節約 社長
タナカキミアキ
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社員のやる気はお金じゃ変わらない。じゃあ、どうすりゃいいのというお話。

社員のやる気はお金じゃ変わらない。じゃあ、どうすりゃいいのというお話。
 2013年のある統計によると日本人のうち働くことに対して「やる気がある」と答えた人は31%に過ぎませんでした。キミアキ先生は、インセンティブを与えても、社員研修を実施しても、社員のやる気なんて出ないとバッサリ。じゃあ、どうすりゃいいの?というところを解説してもらいました。

世界28カ国で社員のやる気最下位の国・日本!

 今日はやる気で稼ぐ!というテーマでお話をしようと思います。

 「やる気が自然と出る会社を作って稼ぎましょう!!」っていうお話です。

 どうして、こんな「やる気」のことが大きな問題になっているのかといいますと、2013年にこんなデータが出ています。

 サンプル数が世界28カ国で33,000、従業者が100人以上の会社に、フルタイムで勤めてる人のやる気調査というのをしたんですね。

 「やる気がある人」の割合です。

 インドが1番高くて77%の人がやる気があって、2位が…もう2位になると、グッと下がるんですね〜、デンマーク67%。

 ということは、世界のほとんどは3人のうち、まぁ2人がやる気があれば良い方なんですね。

 3人中1人は確実にやる気が無いんですよ(笑)。

節約社長

 そんな状態で会社運営が出来ているわけですからね〜。

 3位はメキシコ63%。ちょっと下がって4位は大国アメリカ59%。

 そして28カ国のうち下から2番目のブービー賞が韓国で40%。

 そして日本は最下位〜!31%!!

 3人に1人しかやる気が無いっていうね(笑)。

 といった感じで、やる気が無くて、まぁ適当に働いているということが調査結果として出ているわけでございます。

途中からやる気を出させようとしても無理ゲー

 この調査結果からね、「やる気出させるコンサルタントで稼ぐ!」っていう手もないことは無いんですけれど、まあ正直言うと絶対に結果は出せませんよ。

 もうね〜、企業研修っていうのは殆ど結果出せないですから、そっちへ行ってもダメかなって思います。

 実際に企業研修やってもらえると分かりますけれども、もう、ほっとんどがボンクラですわ。

 管理職なんて特にね(笑)。

 あんな連中を鍛えたって、ど〜しよ〜も無いです。

 やっぱり1番鍛えるんだったら新入社員、新人を特に鍛えるんです。

 あの時期に鍛えておかないと、途中からやる気もない管理職をどうにかしろったってね、どうにも出来ませんて。

インセンティブを与えたってやる気は起きない

 中には、インセンティブを与えてやる気を出させよう!なんて事を考える社長さんもいます。

 でも、インセンティブにも問題ありなんですよね。

 これはもう40年前からやられている実験なんですが、箱に入った画鋲と、ろうそくと、マッチを与えて、「ろうそくのロウがこのテーブルに垂れないようにして壁に取り付けてください」というお題を出します。

節約社長

 どういうふうに実験するかというと、2つのグループに分けて、片方は普通にやってください、もう片方は賞金を出します。

 こんな具合にインセンティブを出すグループと、インセンティブを出さないグループにわけます。

 1番に出来た人には2,000円あげます!っていう感じでね。

 こんなふうにグループ分けをしてお題に取り組んでもらうんですね。

 正解を導き出すまでの時間がどれくらいかかるかというと、普通にやってくださいと言ったインセンティブ無しの方は、正解を7分くらいで出せたんですね。

 ところが、インセンティブを与えた方は…なんと10分以上かかったんです!

 つまりインセンティブを与えて、やる気を一時的に出させても、生産性は決して上がらないという結果が出てているんですね。

 この実験は40年前からやられていて、インセンティブの限界を示しています。

 蛇足ですが、先ほどの実験の正解を皆さんは分かりますか?

 ろうそくのロウがテーブルに垂れないようにして、ろうそくを壁に取り付ける。

 正解は実に単純です。

 画鋲が入っていた箱を、先に画鋲で壁に取り付けて、そこにロウソクを置いて、マッチで火をつける。これが正解です。

インセンティブが有効なのは「単純作業」だけ

 結局、こういうチョット頭を使う事に関して金銭的インセンティブを与えて、そして生産性を上げようと思っても、逆に生産性は下がるんですね。

 「いや、これ与える金額が2,000円だからダメなんだろ」って思う方もいますよね?

 これ、金額を変えるために、その2,000円を発展途上国に持って行って、インドでも実験したんです。

 ところが、2,000円が庶民にとって大金のインドでやっても結果は同じでした。

 インドの方にとって2,000円は莫大な金額になるんですけれども、結果的にはインセンティブを与えた方が必ず遅いというね。

 今度は問題を変えてみました。

 箱と、画鋲と、ろうそくと、マッチ。という形にして、同じように実験してみたんですね。

 インセンティブ無しの方と、インセンティブ有りの方でやってみたら、今度はどちらが勝つかというと、インセンティブ有りの方が勝ったんですね。

 つまり、たいして頭を使わないようなことについては、金銭的インセンティブによって生産性が上がるという結果が出ています。

 ところが、頭を使うようなことで金銭的インセンティブを与えて、瞬間的に多少のやる気を出させたとしても、頭を使うことについては逆に生産性は下がると。

好き勝手にやらせた方が社員はやる気になる

 ですからね、もう結局、頭を使う商売だったら、みんな好き勝手やらせておけば良いんですよ(笑)。

 結局のところ自主性でね、いずれ稼げるようになる。

 つまり、社員にやる気になってもらいたいんだったら、やる気を無理やり出させるようなことをするのではなくて、勝手にやらせておくほうがよっぽど良いということです。

 自分が会社を起こすってなったらね、こう決めちゃいましょうよ。

 「管理職いらん」って(笑)。

 絶対管理職なんて置かん!ってね。そして自分(社長)もあんまり現場に行かないこと。

 そういうふうにやった方が、実は良いんですよ。

 今の日本でも、…世界中どこでもそうなのかもしれませんけれど、とにかく社員は会社がきちんと教育をして!きちんと管理して!っていう流れがあるような感じなんですが、そんなのはもう無視しましょうよ。

 頭を使う商売だったらね、みんなに勝手にやらせて、勝手にやる気出して勝手に稼いでくれと。

 多分、これがこれからの時代を生きぬいていく企業形態だと思います。


 

2017年8月7日

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