいは人的資産になります。

 社員に対してどういうものを求めているかというと、これ自助論の中でもず〜っと出てくるのが、ものごとを成し遂げた人っていうのは結局、ひたすら努力・努力・努力…なんですよ。

 もうめちゃくちゃ単純。行動して・失敗して・行動して・失敗して、これの繰り返しです。

 これってまさに!良い社員なんですよ。

 こういうこともあり、我々が思う良い従業員というのは、とにかく努力する人、それから人の努力をバカにしない人、そして行動して失敗してって繰り返しが出来る人です。

 これをやっている人は、やがて幹部になっていきます。完全に幹部なんですよ。

 自助論の中に書いてあることを、国から企業に置き換えると、こんなことが書いているわけでございます。

150年前も今も地方から田舎に出てきた優秀な人間が次の幹部になる

 そして功績を残した人のテッパンがあります。

 150年前ですよ?150年前の本ですから、もちろん身分の高い低いがあった時代です。

 じゃあ身分の低い人たちはどうやって功績を残したかって言うと、まず都市に出ます。大都会に出るわけです。

 そしてここが大事!働きながら、つまり働き口がある大都会へ行って、要するに給料をもらうんですね。安くても。

 給料をもらって、それを軸に、勉強の場所である大都会で功績を残していくんですね。

 これがテッパンなんですよ。

 この本で描かれている功績を残した人のテッパン話は、150年前のイギリスとかヨーロッパの話なんですけれど、今でもこのテッパンってあり得るよなって思います。

 だって、働きながら功績を残すために、まず勉強する場所ってどこだろうって。

 そうすると、大都会には勉強する場所がいっぱいあるわけですよ。

 都市が大きくなれば大きくなるほど、そこで「勉強したい!」っていう人がたくさん集まってきて、そうすると自然と勉強会ができちゃったりするわけですね。

 今の東京でも色んな勉強会が開かれていますけれども、それは都市だからできるわけでね。

 やっぱり都市部に田舎から出てきて、どんどん功績を上げていくっていうね。

 じゃあ、この自助論の考え方を今の日本の地方都市の人たちに教えることができるかっていうのは、…怖いですよね。非常に怖いことじゃないですか。

 「やっぱり、みんな大都市行くしかねぇや!ちょっと待てウチの近くの百万都市どこだ?」って。

 やっぱり行っちゃうんじゃなかって。

 凄く危険であり、自助論のもっと恐ろしいところは、自分たちが全ての責任を持てっていう考え方なところです。

 言い方悪いですけれど、「自分たちで自分たちの満足するものを作ってしまえ」なんですよ。

 それは要するに国家とかに一切頼らない。自分たちは自分たちでやっていなきゃいけないから、もし国家が気に入らなければ自分たちで自分たちの国家つくってちゃえば良いじゃないかって。

 もっと根底になっている考え方は、人が暮らして行くのに「社会」は必要だけれど、「国家」ってものは本当に必要かってとこまで行くんですよ。

 そういう意味ではチョット危険な思想でもありますね。

自助論が教える「実務を極めて吠える犬となれ」

 あと、自助論は若者たちに「社会の役に立つ人になるためにはどうすればよいんだろうか」って問いかけます。

 貧しい若者たちですから、自分の生活で精一杯。だけれどこの生活を変えたいから、みんなで勉強会をやっていくと。

 その時に「社会の役に立つ」なんてあんまり考えきれない。考えきれないけれど一生懸命勉強していく。

 学のない連中がみんなで教え合って学んでいく。やっぱり半学半教ですね。福沢諭吉先生たちもやったように貧しい時は半学半教が基本です。

 デキるやつが先生役をやったり、部屋でグルグル回していけばみんなで価値が高まっていくという、当たり前のことをやっていたんです。

 そして結論が色々と出て行くんですけれど、まずスマイルズさんも、凄く教えているのは「実務(実学)を極める」ことでした。

 本を読んでばかりではダメなんだと。

 実際に使ってみて、実務を鍛えていく。そしてその熱意ある行動が人を動かす。自分だけではない。

 最初は自分のためにやったかもしれないけれど、その熱意ある行動が人を動かして、大きな力になっていくっていう話。

 ですから、名経営者なんて実際これです(笑)。実際その熱意にみんなついて行っちゃう(笑)。

 自助論は「吠える犬となれ」という教えも説いてます。

 眠れる獅子なんぞ、あんなん要らんと(笑)。吠える犬で良いんだと。

 今のインターネット社会で言うと、とにかく目立つような行動を起こして、目立つこと。

 こういう感じで自助論は進んでいくわけなんですけれど、中身は150年前の本とは思えないくらい、めっちゃくちゃ深いです。

 最近は読みやすい現代版も出ていますし、それから私も子どもにも読ませようと思ったら漫画版も出ていました。

まんがで人生が変わる! 自助論
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 漫画版は「アイドルになる!」ってやつでね(笑)、読みやすいです。

 とにかく一度読んでみてはいかがでしょう?


 

2018年3月28日

自助論 ソフトウェア 天は自ら助くるものを助く 天は人の上に人をつくらず

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