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大場保男
大場保男中小企業診断士

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起業の動機はカッコ良くなくて全然OK!ただし、正直に自分と向き合おう

起業の動機はカッコ良くなくて全然OK!ただし、正直に自分と向き合おう
 中小企業白書が伝えるところによると、起業家たちによる起業動機の上位3つは、「自己実現」「自由裁量」「社会貢献」だそうです。しかし、これは本当に本音なのでしょうか?「金儲けがしたい」「もっと大きな家に住みたい」「人を見返したい」こんな欲求が根底にあるなら、否定せずに受け入れ大切にするほうが、自分を動かす原動力が湧き上がる場合もあります。

起業すると決まったお金が入ってこなくなる

 今回のテーマは「起業の動機はカッコ良くなくて全然OK!正直に自分と向き合おう」です。

 会社に勤めているならば、黙っていても毎月、必ず自分の口座に一定額の給料が振り込まれてきます。

 この当たり前のことが、独立して起業すると大変ありがたいことだと痛感します。

 起業したら、自分で売上げを上げない限りどこからも収入は入ってきません。

 皆さんもご存知のように、起業は成功するよりも失敗する確率の方が高いため、この現実は人を非常に不安な気持ちにさせます。

 そんなリスクをおかしても、なぜあなたは起業するのでしょうか?

起業する動機の上位3項目とは?これって本音か?

 中小企業白書によると起業する動機の上位3項目は下記の通りです。
  • ・仕事を通して自己実現を目指したい
  • ・自分の裁量で自由に働きたい
  • ・社会に貢献したい
 いずれも素晴らしい動機ですね。でも、これって本音でしょうか?

 私は、46歳の時に起業しましたが、振り返ってみると会社員時代の私は、「今日は仕事らしいものはないから休んでしまおう」と勝手に欠勤していました。

 そのたびに上司から注意を受けていました。

 だから「自分の裁量で自由に働きたい」という気持ちを強く持っていました。

 しかし、「自己実現」とか「社会貢献」なんてことは殆ど考えていませんでした。

 ぶっちゃけて言うと、「やりたいことを自分の裁量でやれて生活できればいいな」というのが本音の動機でした。

 「もっと収入を増やしたい」「金を儲けて好きな時に海外旅行に行きたい」「もっと大きな家に住みたい」「人を見返したい」

 起業家の本音には、こんな動機がどこか心の片隅にあるのではないでしょうか。

 そして、本音にフタをしてはいけません。それは、自分のウソをつくことになってしまうからです。

 「社会貢献」や「自己実現」は大切なことですし、人に言えば「カッコ良いな!」と思われます。

 でも、本音の動機こそ自分を動かす原動力になるのです。

じゃあ、社会貢献ってなんだ?近江商人と「三方よし」

 では、「社会貢献」や「自己実現」は、考えなくても良いのでしょうか。

 近江商人の言葉に「三方よし」という理念があります。

 「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の三方よしを目指していく経営理念です。

 近江商人たちは、周囲の人々や世間、社会あっての商売だということを肝に銘じ、これを大事にしていました。

 現在のマーケティングでも「売り手」「買い手」「社会」の三者が“win-win”の関係になることが重要であると説いています。

 起業を成功させようと思ったら、近江商人の「三方よし」を念頭に置いておく必要があります。

 「自己実現」は、どうでしょうか。

 いくらお金が儲かっても、それが自己実現につながらないとやり甲斐があるとは言えませんよね。

 しかし、金儲けはそれに徹して、儲けたお金を自己実現のために使うという考え方や生き方もあり、それも「あり」だと思います。

 この問題に正解はありません。人それぞれの考え方があり、時代の移ろいと共に支持される価値観は変化していきます。

 だからこそ、あなたの行動の原動力につながることは何か?起業を成功させるためにはどのような考え方が大事か?

 自分なりの答えを私達は持っている必要があるのではないでしょうか?
 

2017年12月13日

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