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大原達朗
大原達朗アルテパートナーズ株式会社代表取締役/公認会計士・税理士・JMAA認定M&Aアドバイザー

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Uberへ1兆円投資 ソフトバンクの投資スタイルが変わり始めた理由

Uberへ1兆円投資 ソフトバンクの投資スタイルが変わり始めた理由
 ソフトバンクの運営する投資ファンドが、米配車サービス最大手・Uberへ1兆円規模の出資を検討していると報じられました。これまでのソフトバンクはアーリーステージへの投資を得意としてきましたが、最近では上場間近、既に上場しているレイターステージへの投資が増えています。その理由を説明します。

Uberへ1兆円投資をソフトバンクが検討と報道

 先週、米ウォールストリート・ジャーナル紙などが、ソフトバンクグループによる、米配車サービス最大手・Uberへの1兆円規模の投資検討を報じました。

 参考URL:「ソフトバンク、ウーバーに1兆円出資か 米配車最大手」朝日新聞

 もし、今回の案件が成立することになれば、ソフトバンクは2割の議決権を取ることになります。

 更に3年以内にウーバーは上場を予定しているとも記事は紹介します。

ソフトバンクの投資スタイルが変わり始めてる

 今回の出資検討は、ソフトバンクがサウジアラビアとの協業で作ったファンドによるものと見られています。

 投資額は巨額ですが議決権が2割あり、上場を見据えていることから、ソフトバンクが得意とするアーリーステージ(アリババのような)の投資ではなく、レイトステージに近い形での出資となります。

 分かりやすく言うと、まだ海のものとも山のものとも分からないベンチャーに一気に投資をかけ、爆発を狙うというよりは、まだまだリスクはあるものの、比較的短期に上場益を稼いでいこうとするものでしょう。

 こうしてみると、ソフトバンクの投資スタイルが変わり始めていることが理解できます。

 その理由は明解で、ここ最近のソフトバンクは単体ではなく、企業連合や国と組む形で複数の投資ファンドを立ち上げており、その金額規模もこれまでの数十倍になります。

 今回のファンドも10兆円程度の規模を目的として組成されていますから、この案件のように1兆円超の投資もしていかないことには、投資先を確保しきれないのです。

成長・拡大の背景に「投資」「M&A」巧者としての側面

 昨年の7月にもソフトバンクは単体で、英アーム社を約3.3兆円で買収しましたが、同社も上場会社でした。

 1社への投資額が数億→数十億→「兆」円単位に繰り上がっていく中で、アーリーステージの出来たばかりの企業に、そこまでの資金が必要であるはずはなく、結果として、ソフトバンクの投資案件のうち大型案件については、レイトステージでの投資が目立ってきているのでしょう。

 2017年に日本企業で3社目となる純利益1兆円超えを達成したソフトバンクですが、彼らが巨大化する背景には、やはり「投資巧者」「M&A巧者」としての側面があります。

 将棋で言えば、「歩」がなって「金」になるようなもので、自社の成長と共に投資先の範囲や格も上がっています。
 
 企業にとって現状維持はすなわち後退を意味し、どんな会社であっても拡大と成長を目指さねば事業継続は困難です。

 業界の成熟化、国境のボーダレス化が進む日本企業にとって、彼らのあり方は見習うべきものがあります。

2017年9月26日

UBER アーム ソフトバンク 投資 M&A

大原達朗
大原達朗アルテパートナーズ株式会社代表取締役/公認会計士・税理士・JMAA認定M&Aアドバイザー

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