節約 社長
藤ノ井 俊樹
藤ノ井 俊樹株式会社エフピーアイ 代表取締役

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株価10倍以上に達するテンバガー“Ten Bagger”銘柄を見つける3つの方法

株価10倍以上に達するテンバガー“Ten Bagger”銘柄を見つける3つの方法
 投資家にとっての憧れ、それは株価が10倍になるようなテンバガー“Ten Bagger”銘柄の初期初動に投資し、高値で売り抜けることではないでしょうか?そこで今回は、テンバガー銘柄にHITする可能性の高い投資法について考えてみたいと思います。また、プロの投資家はテンバガー銘柄に対してどう挑んでいるのかも触れます。

投資家にとっての憧れ〜テンバーガー“Ten Bagger”とは?

 昨年あたりから株式市場で株価が10倍になるような大化け株の事を指す、「テンバガー」という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。

 テンバガー“Ten Bagger”とは、アメリカの金融業界における業界用語(スラング)です。

 “Bagger”は野球用語では「塁打」を意味するスラングですから、10連続ヒットと同じくらいの驚きを表す言葉と捉えておくと良いでしょう。

 ITバブル時にはヤフー(4689)にソフトバンク(9984)、近年ではガンホー(3785)のように10倍どころか100倍以上になった銘柄もあります。

 近年では短期で10倍になった銘柄をみると、時価総額が小さいとか、公開から年数が浅い銘柄に目が行きがちですが、地味ながら時間を掛けてじわじわとテンバガーの仲間入りをしている銘柄も数多く存在します。

 そこで今回は、テンバガー銘柄にHITする可能性の高い投資法について考えてみましょう。

どんな時にテンバガー銘柄は出現するのか?

 テンバガー銘柄が形成される1つ目のパターンは、業績の伸びが相場を押し上げる場合です。

 たとえば、一株当たり利益20円PER10倍の会社の株価は200円ですが、その会社の利益が増加して一株当たり利益が200円になった場合、同じPER10倍でも株価は2000円になります。これでテンバガー達成です。

 もう1つのパターンは、何らかの材料をもとに株価が人気化しテンバガーを達成する場合です。

 この場合は、業績が大きく変化するのではなく、業績を一変させるような材料を内包していて、それに火がつくパターンです。

 例えば、業績がいまいちパッとしない企業に太陽光発電の材料が飛び出し大化け。あるいは、新薬を開発し、それが将来大きな収益を生むだろうと人気化し大化けと言った具合です。

テンバガー銘柄にHITする可能性の高い3つの投資法

 テンバガー銘柄の見つけ方には、以下3つの手法が考えられます。

1)業界ごとに企業をスクリーニングする

 まずは、業績変化を目指す場合、将来にわたって業績が伸び続けるような材料を持った企業を発見する必要があります。

 この作業が比較的厄介なのですが、現在では、いろいろなサイトで「○○関連銘柄」などと企業を分類してくれているサイトも多くあります。

 そういったサイトで、例えば電気自動車関連銘柄を探し出し、その中から将来活躍しそうな銘柄を探し出しじっくり持つといった投資スタンスです。

 この投資に必要なことは、将来的な業績の伸びを期待するとともに、足元の業績が順調に推移しているか確認する必要があります。

 業績に問題が無いのに株価が下落している場合は、絶好の買い場です。慌てて投げてしまうようではテンバガーは狙えません。

2)株価が安いうちに拾っておく

 テンバガーを狙うための投資に必要なもう1つのポイントは、株価が安い時に拾っておくということです。

 300円の株価が10倍で3000円。もし全体相場の急落で株化が250円まで下落していれば目標株価も2500円になります。

 逆に400円になってから飛び乗っているようでは、目標株価が4000円になってしまいますから険しい道のりが待っています。

 元の300円からの目標達成を考えると、250円で拾えていれば2500円までは8倍強で済むのに対して、4000円になるには13倍以上になる必要がでてきます。

 長期投資になりますから、買おうとしている企業の中期経営計画なども参考になります。

3)低位株に絞って銘柄を選別する

 業績変化が大きくなる可能性があるということは、企業が小さいほど売り上げの伸びに対する一株当たりの利益寄与が大きくなることから、小型株の方が大型株よりテンバガー排出の可能性があります。

 低位株もテンバガー狙いのポイントですが、業績が悪くて株価が低位の場合、業績好転で大化けする場合もあるのですが、一方で業績悪化による破たんリスクもあります。

 低位株では最低限の財務チェックは必要になります。

プロは「頭から尻尾まで」ホールドしない

 ちなみにプロの投資家は、人気化した銘柄の値動きに便乗してテンバガーを狙う場合、核となる株と短期トレードする株を、同じ銘柄内で分けて考える投資スタンスを取ります。

 実際、株価が10倍になっても、最初から持ち続けて10倍になったという投資家は、日ごろ株価をあまり見ず、偶然10倍になったというケースが多いでしょう。

 基本200円の株価が2000円になるまで何度もトレードして、結果株価が10倍になるまでトレードするパターンの人がほとんどです。

 100株だけはテンバガー狙いで保有継続。残りの900株で短期トレードし利益を上げ、保有継続の株の実質買いコストを下げていくという戦略です。

 こうすることで、1つの銘柄をホールドし続けるリスクを避け、原資を大きくすることにより、一度の取引における複利効果を高めることも可能だからです。

 変動率の高い銘柄のテンバガー狙いは上昇期待が高い一方、下落リスクも高い「ハイリスクハイリターン投資」になります。

 短期トレードと決めた株は、下落時には確実にロスカットを入れて再度参入するなど、リスク管理の徹底が要求されます。

2017年9月8日

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