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コピーアンドペーストが“ズル”だった時代を振り返ればわかる「AI導入の必然」

コピーアンドペーストが“ズル”だった時代を振り返ればわかる「AI導入の必然」
 「マクロ(Excelのマクロ処理)はズルと上司に言われた」「他の人が作った文章をコピーアンドペーストして資料を作ったら、著作権に反していると言われた」こんな時代があったことを読者の皆さんはご存知ですか?時は過ぎ現代、AIというよく得体の知れない自動化ツールも同じような扱いを受けています。しかし、歴史は繰り返します。AIが社会に浸透することは誰も止めることができません。

ご存知ですか?パソコンを使うこと自体がズルだった時代

 ここ最近、「AI…ということにして」っていう感じで、一応『AI導入』という口実で仕事を自動化してしまおう、という流れが2017年後半から高まっています。

 以前、AIって何なの?という記事も出しましたので、こちらも併せて読んでみてください。

 参考リンク:AIで稼ぐか死ぬか?99%の人がAIって何か分かっていない今がチャンス

 実はこのAIをやりたがっているのは、意外と!我々おっちゃん達です(笑)。

 というのも、これ度々色んな所でコピペされるものがあるんですけれど、「マクロ(Excelのマクロ処理)はズルと上司に言われた」みたいな。

 そういう、要するに”釣り”のコピペがあるんですけれど、これを1番感じ取っているのは我々、おっちゃん世代のはずなんですよ。

 というのも、昔からAIによる自動化って概念はあったんですよね。

 私が社会に出たのは平成になる1年前の昭和63年でした。今は平成30年ですから約30年前の話です。

 その時からガラッと変わったのが、当時会社にはオフコンといって大型コンピュータしか無かったんですけれど、1990年に DOS/Vっていう、IBMが”世界標準”みたいなものを出しました。

 ちょうど同年に始めてAIが搭載されたドラクエ4が発売されたりもしました。

 それまで日本では、PC98というNECさんが作っていたパソコンが若干あったんですが、それが本格的に各オフィスに入り込んでいったっていうのは無くて、やっぱりDOS/Vが出たことによって世界標準のものが入ったから、どんどんオフィスにパソコンが普及していったわけでございます。

 ちょうど私もそういう時代を生きてきたんですが、では、この当時はパソコンを使ったら何と言われたかというとね!

 パソコンを使うこと自体ズルって言われたんですよ。

コピー&ペーストが泥棒、著作権侵害と言われていた

 だってまぁ、コンピュータが無かった時代(あってもオフコン=大型コンピュータ)にですよ?

 そこにみんなが各自1台使えるようなパソコンが入ってくるわけですよ。

 最初は1人1台ではなくて、まずは部署にちょっとずつ入ってくる感じなんですけれど、そのパソコンを使ってする仕事自体が”ズル扱い”。

 それもおっちゃん達じゃないんですよ、20代の人間でも徹底して抵抗したわけですよ。

 「こんな今までの仕事のやり方変えられたら困る!!」みたいな感じでね。

 当時はデータ自体を「コピーできる」っていうことが初めての体験だったわけですよ。

 ですから、コピー&ペーストなんか、「自分が作ったデータを人にとられるなんてそんなの泥棒じゃないか!!」って、そう言われてたんです。

 今と考え方が違うのが、例えば仕事中に文章を作るとしますよね?

 文章を作ったら、普通に会社のコンピュータに保存すると思います。

 ところが当時は、「これは自分の著作物!」みたいな感じで、自分のフロッピーディスクに…フロッピーディスクっていうのがあったんですよ!

 今で言うUSBメモリみたいなやつね、それに入れてしまう。若い人なんか知らないでしょ?!

 仕事中に作ったものでも、それは自分のもので、他の社員が自分が作ったものを元にして文章を作ったら「泥棒じゃねぇかよ!」っていう、こういう時代があったんですよ。

インターネットはお金持ちが使うものだった

 それから当時パソコンは、みんなそれぞれ単体で使っていて、ネットワークにつなぐなんていう考えが全く無かったんですよ。

 初めに出てきたのは、会社の仕事ではなくて趣味の域のパソコン通信。当時私はniftyやってましたけどね、

 その後に大体、会社の中でもパソコン同士をつないだり、サーバーみたいなものを設けて、そこにデータを保管したりとかが始まって、そしてその後に天下のインターネットというものが出てきたんですね。

 パソコンとインターネットをつなぐことによって、世界中の情報が取れるようになったんですね。

 ところが当時インターネットを引くっていうことは、電話代にプラスでインターネットの接続料というのがかかって…要するに金がかかったんですよ。

 ですから、ぶっちゃけると個人だったら金持ってる奴がやってたんですよね、インターネットってのは。

 私もウルティマオンラインっていうネットワークゲームをやっていまして、月8万円くらいかかった時もありました。

 お金を使う人間ってのは、今度はお金を稼ぐ方法を考えるものでして(笑)、私はゲーム内で不動産屋をやってました。

 リアルマネートレーディングっていうやつですね。それでお金を稼いだりとか、他の人は自動化プログラムとか組んじゃってキャラを自動的に育てて、育てたキャラを売ったりしていたんですよ。

 当時7〜8千円くらいかな?

 ところがそういう事をやりだすと、運営側も考えて元々育ったキャラを売り出したりとかね(笑)。

 まぁそういう時代でした。

検索エンジン対策を行うことすら邪道だった

 それから、インターネットの料金が大体固定化されて、そうなるとどうなってくるかというと、今度は商売の話です。

 商売をもっと大きくできないかって感じで、その当時から段々と、ホームページを使って営業マンの代わりをさせよう、っていう考え方が流行りました。

 その当時やらなければいけなかったことは、当時はYahoo!の時代です。googleではなかったので。

 Yahoo!に5万円払って掲載してもらう。

 これも分かりますよね?「お前らズルばっかりしやがって」って言われるんですよ。

 とにかくね〜、コンピュータ絡みの事をやるとね、とにかく「ズル!」ズルだ!ズルだ!って言われたんですよ。

 「金払ってまで、ホームページをYahoo!に載せてもらって!インチキじゃねぇか!」とか、「ホームページ載せて営業マンの代わりをさせるなんて、とんでもねーペテン師だな」とか(笑)、そんな感じで言われたものです。

 次の段階へ行くと、googleがYahoo!のアルゴリズムを駆逐しまして、googleの時代になると今度は「SEO」って奴が出てきました。
 
 googleのルールに従ってどうやって表示順位を上げていくかってなりまして。

 とにかく「検索に当てろ!当てろ!検索に当てろーー!」です。

 ルールが色々変わっていく時に、この「検索に当てろ」っていうのも「ズル」って言われるんですよ。

 とにかく何かしらですよ。自動化したりね、そういうのも全部「ズル」だし。つまり「ズル」っていうのを、ずーっと言われ続けたのが我々の時代なんですね。

AIの導入もズルと言われるだろうが流れは止められない

 googleでいうと、うちのお客様でルールを変えたことがあって。

 2014年頃に、もうブログを更新しても検索順位が上がらなくなったし、もっと言えばブログやめたからって検索順位が下がらない、って実験結果が出たので、うちのお客様に関しては芸能人以外は全員ブログやめちゃいました。

 googleのルールで検索順位が1ページ目に出るんだったらもうそれで良いじゃん、それ以上の手間をかけなくても良いじゃん。って形でね。

 うちの税理士法人のホームページも、多分2年以上更新しておりません。

 それでも検索で当たっていますからね。要するに毎日更新しなくてもね。

 あ、これも「ズル」って言われるんですけどね(笑)。

 そうやって「ズルしてる」って言われながらも、こうやって商売をやっているわけでございます。

 今年はかなり「自動化」の波がきます。

 自動化して、ズル!ズル!言ってた連中を駆逐してやろうっていうことで、私も自動化に関しては張り切ってやっていこうと思っています。


 

2018年2月23日

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