節約 社長
島倉大輔
島倉大輔株式会社マーキュリーコンサルティング 代表取締役 経営コンサルタント

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ちっとも儲かってないのに地域貢献・社会貢献を声高に叫ぶ経営者はゲス野郎

ちっとも儲かってないのに地域貢献・社会貢献を声高に叫ぶ経営者はゲス野郎
 経営理念は何のために作るものかというと、スタッフを雇って人が増えていき組織が拡大した時に、個性が多様化する中でも会社が組織としてある1つの方向へ向かい、成果を出すために作るものです。儲かってもいないのに地域貢献・社会貢献なんて土台出来ませんし、その言葉自体が軽薄にすら聞こえてしまいます。

経営理念は拡大する組織にとってのコンパス

 今回は、「小さな規模なのに地域貢献や社会貢献ばっかり全面に押し出す会社は本当にゲス」という話をしようと思います。

 まず、地域貢献や社会貢献の議論をする前に、私は経営理念を持つことを全否定しているわけではないことを先に伝えておきたいと思います。

 経営理念はたしかに重要ですが、経営理念についての基本的な考え方を理解してないのに、「地域貢献」「社会貢献」を全面に押し出すのがとても浅はかな行為だと言いたいのです。

 というのも、経営理念は何のために作るものかというと、スタッフをどんどん雇うと人が増えていき組織が拡大しますが、個性が多様化する中でも会社は組織としてある1つの方向へ向かわねばなりません。

 その時に向かうべきベクトルを統一し、その方向へ向けて皆が行動し結果を出すために経営理念は作られるものなのです。

儲かってないならまず儲けろ。まだ経営理念なんかいらない。

 ですから、社長さん1人の会社や、スタッフが数人くらいしかいなくて安定していない会社には、はっきり言って経営理念なんか必要ありません。

 まずは儲けましょう。儲かったら必ず経営理念が必要になりますから、その時に経営理念を考える時間を持ちましょう。

 皆さんご存知だと思いますけれども、マズローの欲求5段階説も、最低限の食べたり、寝られる欲求が満たされて始めて、組織への所属欲求が生まれ、続いて承認欲求が生まれ、自己実現の欲求に到れると言ってます。

 順番に欲求を満たさねば、人間って次の欲求を満たせないんですよ。食えてないのに、社会に役立てないですから。

 たまに、「社会に役立つ経営理念があるから、良いお客様がうちに来てくれるんだ」って仰る方もたしかにいますよ。

 たしかに半分当たっているんですが、もう半分はその人が食える状況になっているから言える話です。

 成功者の「世の中よくするために働いたら儲かる」なんて類の話は信じないでくださいね。

 食えるようになるまでは、「売るか?地獄行きか?」っていうのが起業家のリアルであって、「世の中よくするために働いたら儲かる」なんて、必死に売って来て状況が良くなった時に、色んな思い出補正もかけて言う言葉ですから。

 立派な本を出していたって、大概が自分の会社が更に売れるための本なんで、真に受けちゃダメです。

儲けることが最大の地域貢献・社会貢献につながる

 海外の国々を見てください。

 ボランティアをやっている人や誰かのために財団を作っている人は、例に漏れず「超」がつく富裕層の人ばかりです。

 というのも西欧には、恵まれた環境にいる人が貧しい人に10分の1を分け与えると神様が喜んでくれる、という「十一献金」の概念があるんですね。

 西欧の国で貧しい人が誰かに施しを与えていると、「先に自分のことをきちんとしてから考えなさい。それは金持ちの仕事よ。」って言われます。

 「いや、海外ボランティアに行ってる日本人は沢山いる。」って言いますけれど、活動資金はどこから出ているのか?って言われたら、民間運営だろうと政府運営だろうと、誰かが稼いだお金から出ていますよね。(活動を否定しているわけではありません。)

 だから、事業を持続して利益を出して税金を払える状態の会社は、何も全面に押し出さなくたって、立派に地域貢献と社会貢献を果たしている会社と胸を張って良いのです。

 その地域にない商品・サービスを提供すること自体が地域貢献であり、組織を拡大して人を雇用できる環境を作ること自体が社会貢献です。

 変に良い人ぶるより先に、利益を出して、社員を雇って、社員に高い給料を支払えるようになって、周りの取引先にとって頼りとなる会社になったら、その時はじめて地域貢献・社会貢献って言いましょう。

 説得力が全く変わっているはずです。


 

2017年9月26日

経営理念 地域貢献 社会貢献 経営者 組織 秩序

島倉大輔
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